キック界の未来を担う9団体の新鋭が後楽園ホールで激突! 株式会社東京ドーム主催『KORAKUEN JAMBULL』対戦カード決定
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9月27日(日)東京・後楽園ホールで初開催される『KORAKUEN JAMBULL』に出場する12人の選手たち
株式会社東京ドーム主催にて、新たなキックボクシング大会『KORAKUEN JAMBULL(後楽園ジャンブル)』が9月27日(日)、後楽園ホール(東京都)で初開催される。7月22日(水)に東京ドームシティで組み合わせ抽選会が行われ、9団体の代表による5試合と、「再起戦」と銘打たれた1試合の全6カードが決定した。
本戦カードは5試合
日本で初めてキックボクシング興行が行われてから60年。キックボクシングの歴史を支えてきた「格闘技の聖地」後楽園ホールを舞台に、NKB日本キックボクシング連盟(NKB)、ジャパンキックボクシング協会(JKA)、シュートボクシング協会、新日本キックボクシング協会、SUK WAN KINGTHONG、ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)、KNOCK OUT、Bigbang、RISE(50音順)と9団体が参加し、それぞれが培ってきた強さ、歴史、イズムをぶつけ合う。
出場資格は、プロ10戦以内で王座獲得経験のない選手。全試合60kg契約(57kg下限)で3分3R、延長なしで行われ、「ヒジあり・首相撲あり」と「ヒジなし・首相撲なし」の2ルールが採用される。
団体の枠を越え、キャリアの浅い選手にチャンスを与える試みはMMAにも先例がある。2023年、7団体合同で行われた新人育成大会『J-MMA ROOKIES CUP』で、ここでは当時18歳の鈴木崇矢がフライ級トーナメントで優勝。鈴木はその後FURY FCフライ級王者となり、現在はUFCとの契約を目指す『ROAD TO UFC』で準決勝に進んでいる。『KORAKUEN JAMBULL』も同様に、キック界の未来を担う新星が生み出されるのが期待される。
各団体の受け継いできた『イズム』について話す小林米仁プロデューサー
大会の小林米仁プロデューサーは「まずは自分の戦いを貫き、その上で各団体の受け継いできた『イズム』をしっかり体現してください」と選手たちに呼び掛けた。
抽選により各団体代表の5カードが決定:ヒジあり・首相撲ありルール2試合
各団体は4月から7月にかけ、それぞれの興行で出場者決定戦を実施。勝ち上がった9選手と、主催者推薦で復活を果たした山本龍平(NJKF)が、テーブルに置かれた封筒を順番に引き、同じアルファベットを引いた者同士で対戦する抽選に臨んだ。
その結果、ヒジあり・首相撲ありルールでは富田エレデネ(KNOCK OUT)vs 天晴(ジャパンキックボクシング協会)、神谷斗夢(SUK WAN KINGTHONG) vs リョウヤ・ハリケーン(NKB)が決定。
ヒジなし・首相撲なしルールは工藤叶雅(NJKF) vs 神谷晟丸(新日本キックボクシング協会)、門脇碧泉(RISE) vs 山本龍平(NJKF)、髙岩拓(Bigbang) vs 佐々木未夢(シュートボクシング)の3試合となった。
▼<ヒジあり・首相撲ありルール>
富田エレデネ(KNOCK OUT) vs 天晴(ジャパンキックボクシング協会)
富田エレデネ vs 天晴
富田は会社員として働きながらKNOCK OUTの王者を目指す、二足のわらじを履く選手。参戦にあたっては「何かをやりながらでも夢を追い掛けられる姿を見せたい」と抱負を口にした。蹴りを得意とするが最近はパンチでも倒せるようになってきたと成長を語っており、試合では作戦遂行能力の高さを見せたいとした。
一方の天晴は大晦日に那須川天心の試合を見たことをきっかけに格闘技を始め、自身も人を虜にする戦いを目指す。会長とともに開発した“西山ハンマー”を武器に、8月には大会へ向けタイ修行も敢行。「この試合に勝って人生を変えたい」と富田戦に懸ける決意を語った。
▼<ヒジあり・首相撲ありルール>
神谷斗夢(SUK WAN KINGTHONG) vs リョウヤ・ハリケーン(NKB)
