竹中凌平×仲田博喜×福澤希空「ぶつかるからこそ密に話し合いを」~舞台『ブルーロック』5th STAGE―新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)開幕―インタビュー
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(左から)福澤希空、竹中凌平、仲田博喜
2026年10月1日(木)から上演がスタートする「舞台『ブルーロック』5th STAGE―新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)開幕―」。新たなキャラクターを迎え、舞台シリーズとしての最終章へ突入する。稽古開始を目前に控えたタイミングで、初演より潔世一役を務める竹中凌平、今作より初登場となるミヒャエル・カイザー役の仲田博喜とアレクシス・ネス役の福澤希空にインタビュー。今作への意気込みを聞いた。
――まずは皆さんの共演歴についてお聞かせください。竹中さんと仲田さんは2021年上演の『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE -episode of FUTURE-以来ですね。
竹中:よく覚えています。当時は新型コロナウイルスの影響で一部の公演ができなくなってしまって……そっか、ご一緒するのは5年ぶりぐらいなんですね。
仲田:そんなに経ってるんだ。その前にも別作品で一緒にやってきたし、気を使わないでいられる間柄。僕は今作からブルステカンパニーとして参加しますが、凌平が初演から積み重ねた時間とのブランクを埋められるくらい信頼関係はあると思っています。
竹中:僕もです。久しぶりにこうしてお会いしたんですけど、博喜くんはいい意味で変わっていませんね。
竹中凌平
――福澤さんは、竹中さんと仲田さんとは今作で初共演とのこと。顔合わせなどでの印象は?
福澤:最初にご挨拶したときは役の印象も相まって、お二人ともクールそうなイメージだったんです。でも、こうして取材の場や合間にお話しさせていただいていると、本当にすごく丁寧で穏やか。そのギャップに打たれちゃいました。
――いよいよ『新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)』の物語が始まります。竹中さんは初演から出演されていますが、改めてどんな心境ですか。
竹中:「4th STAGE」の後に『-EPISODE 凪-』が2回あったので、「まだかな、まだかな」って気持ちでした。ようやく、やっと潔くんの人生がまた始まるのかと思うと嬉しいです。僕が最初に構想として伺っていたのは「4th STAGE」にあたるストーリーのところまででした。それが、お客様の温かい声援のおかげと『ブルーロック』という作品の力があって、それ以降のお話もできるようになって。しかもこれだけ短いスパンで次のお話をやらせてもらえていて、「ついにここまで来たか」と同時にあっという間だったという感覚もあります。
――シリーズ初参加となる仲田さんと福澤さんはいかがでしょうか?
仲田:舞台『ブルーロック -Re EPISODE 凪-』の千秋楽でサプライズ登場させていただいたんですけど、なんてお客様の愛にあふれた現場なんだろうと感じました。どんな雰囲気になるんだろうと考えながら当日を迎えたんですが、実際出てみると今までに感じたことのない空気感があって。これ、言葉で表すのがすごい難しいんですけど……黄色い声とはまた違った声援というか。本当にお客さま方が大切にしてくださっているんだっていうことを感じて、胸がキュッとなりました。同時に、責任はすごく重いなと。しっかり作っていかなければいけないと覚悟しました。
福澤:アレクシス・ネス役に決まったと聞いたときは、ひたすら嬉しさでいっぱいでした。周りの人たちみんなが知っている作品で、リアクションもたくさんありましたね。ただ、もうすぐ稽古が始まるんだと考えると、日に日に緊張感が増していって。今はとにかく頑張って、本番までに必ず仕上げていかなければという気持ちです。
――今作のストーリーについて。竹中さんが考える潔 世一としての見せ場や変化は?
竹中:最初から最後までカイザーが立ちはだかってくる、その大きな壁をどうやって倒すかっていうのが軸ですね。変化としては新しい技として超越視界(メタ・ビジョン)や左足のダイレクトシュートが出てきますし、“主人公感”というキーワードも出てきます。同時に膨大なセリフも伴ってくるので、僕個人としてはそことの戦いもありつつ。あと、潔くんの口が……悪いです(笑)。
――今作で立ちはだかるのが、同じチームの絶対的エースであるミヒャエル・カイザー。稽古前の段階ですが、演じる仲田さんはどのように人物像を捉えていますか?
仲田博喜
仲田:圧倒的最強、それに尽きます。潔の上位互換であり、潔が目指すところであり最大の壁です。なので、しっかりと説得力を持たなければなと。クールでもありつつ、無邪気でもあり妖艶でもある。みんなの“大好き”が、みんなの思う“かっこいい”が、みんなの思う“敵”が、理想のイメージが詰まった、本当に“皇帝”と呼ばれるにふさわしい存在だなと。そんなキャラクターを演じさせてもらえるのは光栄であり、プレッシャーでもありますね。
――福澤さん演じるアレクシス・ネスも一流プレイヤーであり、カイザーへの信頼が厚い人物。演じる上で、どのようなイメージをお持ちですか?
福澤:なにより一貫しているのが、ネスにとってはカイザーが大好きで絶対的存在であるということ。僕個人と重なる部分としては、負けず嫌いなところや、嫉妬する一面。共感できる部分ですし、大切に演じたいと思っています。
――竹中さんも仰っていた通り、潔とカイザーの対峙が今作の主軸となります。お二人による関係性の構築が重要になってきますが、現時点でのアプローチは?
