【新極真会】10/10・11に『骨髄バンクチャリティー第58回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』開催! 緑健児代表が大会への展望を語る「世界大会へ新しいエースが誕生する!」
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新極真会・緑健児代表が10月10日(土)、11日(日)開催の『第58回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』見どころを語る
新極真会『骨髄バンクチャリティー第58回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』が10月10日(土)、11日(日)、東京体育館で開催される。
同大会は、体重無差別で空手日本一を決めるとともに、2027年の第14回世界大会に向けて男子上位4名、女子上位2名が日本代表に決まる第一次選抜戦だ。
体重無差別で空手日本一を決めるとともに、2027年の第14回世界大会に向けて男子上位4名、女子上位2名が日本代表に決まる
世界の強豪が存在感を増す中、日本の巻き返しを担う新たなエースは現れるのか。新極真会の緑健児代表に代表選考の行方、男女組手と型の注目選手、初めて空手を見る人にも知ってほしい観戦の魅力を聞いた。
緑健児代表
「日本を背負って勝つ」という強い意志を
――今回の全日本大会はどのような大会に位置づけられているか教えてください。
緑 空手日本一を決める大会であると同時に、来年の世界大会の第一次選抜戦です。男子は上位4名、女子は上位2名がそのまま日本代表に決まります。今回が新しいエースの誕生する大会になればと期待していて、非常に重要な大会です。
――今回の第一次選抜で代表入りを決めることはどのような意味があるのでしょうか。
緑 ここで代表に決まった選手は世界大会まで1年をかけ計画的に準備ができます。私たちの時代も、選ばれた4名は1年間をかけ準備しました。これは選手にとって大きなアドバンテージになります。
男子代表は16名で、残る12名は来年5月に開催予定のJFKO全日本大会を経て選考します。JFKOは階級別の大会なので、軽量級にもチャンスがあります。JFKO全日本大会の結果を軸に、過去の実績や全体のバランスも考慮しながら決定されます。
――前回の全日本で王座が海外に流出し、KCCでは男子ベスト4を海外勢が占めました。この結果をどのように受け止めていますか。
緑 全日本は大山倍達総裁が始められ、57回の歴史を重ねてきました。その中で、昨年カザフスタンのアンジェイ・キンザースキーが初めて外国人王者になりました。選手は一生懸命戦っていますから、厳しく責めることはできません。一方で、それだけ国際化が進んでいるということで、来年の世界大会へ向けてまさに赤信号だと受け止めています。
極真空手が分裂し、さまざまな流派・団体がある中で、男子の世界王座を守っているのは新極真会です。第14回世界大会では、絶対に海外へ王座を渡してはいけないという使命があります。今はキンザースキーが頭一つ抜けた状態です。KCCは3試合ほどでしたが、世界大会は2日間で6、7試合を戦います。私は彼の弱点は下段だと思っていて、日本代表がチームとして攻略していかなければなりません。
――世界で勝てる日本代表には、何が必要でしょうか。
緑 島本雄二が世界大会を2連覇し、入来建武が全日本を3連覇した時代は、「この選手がいるから大丈夫だ」という絶対的なエースがいました。ですが今はまだ、そういう存在がいません。
だからこそ、今大会を勝ち上がった選手には「俺がエースだ。俺が絶対に日本を背負って勝つんだ」という気持ちを持ってほしい。先輩たちが築いてきた世界大会の王座を、自分たちの代で海外へ渡さないという強い意志と覚悟を持ち、1年間を過ごしてもらいたいです。
「俺が絶対に日本を背負って勝つんだ」という気持ちを持ってほしいと緑健児代表
混戦の男子、絶対女王を追う女子
――男子で、エース候補として期待している選手を教えてください。
緑 渡辺優作・和志の兄弟、遠田竜司が挙げられます。また岡田侑己は2年前の第1回KCCでいい戦いをしていましたし、1年あればさらにスピードも強さも増すでしょう。
