咲妃みゆ、山路和弘、中山翔貴の出演が決定 1990年代のイギリスを舞台にした濃密な会話劇『スカイライト Skylight』の詳細が解禁
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(左から)中山翔貴、咲妃みゆ、山路和弘
2027年1月、KAAT神奈川芸術劇場 <大スタジオ>にて『スカイライト Skylight』を上演することが発表されていたが、この度、出演者など詳細が解禁となった。
本作は、イギリスの劇作家・デヴィッド・ヘアによる作品で、かつて不倫関係にあった男女とその息子、3人だけの会話劇。1995年にロンドンの国立劇場で初演されると絶賛を博し、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞。翌年、ウェストエンドやブロードウェイにも進出。2015年にはトニー賞リバイバル作品賞を受賞するなど、時代を超えてもなお評価されている作品。当時のイギリスの社会情勢を背景に、登場人物たちの複雑な関係性や感情の機微、駆け引きが描かれ、様々な価値観や生き方が浮かび上がる普遍的な人間ドラマとなっている。
演出は、演劇のみならず歌舞伎やオペラ、テーマパークでの演出も手掛けるなど多方面で活躍する杉原邦生。KAAT神奈川芸術劇場ではこれまでギリシャ悲劇や新作現代劇などを手がけ、ダイナミックで斬新な演出で観客を魅了した。変動する社会や多様な人間性を描く本作に、時代を捉える感性を持つ杉原が本作に挑む。
演出:杉原邦生 (C)細野晋司
そしてロンドン北西部に住む教師であり、この物語の中心となるキーラを演じるのは、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で、退団後も数多くの舞台作品で主演を務め、様々な演出家からのオファーが絶えない咲妃みゆ。キーラとかつて関係を持っていた事業家・トムを演じるのは、舞台俳優としてキャリアをスタートし、舞台・映像作品のみならず声優として幅広く活躍をする山路和弘。確かな演技力を持つ咲妃と山路の共演にご期待ください。トムの息子・エドワードを演じるのは、デビュー以降、テレビ、映画、CMと活躍がめざましい中山翔貴。キャリアも様々な3名の俳優が、濃密な人間模様を紡ぐ。
また、本作の舞台美術を手掛けるデザイナーを、公募のコンペティションで選出する新たな企みにも実施している。作品を体現するための重要な要素の一つとなる舞台美術。新たな視点や発想と共に、劇空間を立ち上げる。このコンペを通じて、劇場やアーティストが新しい才能と出会い、舞台芸術の可能性を追求する、とのこと。
会話の余白から心情を想像し、自身と他者を見つめ直すきっかけを生み出す濃密な会話劇に注目しよう。
ロンドン北西部で質素な暮らしをしながら教師をしているキーラ(咲妃みゆ)。ある日突然、かつて彼女が働いていたレストランのオーナーの息子・エドワード(中山翔貴)が、キーラの住むアパートを訪れる。一年前に亡くなった母・アリスについて語り、アリスの死から立ち直れない父・トム(山路和弘)を助けてほしいと訴える。エドワードが帰った後、同じ夜にトムもまた図らずもキーラのもとを訪れる。二人は、互いの現在の生活や、かつてレストランで共に働いていた日々について語り合い、離れていた約三年の空白を埋めようとする。しかし、実は二人はかつて不倫関係にあり、キーラは罪悪感からトムたちの前から姿を消していた。会話が進むにつれ、二人の生い立ちや生活環境、価値観の違いが次第に浮き彫りになっていく。そして、夜が明ける前、いまだに互いに惹かれ合う二人の関係に、一つの決着がつく——。
演出:杉原邦生 コメント
『スカイライト』という傑作戯曲が、僕にまた新たな可能性の扉を開いてくれようとしている そんな期待感とともに、ほのかな畏怖を感じています。
初めて戯曲を読んだとき、「これは困った」と思いました。登場人物は三人のみ。舞台は一場面だけで、時空の飛躍もなく、リアルな会話によって進んでいく。これまで手がけたどの作品よりもシンプルな構造に、自分の方法論が通用しないように感じられたのです。
ですが同時に、空間へのアプローチにまだ見ぬ可能性が秘められていると、この戯曲が語りかけてくるようにも感じました。そこで、以前から構想していた舞台美術家コンペティションを開催し、新たに出会う才能とともに空間を思考するところから始めることにしました。「困った」と思ったそのときにはすでに、この作品の演出を断るという選択肢はなかったのです。
咲妃みゆさん、山路和弘さんという確かな実力と魅力を兼ね備えたお二人、フレッシュで独特の存在感を持つ中山翔貴さん、そして厚い信頼を寄せるスタッフの皆さんとともに、新たな『スカイライト』をお届けします。どうぞご期待ください!
出演者コメント
■咲妃みゆ
『スカイライト』に出逢った時、稲妻が走ったと申しましょうか…初めて体感する衝撃が全身を駆け巡ったことを鮮明に覚えています。気づけばその衝撃は"この戯曲に挑戦したい"という高き目標へと変動していました。挑戦の機会に恵まれた今、その有り難さを強く感じております。いつかご一緒できたらと願っていた杉原邦生さん、尊敬する山路和弘さん、初共演が楽しみな中山翔貴さん。皆さんと手を携えて演劇を楽しみたいです。
■山路和弘
ずーっと昔の若い頃の話。
「お前は修羅場が好きなのか!」よく友人に言われた。
男女は、特に若い頃は、別れは突然やって来る。
穏やかに事が進む時もある。
なのにチョッとした、たった一言で修羅場になってしまう。人の心が解らないのか女心に鈍感なのか…
でもその時一瞬で空気が変わる。どんなに思い合っていても。
チクチクと心を針で刺される様な稽古場かも知れない。自虐の悪魔が誘って来る。
■中山翔貴
今回の出演が決まった時は不安もありましたが、演出の杉原さんから「自分の持っているものを生かしてほしい」と言
っていただき、この作品に懸ける思いがより一層強くなりました。
エドワードは物語を進める大きな役割を担う存在です。
舞台経験は浅いですが、咲妃さんや山路さんの背中を追いかけながら、誠実に向き合い、そして全力で作品に飛び込んでいきます。
三人で紡ぐ濃密な会話劇を、ぜひ劇場で体感してください。
公演情報
作:デヴィッド・ヘア
翻訳:小澤英実
演出:杉原邦生
出演: 咲妃みゆ 山路和弘 / 中山翔貴
【横浜公演】
会場|KAAT神奈川芸術劇場 <大スタジオ>
日時|2027年1月20日(水)~1月31日(日)
公演URL|https://www.kaat.jp/d/skylight
主催・企画制作|KAAT神奈川芸術劇場
【神戸公演】
会場|神戸文化ホール 中ホール
日時|2027年2月上旬
主催|神戸文化ホール(指定管理者:公益財団法人神戸市民文化振興財団)