2日間10万歩。北海道『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO』実録ルポ――10年ぶりの朝陽と「あけましておめでとうございます!」

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『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO』 撮影=SPICE編集部(大西健斗)

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北海道の石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで、8月14日(金)・15日(土)に『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO』(以下、『RSR』)が開催された。2019年・2022年・2024年・2025年とライブレポートを担当しているが、何度来ても毎回その広大なスケールに驚いてしまう。

広大さの象徴として個人的に特に大好きなのは、会場入り口付近に並ぶ巨大な風車。風力発電によるものであり、(ハブまでの)高さは約84m、そして回る羽(ブレード)の直径は約112m。巨大な風車が広大な平野にそびえ立ち、ついつい真下から眺めてはその巨大さに感激してしまうし、離れたステージで音楽を浴びながらも眺めることができてまた感激する。

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

さて、去年に引き続き、J-WAVE『GRAND MARQUEE』から依頼を受けて、『RSR』の魅力を生電話で出発直前の関西国際空港から説明させてもらった。『RSR』に初めて訪れた時から思っていたのだが、小さな頃から知っていて単なる駄洒落としか受け止めていなかった「北海道はでっかいどう」という言葉が今更ながらしっくりきている。地元北海道新聞の記事によると、駐車場や観客がキャンプするスペースを含めると敷地面積は85万6788平方mだという。正直、日常とはかけ離れ過ぎた数字でピンとこないが、気が付いたら30分くらい歩いているなんていうことはよくあることであり、北の大地の凄みを知ることができる。

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

初日から2日目、日付が変わった8月16日(日)の日の出までに、約10万歩、距離にして約70kmを歩いたらしい。北海道でいえば札幌駅から苫小牧駅、東京なら東京駅から横須賀駅、私の地元・関西なら甲子園球場から姫路城までがおおよその目安となる距離。普段だと絶対に歩くわけない距離。要は、今年もひたすら歩き回り、観て回ったという話を書いていきます。ルポルタージュと呼ぶのは大袈裟ではございますが、それくらい徹底して、取材記者として目撃してきたものを書き記しております。てなわけで、毎年のことながら、あくまで私個人のピックアップ記事であり、過去4回のライブレポートもそうですが、まんべんなく全出演者を観て書くのは物理的に不可能。なので、皆様の読みたいライブについて書いていないことも多々あるかもですが、個人の勝手な総括・総論、いわゆる”ライター鈴木淳史が覗いた『RSR』”的な文章ということを予めご了承ください。

『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 in EZO』2026.8.14(FRI)北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

初日朝11:00過ぎに到着。すでにテントサイトは設営が終わったテントも多く、キッチンやビールサーバーを設置して、バーベキューを楽しむ姿が今年も多く見受けられる。北海道ではお花見の時など、大人数で野外バーベキューを楽しむ文化が根付いているので、みんな手際よく動いており、道外から来たインドアな私は毎年のことながら感心するのみ。ちなみにテントサイトは、ヒグマやシャケ、キツネ、エゾシカなど……北海道にゆかりのある名前で31区域に分かれている。私もホタテエリアに設営されたテントを利用していたが、もともと方向音痴ということもあり、毎回戻るのに少し迷ってしまう。それくらい広いのだ。

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

尋常じゃない数のテントが並ぶが、この他にもオートキャンプ場があり、そこは前日の13日から設営準備ができるという。フードエリアには、ジンギスカンや石狩鍋、石狩ラーメン、うどん、スープカレー、ザンギ、トウモロコシ、サッポロビールなどの北海道名物がずらりと並ぶ。コンロの上に網を乗せ、店舗や家庭で楽しむように、羊肉や牛肉を自分で焼いて食べられるのも魅力的。野菜も朝採れのものが並び、地元ではトウキビと呼ばれるトウモロコシの皮を剥がしながら食べるのも、北海道ならではのダイナミックさ。実が白いホワイトコーンで、誠にジューシー。収穫後に冷凍保存した雪解けさくらんぼなど、ここにしかないものばかり。まさに食の北海道。

