『コードギアス』シリーズの20年の記憶をたどる――『反逆のルルーシュ』から『奪還のロゼ』へ『コードギアス20周年展示会』レポート
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2006年にTV放送が開始された『コードギアス 反逆のルルーシュ』から、『コードギアス』シリーズ作品が多数制作され、2026年で20周年。そんな20周年を記念した『コードギアス20周年展示会』が、2026年9月4日(金)より東京・池袋のSpace Galleriaで開幕した。会場では『反逆のルルーシュ』と『奪還のロゼ』を中心に、映像や音楽、立体展示、制作資料などを通してシリーズの軌跡を紹介。ルルーシュ役・福山潤による新規録り下ろしナレーションに導かれながら、20年にわたる物語をたどることができる。本稿では、開幕前日に行われた内覧会の模様を写真とともにレポートする。
福山潤のナレーションとともに『反逆』の世界へ
会場に足を踏み入れると、最初に待つのは「イントロダクション」。劇中の名台詞を記した縦長のバナーが幾重にも吊り下げられ、正面に設置されたモニターでは作品映像が流れる。展示内容と連動した福山潤のナレーションも加わり、来場者を『コードギアス』の世界へと案内する。
その先に広がる「反逆のルルーシュ 世界/キャラクター/ナイトメアフレーム」では、キャラクタービジュアルをはじめ、ナイトメアフレームのメカニック設定資料や、劇中に登場する小道具のプロップデザインなどが並ぶ。完成映像だけでは捉えきれない細部にも目を向けながら、物語を形作ってきた要素をあらためて見渡せる。
続く「ストーリーギャラリー」では、数々の場面を物語の流れに沿って紹介。壁面には劇中カットが連なり、ルルーシュたちがたどった出会い、対立、選択を追い直していく。場内では主題歌や挿入歌が流れる場面もあり、ビジュアルと音楽が重なることで、画面の向こうにあった人物たちの表情や言葉だけでなく、作品を観た当時の感情まで呼び起こされる。音と映像を手がかりに、物語の記憶を一つずつ繋ぎ直していく感覚が印象に残った。
このエリアには、劇中でルルーシュやスザクが手にしていた拳銃をかたどった模型も展示。画面の中で見てきた小道具を立体として目にすると、その大きさや質感にも意識が向き、拳銃を手にした場面まで具体的に思い浮かぶ。物語の世界に現実味を与え、想像を広げる展示だ。
皇帝ルルーシュと対面し、物語の転換点をたどる
「玉座の間」には、皇帝の玉座に腰掛けるルルーシュの等身大フィギュアが登場。赤と金の玉座を背に、堂々と脚を組んでこちらを見据える姿は、劇中からそのまま抜け出してきたかのよう。衣装の造形や指先まで作り込まれた姿を正面からじっくり眺められるだけでなく、玉座のそばに立って撮影できるため、ルルーシュと同じ空間に立つ一枚を残せるフォトスポットにもなっている。
「玉座の間」の先では、「ゼロ・レクイエム」から『コードギアス 復活のルルーシュ』へと展示が続く。大小のパネルと立体展示で構成された『復活のルルーシュ』のエリアでは、C.C.とルルーシュのパネルが向かい合うように配置されている。空間を挟んで互いを見つめる二人の姿が、これまで重ねてきた時間を思わせる印象的な展示だ。
さらに展示は『コードギアス 奪還のロゼ』へ。壁面には、画コンテとそれに対応する完成カットが並ぶ。画コンテで示された画面レイアウトや人物の動きが、完成した画面でどのように表現されたのかを見比べられる展示だ。時代と登場人物が変わっても、『反逆のルルーシュ』から積み重ねられてきた“ギアス”と反逆の物語が、その先の世代へ受け継がれていく流れを確かめられる。
一本の線から完成映像へ――制作の痕跡を間近に
物語を振り返った先にあるのが、「クリエイティブアーカイブ」。ここではキャラクターの表情や演技を描いた作画資料など、アニメーション制作の過程に触れられる。鉛筆や色鉛筆による繊細な線、作画用紙に残された書き込みを間近で見ると、完成映像では一瞬で通り過ぎる表情や仕草が、一枚ずつ描き込まれていることが伝わってくる。一枚の絵が映像へ変わっていく過程を想像しながら、作品の舞台裏に目を向けられる、ファンならじっくり見ておきたいエリアとなっている。
「20thクロニクル」では、シリーズが歩んできた20年の年表が用意されており、作品や企画が重ねられてきた時間を、2006年から現在まで続く歩みを確かめられる。さらに「エンディング&コメント」には、『反逆のルルーシュ』『奪還のロゼ』の関係者から寄せられたお祝いのメッセージと、キャラクターパネルが一堂に並ぶ。署名やイラストを交えた言葉をたどり、キャラクターたちと再び向き合いながら、20周年の展示は締めくくられる。
描き下ろしビジュアルを使用したグッズも展開
展示を見終えた先の物販エリアには、『反逆のルルーシュ』メインアニメーターの千羽由利子と、『奪還のロゼ』キャラクターデザイン・メインアニメーターの島村秀一、両名による描き下ろしビジュアルを使用したグッズが並ぶ。定番のアクリルスタンドをはじめ、アクリルヘアゴムや靴下といった実用的でかつファンには嬉しい、幅広いアイテムが展開されている。
『反逆のルルーシュ』を知る人にとっては、物語と出会った頃の記憶を呼び戻す機会に。『奪還のロゼ』からシリーズに触れた人にとっては、その源流と20年の積み重なりを知る入り口になるだろう。映像、音楽、制作資料を行き来しながら、『コードギアス』が歩んできた時間を自分自身の記憶と重ねてみてほしい。
『コードギアス20周年展示会』は東京会場は10月12日(月)まで。その後、11月6日(金)~2026年12月7日(月)に大阪会場、2026年12月25日(金)~2027年1月25日(月)に福岡会場にて開催。
取材・文・撮影:奥山貴嗣
イベント情報
『コードギアス20周年展示会』
開催期間:2026年9月4日(金)~2026年10月12日(月)
開催時間:10:00~21:00
会場:Space Galleria
(〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-20-7 アニメイト池袋本店8F)
日時指定券(2026年9月4日~9月6日)2,200円(税込)
指定期間中有効券(2026年9月7日~10月12日)2,200円(税込)
当日券 2,500円(税込)
①10:00~10:30/②10:30~11:00/③11:00~11:30/④11:30~12:00/⑤12:00~12:30/⑥12:30~13:00/⑦13:00~13:30/⑧13:30~14:00/⑨14:00~14:30/⑩14:30~15:00/⑪15:00~15:30/⑫15:30~16:00/⑬16:00~16:30/⑭16:30~17:00/⑮17:00~17:30/⑯17:30~18:00/⑰18:00~18:30/⑱18:30~19:00/⑲19:00~19:30/⑳19:30~20:00/㉑20:00~20:30
※9月19日(土)のみ、入場開始時間が【11:00】となります。他日程とお時間が異なりますので、ご来場の際はお間違えのないようご注意ください。
■大阪会場
開催期間:2026年11月6日(金)~2026年12月7日(月)
開催時間:月~金 11:00~20:00 土・日・祝 10:00~20:00
会場:Space Gratus
(〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋4-15-17 アニメイト大阪日本橋別館3F)
開催期間:2026年12月25日(金)~2027年1月25日(月)
開催時間:10:00~20:00
会場:Space Galleria FUKUOKA
(〒810-8544 福岡市中央区天神2-1-1 ラシック福岡天神8F)
主催:株式会社ムービック
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