神谷斗夢 vs リョウヤ・ハリケーン
神谷斗夢は強気な選手が多い中において、「この大会に出る選手の中で自分が一番弱いと思っている」と心のうちを隠さない。自身の武器を問われても「特にないです」と口下手なところを見せたが、試合当日は「素晴らしいムエタイ」を発揮し、そんな弱い自分がひっくり返すと意気込みを見せた。
対するリョウヤは遠慮を見せず、「NKBのモットーは倒すか倒されるか。でも僕は倒すしかできないので、そこで倒します」とKOを宣言。パンチ、中でも“ハリケーンフック”を得意にするといい、控えめな神谷とキャラクターの違いが際立つ2人は、どんな攻防を描くのか。
ヒジなし・首相撲なしルール3試合+再起戦
▼<ヒジなし・首相撲なしルール>
工藤叶雅(NJKF) vs 神谷晟丸(新日本キックボクシング協会)
工藤叶雅 vs 神谷晟丸
工藤は9年続けた伝統派空手をベースに、通常のキックボクサーにはないスピードとテクニックを見せるとコメント。会見では「あまり先のことは考えられないので、目の前の試合をとにかく勝ち続けて“この人は強いな”って思ってもらえるようになりたい」と現実的な一面を示した。
対する神谷晟丸は、ヒジありルールに出場する斗夢の弟。4人兄弟で格闘技を始め、現在は兄弟と異なるジム・団体で戦うが、初開催となる『KORAKUEN JAMBULL』に揃っての出場を決めた。兄の試合に心を動かされて格闘技を始めたという晟丸は、今度は自分が人の心を動かす試合をすることを目標にする。まずは兄弟での『KORAKUEN JAMBULL』W白星はなるか。
▼<ヒジなし・首相撲なしルール>
門脇碧泉(RISE) vs 山本龍平(NJKF/主催者推薦)
門脇碧泉 vs 山本龍平
RISE代表の門脇は空手をバックボーンに、内でも外でも戦う独特のスタイルを持つ。出場者決定戦では勝利への気持ちがぶつかり、反則で減点を受ける荒れた展開となったが、それでも勝ち星を掴み出場を決めた。混戦をもモノにする粘り強さを見せ、今回はそこから気持ちを切り替え、クリーンかつ冷静な戦いで「他を寄せ付けない圧倒的なパフォーマンス」を約束した。
そこに挑むのは出場者決定戦で破れるも、主催者推薦でチャンスを掴み直した山本。3勝は全てKOで、パンチ力だけでなく「あまり人が見ないような戦い方」を身上とする。門脇をトップ選手と認めた上で、「僕がこの大会をかき乱したい」と番狂わせに牙を研ぐ。
▼<ヒジなし・首相撲なしルール>
髙岩拓(Bigbang) vs 佐々木未夢(シュートボクシング)
髙岩拓 vs 佐々木未夢
ヒジなしルールで激戦が予想されるのが、6勝のうち4KOを記録する髙岩と、フィジカルとパンチ力に自信を持つ佐々木の一戦。髙岩はスピードやテクニックだけでなく、試合中に生まれるひらめき・格闘IQを自身の強みとし、「判定で終わらせるつもりは一切ない」と断言。
これを受け佐々木も「この中で一番強い相手」と髙岩を評価し、自慢のフィジカルとパンチ力を武器に真っ向勝負を宣言。「誰もが自分のことを知ってるようなスターになることが目標」の髙岩と「格闘技界を動かす、そういう人間になりたい」佐々木が相まみえる。
▼<ヒジなし・首相撲なしルール>※再起戦
岩永勝亮(RISE) vs 利根川仁(NKB日本キックボクシング連盟)
岩永勝亮 vs 利根川仁
第1試合では、出場者決定戦で門脇に敗れた岩永勝亮(RISE)と、リョウヤに敗れた利根川仁(NKB)がヒジなしルールで対戦。決定戦で敗れながらも健闘が評価された両者に「再起戦」として舞台が与えられた。勝者だけでなく、敗北から選手が立ち上がっていく姿にもスポットを当てる大会の姿勢が感じられる。
競技運営はRIZIN、DEEP、修斗、KNOCK OUTなどを担当する第三者機関JMOCが担い、各ラウンドで必ず優劣をつけるマストシステムを採用、延長戦は行われない。
これからを担う選手たちに期待を寄せる小林米仁プロデューサー
各団体の王者ではなく、これからを担う選手たちが主役となる『KORAKUEN JAMBULL』。小林プロデューサーは「まだ何者でもない選手が、これから伸び上がっていくところを見ていただきたい」と期待を掛ける。新たな試みを契機に次代のスターが誕生するか。
本戦出場の10選手