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

そうそう、入場ゲートで配布されるオリジナルごみ袋も忘れてはならない。『RSR』初年度にゴミのポイ捨てを見かけたことがキッカケとなり、2000年に設立されたNPO法人ezorockによるもの。今年は「50年後も野外で気持ちよく音楽を聴いていたい」とデザインされている。フェス史上最強「ごみ13分別」も実施されている。実際に昨年の『RSR』で出た生ごみの一部を堆肥にリサイクルして育てられたじゃがいもが「おかえりじゃがいも」として入場ゲートで配られている。また、子供用にじゃがいもの収穫体験ができる企画も新たに加わった。薪割りの体験コーナーもあったりと、他のフェスにはない自然豊かな光景が広がっている。

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

ここ数年、東京や大阪の都心より気温も湿度も低いとはいえ、それでも30度を記録していたが、今年は両日とも最高気温が29度。夏なので陽射しは強いとはいえ、スタッフがホースで水を撒いていたり、あじさいガーデンと名付けられた場所ではミストも体感できたりと、やはり他のフェスと比べると涼しい。風もあるので、そう余計に感じるのかもしれない。

ラナメリサ ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:山下聡一朗

海外の有名ロックバンドたちも初ライブはガレージからスタートということで名付けられたdef garage。新旧問わずインディペンデントな活動をするミュージシャンにもスポットが当てられるステージ。一般公募枠のRISING★STARであるラナメリサが13時にライブをスタートさせる。私的にも『RSR』ライブ始めでもあるが、前説を務める主催イベンターWESSのスタッフが時間を余らせてしまったのだが、観客から歓声が跳ぶのも温かい。RISING★STARにおいて、初めてのアコギ弾き語り出演。1曲目終わりから、「こっから巻き返していくので!」という気合いも初々しくて良かった。

04 Limited Sazabys ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:堤 瑛史

いわゆる一番大きなステージであるSUN STAGEは、14時の04 Limited Sazabysから開幕。こちらでもWESSのスタッフが先述のezorockスタッフと前説としてレクチャーをしていく。「50年後、100年後も音楽の大地にしよう」という言葉は残ったし、熊本の被災地への募金についても熊本の音楽関係者に送ると丁寧に話される。あくまで個人的にではあるが、例年挨拶をするWESS若林良三氏の姿が見えないことが気になる。

本番前、楽屋エリアで若林氏に逢う機会があり、本人からも若手に任せていく旨を直接聞いていた。主催者の顔が見えるフェスは信用信頼ができるという自論があるので、若林氏のメッセージ性を感じる挨拶を聞きたいという気持ちも正直あった。しかし、これは全国各地のフェスに言えることだが、1990年後半から2000年代初頭に生まれたフェスの主催者たちは今ちょうど世代交代の時期になる。28年目となる『RSR』で、たった近年5回しか来たことがない人間でも主催者挨拶に色々と勝手に感じることはあるのだが、世代交代で闘魂伝承がされていくことは老舗の証しであり、これは素晴らしいことなのだ。どんなに良い店でも一代で終わってしまうのは悲しいし寂しい。先程の50年後、100年後も続く音楽の大地へと成熟するためにも良いことなのだと改めて感じた。余談だが、トップバッターをトッパーという表現をするのも若い新しいスタッフの感覚だなと、まもなく50歳のロートルライターには新鮮な刺激があった。

04 Limited Sazabys ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:堤 瑛史

そのトッパーである04 Limited Sazabysは、ボーカルのGENを始めとしてメンバー全員から気合いを感じる。トッパーとして最高のスタートを飾る。同じ14時スタートRED STAR FIELDのPenthouseにも向かう。浪岡真太郎と大島真帆というダブルボーカルであり、Cateenこと角野隼斗も鍵盤を担当する東京大学のバンドサークルで出逢った凄腕バンド。浪岡は、大学1年生の時に鈍行に乗って観に来た「日本で一番出たかったフェス」と明かす。RED STAR FIELDでライブを観た経験を描いた「Stargazer」を披露。StarはRED STAR FIELDから取られており、gazerとは見つめる人。つまり今RED STAR FIELDを見つめる観客のことも指しており、「みなさんの歌」という語りかけも好感を持てた。