竹中:それこそ、前にご一緒したときも僕らは主人公とラスボスでしたね。
仲田:今回またそういう立ち位置でやれるのは楽しみですよ。ね、先輩。
竹中:やめてください、僕が後輩です! 敵対する間柄ですが、僕は特別に何か意識することはないです。でも、稽古が進むにつれて役と同じく険悪になっていくかもしれないですけど(笑)。
仲田:もしかしたらね(笑)。色々な作り方があると思うけど、ぶつかるからこそ密に話し合いを重ねなきゃいけない部分は絶対にある。言いたいことが言える関係性が変わってなきゃいいな。
竹中:もし変わってたらすぐ言ってください(笑)。
――今作も試合シーンが盛り込まれてくるかと思いますが、仲田さんと福澤さんはサッカーのご経験は?
福澤:僕は完全に初心者です。どれくらいできるかは未知ですね。
竹中:博喜くんはサッカー経験者ですもんね?
仲田:よくぞ聞いてくれました! なんと小学2年の頃に……1年だけ(笑)。そのときは怪我をしてしまって続けられなくなってしまったんですけど。うちの家族がサッカーに携わる仕事をしているんですよ。父の兄がコーチをしていて、父ちゃんもサッカーをしていて。
竹中・福澤:へー!
仲田:なので、僕と兄は最初に触れたスポーツがサッカーでした。こうして役者というお仕事で携わるのは何か運命を感じますね。
福澤:思い出しました。僕も小学2年くらいのときに……。
仲田:おっ、同じ時期じゃん! やっぱ、サッカーやってた?
福澤:そのあたりに、たしかに初めてサッカーに触れたなって……公園で友達とちょっとしたパス回しをした記憶があります(笑)。
仲田:じゃあ、まぎれもなく初心者ということで(笑)。
福澤希空
――今作で潔、カイザー、ネスが所属しているチーム『バスタード・ミュンヘン』の本拠地はドイツ。思い浮かぶものやイメージは?
仲田:これ、せーので一斉に言っても合う自信あるよ。
竹中:絶対合わな……まあ、合うか?
福澤:待ってください、頭が真っ白です(笑)。え、もう決まってます? どうしよう……!
竹中:じゃあさ、ネス役としてカイザー役の博喜くんが言いそうなやつを言い当ててみようよ。
仲田:いいね。カイザーとしては、やっぱりネスには当ててほしい。
福澤:一気にプレッシャーが(笑)。ちょっと、一回調べてみていいですか?
仲田:大丈夫、絶対合うから。ちなみに、さっき取材前に話してたときにもその話題になりました。
福澤:僕がその単語を言ってたってことですか!?
竹中:言ってた(笑)。いけるいける。
仲田:せーの。
竹中・仲田:ビール!
福澤:……すみません、わかりませんでした!
仲田:さっき俺らで「お酒何飲むの?」って話してたじゃん?
福澤:そうだ、自分で言ってました。「ビールです」って。悔しいー(笑)!
――『新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)』は欧州の強豪クラブから選手が参戦しますが、皆さんが個人的に行ってみたい国は?
仲田:ヨーロッパって行ったことないんだよな。二人はある?
竹中:ないです、行ってはみたいんですけど。
福澤:僕もないです。でも、ドイツの話をしてたら興味が出てきました。
仲田:もし行ったら何したい?
福澤:それはもちろん、ビールを飲みます。
竹中:伏線回収した(笑)。
仲田:いいね、飲もう(笑)。でも、ドイツのサッカーは実際に見てみたいよね。本場のドイツのビールを飲みながら。
福澤:僕はあんまりヨーロッパのこと詳しくないんですけど、第一印象だとイタリアですかね。名前の響きが可愛い感じがして好きですし、観光名所も多いイメージなので楽しめそうです。
竹中:めちゃくちゃ迷ったんですけど……僕もやっぱりドイツです。小学生のときに図書室で読んだ『アンネの日記』に衝撃を受けて。歴史的な面も含めて、ちゃんと現地を見てみたいなと思いました。
――最後に、公演への意気込みや読者へのメッセージをお願いします。
福澤:ネス役で出演できることがすごく嬉しいですし、今作から新しく登場するキャラクターとしても作品を盛り上げなきゃいけないという責任も感じています。ぜひ、劇場で一緒に盛り上がってくださると嬉しいです。お待ちしております。
仲田:僕は最終章からの参加ですが、カンパニーが繋いできた熱量を絶やすことなく、カイザーという皇帝として、潔の壁になっていきたいです。世界の強豪チームが繰り広げる試合を、ぜひ劇場で体感してください。
竹中:実写映画が上映されたり、アニメ第3期の制作も決まっていたりとまだまだ『ブルーロック』の人気のすごさを感じています。これまで舞台を見てくださった方はもちろん、今作から興味を持ち始めた方、原作が好きな方にも楽しんでもらえると思います。皆様の期待に応えられるよう精一杯頑張りますので、ぜひお越しいただけると嬉しいです。
取材・文・撮影=潮田茗
公演情報
舞台『ブルーロック』5th STAGEー新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)開幕ー