クイックサンド、約4年ぶりの来日公演が決定【コメントあり】
クイックサンド
クイックサンドの約4年ぶりとなる来日公演が決定した。
最新アルバムを引っ提げ開催される本公演は、2027年2月5日・6日に渋谷DIVEにて開催。また、ドラムカンが両日出演することも発表された。
なお、本日・10月12日(月・祝)12時よりのオフィシャル先行がスタートしている。
ウォルター・シュライフェルズ(Vo/Gt) コメント
Quicksandと一緒に東京での最高な2公演のために日本に戻れるのが本当に楽しみだ!新作アルバム『Bring On The Psychics』の曲や名曲たちの数々をプレイできるのは、俺たちにとってもすごく特別なものになるはずだ。さあ、ブチかまそうぜ!(Let's fucking go!)
『Bring On The Psychics』
1990年にニューヨークで結成されたクイックサンドは、ハードコアの攻撃性に重厚でグルーヴ感あふれるザクザクとしたリフを融合させ、意図せずして今日「ポスト・ハードコア」として知られるジャンルを生み出した。
90年代にメジャーレーベルから発表された2作の名盤——1993年の『Slip』と1995年の『Manic Compression』を残し、バンドは人気の絶頂期で解散。しかし2012年に再結成を果たし、『Interiors』や『Distant Populations』をリリースした。その精神を受け継ぐ新作『Bring On The Psychics』は、ギタリスト/ボーカリストのウォルター・シュライフェルズ、ドラマーのアラン・ケイジ、ベーシストのセルジオ・ベガからなるクイックサンドにとって、バンドのこれら2つの時代を音でつなぐ架け橋であり、新たな章の幕開けとなる作品。今作は、90年代のインフルエンシャルなヘヴィ・サウンドと同等の重厚さを持ちながら、近年のアプローチに見られる野心的な実験精神も保ち続けている。
「間違いなく、これまでで一番スムーズにレコーディングできたアルバムだよ……比べものにならないくらいね」と、Drug ChurchやDrainを手掛けたジョン・マークソン(Jon Markson)を迎えて制作された『Bring On The Psychics』についてウォルター・シュライフェルズは語る。「全体を10日ほどで仕上げて、あとは細部を詰めていっただけさ」
シュライフェルズはこの急速なクリエイティブの爆発について、クイックサンドを再び巡航高度まで引き上げて以来、バンドがいかに精力的に活動してきたかによるものだと分析。『Distant Populations』のリリース以降、クイックサンドはリフューズドやホット・ウォーター・ミュージックとのツアーを敢行し、『Slip』の30周年記念ツアーを行い、さらにSonic Temple Festivalではメタリカやアリス・イン・チェインズと同じステージに立った。しかし皮肉にも、歪みの効いたアンセムトラック「Regenerate」でシュライフェルズ特有のシャウトを取り入れるきっかけとなったのは、2024年にクイックサンドがカバーしたリフューズドの「Liberation Frequency」だった。
「あの曲をレコーディングしたことで、もっと野生的に攻めていいんだという許可を自分たちに与えられた気がする」とシュライフェルズは明かす。「それは一つの進化だったと思うし、今では過去のどの時期よりも自分たちのアイデンティティにしっくりきているよ」
そのアイデンティティには多面性がある。オープニングを飾るキャッチーでヘヴィな「Get To It」から、シューゲイザー的な壮大さを誇る「Crystallize」まで、バンドは『Bring On The Psychics』で実に幅広い音像を展開しているが、どこを切っても常にクイックサンドならではのサウンドが響いている。また、往年のファンすらも驚かせるような心地よいバラード「Days You Run To」に象徴されるように、音楽的な振り幅も広げている。
「僕にとってあの曲は、Fugaziがもっとチルなナンバーでやっていたような感じなんだ」と、このメロウな楽曲のフィーリングについてシュライフェルズは語る。「Quicksandのピンク・フロイド的な側面を表現できるような、よりスケール感のある楽曲があるのは最高だね」。『Bring On The Psychics』は、彼らのクリエイティブなビジョンがより完全に統合された形で結実した作品となっている。
科学者カール・セーガンの名言にインスパイアされた『Bring On The Psychics』で、シュライフェルズは現在の現実を通して自らの過去を見つめ直している。「このアルバムでは、『壁を壊せ(break down the walls)』や『今すぐ始めろ(start today)』といった初期のルーツや影響に立ち返ったんだ」と彼は説明する。「ハードコアやユース・クルーが好きかどうかに関わらず、それらの作品が本当に素晴らしいのは、当時の時代背景に語りかけ、より良い未来への選択肢を示してくれたからなんだ……モッシュパートと一緒にね。それこそが、僕がこのアルバムに持ち込みたかったエネルギーなんだよ」
さらにアルバムでは、「Cool Guy」でのセルジオ・ベガによるタイトなベースグルーヴから、タイトルトラックでのアラン・ケイジによるダイナミックなドラミングに至るまで、クイックサンドの卓越した技術力が存分に発揮されている。「アランのオカズ(フィルイン)の多くは僕のヴォーカルに寄り添うように展開されているし、僕とセルジオは常に息を合わせてプレイしている。でも、彼が僕より一音早く入ってくるような緻密な掛け合い(スレッディング)もあるんだ」とシュライフェルズは解説する。「音楽的には、これまでで最高のバンド状態になっていると感じるよ」
『Bring On The Psychics』によって、クイックサンドは自らが開拓を支えたサウンドを再び再定義してみせた。そして彼らは、自分たちの音楽的旅路を歩んできたすべての人々とこのアルバムを分かち合えることを心待ちにしている。
「これらの曲をライブで演奏するのが本当に楽しみだよ」とシュライフェルズは語る。「このメンバーと今も一緒に音楽を作り続け、さまざまな場所へ届けられることを本当に幸運に思っているよ」
ツアー情報
日時:2027年2月5日・6日 18時開場/19時開演
会場:渋谷DIVE