Penthouse ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:後藤壮太郎

同じRED STAR FIELDでは、15時40分に昨年は『NHK紅白歌合戦』に初出場したハンバート ハンバートも登場。いつもは佐藤良成と佐野遊穂が同時に現れて井戸端会議のような穏やかな喋りから演奏へという流れなのだが、この日は佐藤がひとり現れてフィドルを弾き、そこに佐野がタンバリンを叩きながら現れて歌うという流れ。真っ直ぐ歌からぶつけていく姿勢に惹きつけられたが、10年ぶり『RSR』出場ということも大きかったのかもしれない。しかし、その後は、いつもどおり夢の話へと脱線していき、自ら「また10年呼ばれなくなる!」と笑う一幕も。それから、加川良「教訓1」が歌われたことには痺れた。緩急の付け方が抜群である。何故カバーしたかには一切触れないのも粋であったし、個人的には8月15日を翌日に控えた日に歌われたことには意義を感じた。

ハンバート ハンバート ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:大峡典人

そんなRED STAR FIELDエリアの後方にあるRED STAR CAFEのライブは見逃せない。ベンチが置いてあるミニステージ。18時10分からの天々高々もそうだが、この規模この距離感で、この人たちを観れるのかという贅沢さ。あふちゃんことアフロ、あいちゃんことヒグチアイによる2人だが、RED STAR FIELDスガシカオのライブ終わりをじっと待つ。時折、あふちゃんは、「のど自慢」でお馴染みの鐘を活かして、「のど自慢」ごっこをしたりしながら、すでにベンチに陣取っている観客へのサービスも忘れない。

天々高々 ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL

スガが終わった瞬間、「スガさん! かっこいいぜ!」とすぐさまライブに入ったのは、まさに生のライブ感であり、巨大なフェスでありながら、ステージからステージへとバトンが繋がっているのはリアルであった。夜からは、恒例の大人気「スナックレッドスター」がマスターの坂詰克彦(怒髪天)、ママのモリオ(モリマン)、チーママのまちゃまちゃというメンバーで大盛況と、『RSR』にとっては大事な場所である。

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

いわゆる元気いっぱいのヤングフェスキッズは思う存分に各ステージの最前でエンジョイしている中、ゆっくりじっくりフェスを味わいたい私みたいな大人世代にとってRED STAR CAFEのような様々なエリアがあるのは有り難すぎる。それで言うと、絶対に記しておきたいのは「PROVO」エリア。札幌で音楽、アート、スパイス料理などを発信するショップ「PROVO」オーナーの吉田龍太氏プロデュースによるエリア。ステージからは、ゴリゴリでバキバキのテクノDJによるサウンドも聴こえてくる中、服・雑貨・飲食の販売など古き良きヒッピー文化に心が落ち着く。

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

一昨年から登場の巨大な雪の滑り台と雪だるまも健在なので、リアルキッズ世代は大喜び。子供たちが切り盛りするキッズカフェ「らいじんぐーちょきぱー」も出店されている。後は何と言っても、巨大な櫓型のPAスペースの音響設備も素晴らしい。毎年、どんどん櫓が大きくなっており、今年も『風雲!たけし城』の如く巨大に進化を遂げていた。そんな白の後ろ側には、神社の鳥居まで設置されていた。来年は、どう変身を遂げているのか考えただけで楽しみである。そして、最初にステージに登場したバンドが地元北海道の若手バンドであるタデクイなのも、地元に根付いたブッキングであり嬉しかった。