若手では、JFKO全日本大会の男子軽重量級を制した塚本慶次郎です。成長のスピードが非常に速い。今大会で上位、あるいは優勝となれば、一気にエースになる可能性があります。
大型の堀之内陽逞もいます。今名前を挙げていない選手も含め、この大会でベスト8、ベスト4へ駆け上がる選手に期待しています。
――無差別で行われる大会ですが、その中で軽量級選手の活躍も見どころになると思います。
緑 そうですね。私が空手を始めた原点も「大きい人間に勝ちたい」という思いでした。今回は軽量級王者の澤井天心をはじめ、軽量級、軽中量級、中量級から出場する選手が増えています。また諸流派からは白蓮会館の多田大祐、極真拳武會の片桐大也といった選手も挑戦します。
簡単なことではありませんが、延長、再延長で判定がつかなければ、体重判定に進むルールもあります。軽量級の選手は、そうしたルールも計算しながら戦える。「小よく大を制す」のが無差別の醍醐味です。軽量級、軽中量級、中量級の選手がベスト8、ベスト4へ入ってくれば、大会はさらに面白くなると思います。
――女子は2つの代表枠を争います。展望をお願いします。
緑 女子には絶対女王の鈴木未紘がいます。全日本4連覇が懸かりますが、代表入りにかなり近く、盤石ではないかと思います。もう一つの枠は、藤原桃萌と目代結菜の争いが中心になるでしょう。両者の勝者が代表権をつかむ可能性が高い。ただ、その予想を覆して鈴木を脅かす選手が出てくれば、面白い大会になります。
――型部門の注目選手と、観戦のポイントを教えてください。
緑 男子は前回優勝の角野将太が勝てば2連覇です。チャンピオンとしての自覚を持ち、この1年頑張ってきました。志村朱々璃もすごく頑張っていますし、40歳で挑戦を続ける竹島雅之にも注目しています。
女子は前回王者の星芽里に、世界王者の田中利奈が加わることで注目度が高くなります。若い選手だけでなく、年齢を重ねた選手も目標を持てるのが型のよさだと思います。しなやかさや柔軟性は失われていくかもしれませんが、その分、経験から生まれる渋みや緩急がある。生涯現役で挑戦する選手の姿は、多くの方のお手本にもなると思います。
「小よく大を制す」のが無差別の醍醐味
――初めて観戦する方には、どういったところを見てほしいですか?
緑空手は「礼に始まり、礼に終わる」といいます。選手たちは厳しい稽古を乗り越えてきたからこそ、対戦相手を尊敬しています。勝っても負けても、きちんと礼をする。その姿をまず見ていただきたいです。
試合では顔面への手技は反則ですが、蹴りは有効です。大山総裁は、華麗な組手で一本を取り、相手を倒しなさいと教えていました。私たちも今、一本を取れる選手の育成に力を入れています。多彩な技による一本勝ちも、ぜひ楽しみにしてください。
――2日間の無差別トーナメントならではの魅力は何でしょうか。
緑 最後は心の勝負です。必ず、心の強い選手が勝つ。準決勝、決勝まで進めば、選手はもうボロボロです。けがも痛みも抱えながら、それでも勝負を捨てず、絶対に諦めない。その姿に感動していただけると思います。
階級制なら同じ条件の選手同士ですが、無差別では20キロの体重差がつくこともあります。小さい選手が大きな相手へ立ち向かい、勝つ可能性がある。それは来年の世界大会にもつながります。日本の選手が自分より大きな海外選手に立ち向かって勝つからこそ、感動が生まれるのだと思います。
――最後に、会場へ足を運ぶ方へメッセージをお願いします。
緑 今大会は世界大会の前哨戦です。ここで選手の顔を覚え、来年の世界大会まで応援していただきたいです。選手も観客の皆さんの大きな声援の中で戦いたいと思っています。大山総裁の時代は、常に満員の会場で私たちを戦わせてくださいました。その熱気を受け継いでいきたいです。
そして、強さの先にあるものは優しさです。強くなればなるほど、人に優しく、思いやりを持つ。私たちは子どもたちにもそう教えていますし、選手たちも本当に素晴らしい選手ばかりです。日本が世界に誇るフルコンタクト空手を、ぜひ会場で見ていただきたいです。
大会への期待は大きい緑健児代表
男性 組手トーナメント表
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