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

greentopeも北海道の自然の匂いに包まれた落ち着くエリア。フード、お酒、コーヒーや雑貨、ワークショップのほか、ライブペインティング、ライブにDJなどが楽しめる。大人は椅子に座りお酒を呑みながら楽しみ、子供たちはブランコなどの遊具で遊んでいる。PROVOと同じ雰囲気を持ちながらも、また違う自由な場所。今年もNOT WONK・加藤修平がSADFRANK名義の弾き語りで、深い夜の時間帯である22時に歌っていた。加藤は、地元の苫小牧で「表現の交換市〈FAHDAY〉」も主催しており、北海道の音楽シーンを活性化する重要な人物。深い時間帯の深く響く歌は気持ち良かったし、毎年『RSR』で、そして色々なステージで観たい。

クリープハイプ ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:後藤壮太郎

全国各地のフェスの中でも長丁場であるはずの『RSR』だが、毎年、不思議とあっという間に時間は過ぎていく。SUN STAGEも気付くと19時のクリープハイプ。尾崎世界観は、1曲目で<夜にしがみついて 朝で溶かして>という歌詞が、まさしく『RSR』にぴったりな「ナイトオンザプラネット」を歌う。『RSR』では、朝陽に向かっての2日目大トリも真っ昼間でも観たことはあるが、本人いわく「一番いい時間帯」。空の色が夜の色に変わっていき、風も心地良く涼しくなるいい時間帯のクリープハイプはたまらない。全く同じ時間帯、RED STAR FIELDでは今年60歳を迎えた宮本浩次も登場している。体がふたつあればと悩むしかないが、どこのステージに行っても強力な演者しか出ていないというのは凄いことである。

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

撮影=SPICE編集部(大西健斗)

緑というか原生林に囲まれた道を抜けて辿り着くBOHEMIAN GARDENは少し離れたエリアにあるが、その道中も含めて、北海道の自然を体感できるので、毎年どれだけ疲れた状態で歩いていてもワクワクしてしまう。辿り着くと、牧草で作られた大きな俵型のロールに大人も子供も乗っかって観ているし、誠にリラックスができるエリア。初っ端である14時30分、Yogee New Wavesがグルーヴィーな音を聴かせてくれる。どこか秘密の楽園的な魅力がある。

Yogee New Waves ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:山下恭子

夜7時30分。その秘密の楽園には、「向井秀徳×松重豊『地獄の諸行無常セッション in EZO』」が繰り広げられることに。去年秋の日比谷野外音楽堂でのセッションも話題を呼んだふたりだが、蝦夷で観られるのは特別だ。まずは松重が現れて、朗読をする。著書『たべるノヲト。』にも収録されている「うまにそば」。中華丼と日本丼という言い回しにクスっとしながら聴いていく。読まれた台本は観客に投げ込まれているようにも見える、後方からは。「明日8月15日」という話し出しから、敢えて自らを脇役端役と言って、1日に多くの役を演じるという業界用語でいうところの「縫う」ということにも触れる。戦時の役を演じることも話し、自身が長崎で生を受けたこと、まもなく戦時の体験者がいなくなるからこそ、想像することの大事さを語る。8月15日という日を忘れないことは、特別なことでも何でも無く、ごく当たり前のことであり、ごく自然に話されるのは健全である。

向井秀徳×松重豊『地獄の諸行無常セッション in EZO』 ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:原田直樹

松重が朗読する中、缶ビール片手に向井が現れる。「THIS IS 向井秀徳!」と松重が呼ぶ、向井の常套句を松重が呼ぶのも貴重であり、向井がギターをかき鳴らすと、松重が「ボールにいっぱいのポテトサラダが食いてえ」と朗読する。向井が全国区のテレビ番組「ミュージックステーション」で歌った影響もあるのか、大いに観客は沸く。松重が座りながら首を揺らしてリズムを取っているのも生々しいライブ感であり、観ているだけで大興奮してしまう。ふたりで最後に「ポテサラ!」と合わせて叫んだのも最高である。曲終わり、近くにいた子供が「ボールにいっぱいのポテトサラダ!」と口ずさんでいて、この曲の大衆性を目の当たりに出来て感激してしまった。

向井秀徳×松重豊『地獄の諸行無常セッション in EZO』 ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:原田直樹

石焼き芋のメロディーが聴こえてくる「YAKIIMO」、1945年の戦時が鮮明に描かれた「永遠少女」、吉原県猫町が歌われる<The days of NEKOMACHI >、<くりかえされる諸行無常 よみがえる性的衝動>、<冷凍都市>といった向井お馴染みの言葉と共に、松重と一緒につむがれていく。映画『狂い咲きサンダーロード』の山田辰夫という松重の言葉にニヤリとしながら、いつの間にやらラストナンバー「はあとぶれいく」。向井と松重は立って向き合い、最後は肩を組んで互いの手を広げてお辞儀で〆。特にふたりの普通のMCといった喋り合いも無く、ただただ歌い朗読するストイックな姿勢には唸らされた。

THE PREDATORS ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:
堤 瑛史

ちなみに向井秀徳は1999年初年度『RSR』にNUMBER GIRLとして出演しており、個人的には毎年初年度出演組、そして既に書いているが地元北海道組は必ず追いかけている。そういう意味では、真っ白な大きなテントが特徴的なEARTH TENTに、21時20分登場のTHE PREDATORSにも触れないわけにはいかない。言わずもがな北海道出身の山中さわお、そして同じく北海道出身のJIRO(GLAY)を中心に、ドラマーは高橋宏貴(ELLEGARDEN)が務める。3人が現れると割れんばかりの歓声であり、待ち侘びられていたことを深く実感する。山中は「久しぶりじゃないか! みんな俺たちのこと覚えてくれていたんだね!」とストレートに喜びを爆発させながら、「こういう気まぐれに活動してるバンドなんで、次いつ動くかわからないので思う存分楽しんで!」と煽る。というのも『RSR』14年ぶりの出場! そりゃバンドも観客も感情が大爆発するわけである。

Creepy Nuts ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:後藤壮太郎

SUN STAGEトリであるCreepy NutsのR-指定が「SUN STAGEのトリ的な感じやけど、まだまだ、この後も夜更かししてライブはあるらしいな! 最高の夜更かしパーティーになるように!」と言って、「よふかしのうた」に繋げていたが、確かに『RSR』は、2日目はもちろんだが、初日からして夜更かしである。

Creepy Nuts ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:後藤壮太郎

時刻は22時30分。毎年、『RSR』に参加していて、RED STAR CAFEで怪談をしたり、昨年は、出店ブース「私設図書館 祝日」にて自身の本が展示されていたエレキコミックやついいちろう。神出鬼没な男が今年現れたのは、地元北海道のFMラジオ局「AIR-G'」スタジオブース。生放送も行なっているスタジオブースをお借りして、DJブースに早変わりさせ、御機嫌ナンバーを流していく。DJブースを飛び出して、観客と踊りながら、どこか遠くへ行ったりと好き放題プレイ! 時刻的には疲れ切っているはずなのに、何故だか凄い元気が出た。『RSR』の演目は幅広すぎる!

やついいちろう 撮影=SPICE編集部(大西健斗)

LAUSBUB ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:大谷康介

後30分で日付が変わるという23時30分からも、まだまだライブは始まる。def garageでは北海道出身のLAUSBUBが、このステージでの最後を飾る。同じ時刻、BOHEMIAN GARDENは須藤寿 GATALI ACOUSTIC SETが、このステージでのトリを飾る。チルアウトという言葉は便利に使いたくないのだが、落ち着く・くつろぐ・のんびりするといった意味合いがあるので、この時刻の、この2組にぴったり当てはまる言葉だと思う。心身ともに、そういう境地で1日目を終えられるのも理想的である。こうして、今年の『RSR』1日目は過ぎていき、それぞれテントやホテルや自宅などに戻り、2日目を迎えることになる。

須藤寿 GATALI ACOUSTIC SET ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:山下恭子

須藤寿 GATALI ACOUSTIC SET ©️RISING SUN ROCK FESTIVAL 撮影:山下恭子



 >2日目へつづく

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