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『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』って、実際どんな感じで呑めるの? 日本酒の楽園を総力体験レポート

2026.11.3
レポート
イベント/レジャー

『上諏訪街道 街あるき呑みあるき 2026』

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伝えたい、この愉しさ

前回の「予習街あるき」レポから1年。ついに、『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』本番の体験レポート・2026年版をお届けするときがやって来た!

例年秋に開催される『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』(シンプルに「呑みあるき」と呼ぶ人が多い)は、上諏訪・甲州街道沿いにある酒蔵密集エリアを舞台とした、五蔵いっせいの蔵開きイベントだ。それぞれの蔵が出来立ての新酒や自慢の銘酒をふるまい、事前にを購入した参加者は4時間にわたってそれらが飲み放題となる。酒蔵とおつまみ屋台を巡りながら、青空のもとで上諏訪の美味いモノを丸かじりする……そんな趣向だ。

2026年の開催は10月3日(土)、ピッカピカの快晴!「諏訪市木遣保存会」の皆さんによる木遣りが高らかに響く中、イベントがスタートした。

『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』は、諏訪湖の花火大会と並ぶほどのエリアの名物イベントなのだが、実際のところどういうコンテンツがあってどういう雰囲気なのか、具体的なことはweb上にほとんど公開されていない。参加3,000枚は例年すぐに完売だというし、おそらくそんな事細かに世界へ向けてアピールする必要がないのだと思う。
本記事では、そんな未だ知られざる(?)『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』の内容について、出来るだけリアルなイメージが湧き上がるようにお伝えしていこうと思う。呑みたくなってしまったら、ゴメンなさい。

受付はオフピークがよさそう

東京から参戦した取材班は、呑みあるきスタート時刻(13時)の20分ほど前に上諏訪駅に到着。見れば、駅前のビル2階にある受付に向かって、歩道橋を埋め尽くす長蛇の列が形成されている!

おわかりいただけるだろうか。駅前の「アーク諏訪」へと続く、歩道橋上の行列が…… (小杉撮影)

イベントに参加するためには受付でオリジナル絵枡を受け取らなければならないため、13時からすぐに飲みはじめたい場合は早めに受付を済ませておく必要があるようだ(ちなみに受付は11時から)。

参加者に配られるオリジナル絵枡と会場マップ(お酒リスト)、目印ステッカー。

今回は取材での入場のため直接会場へ向かわせてもらったが、自分が個人で遊びに来る時には絶対に早めに来よう……としみじみ思った。もしくは反対に、13時を大きく過ぎてから受付するというのもアリかもしれない。

飲み歩き開始!〜①「舞姫」〜

13時ごろの会場風景

呑みあるき会場は、歩行者天国となった甲州街道およそ500mほどの区間だ。よ〜し街道沿いにある五蔵の中で、まずはいちばん駅寄りにある「舞姫」から呑みあるきスタートだ、すぐ呑みたいし!……と勇んで向かって行ったら、どうやらみんな同じ発想だったようで、これまたなかなかの大行列が形成されていた。でも酒の待機列はめちゃくちゃ回転が速く、意外とすぐ呑めたのでご安心を。

「舞姫」にて「KINU」、いただきます。

それぞれの蔵では、基本的に5種類ずつのおすすめ銘柄が用意されている。「舞姫」での記念すべき1杯目には、ちょうどその日が発売開始という蔵元限定酒「KINU」をセレクト。陽射しが強まる中、心地よく冷えた状態で提供されたこともあってか、口にした瞬間に思わずパアッと笑顔になってしまった。甘く優しく、ふくよか……まるで、ものすごくキレイな人が「呑みあるきにようこそ♡」と出迎えてくれたみたいだった。

〜②「麗人」〜

「麗人」

続いては「麗人」の列へ。並んでいる間、隣のお兄さんたちがどうもイベント玄人らしき雰囲気だったので「何番を呑むつもりですか?」と尋ねてみたところ、「どれも美味しいけど、やっぱ限定醸造はアツいですよ!」と親切に教えてもらった。そんなわけで「麗人」では「限定醸造 大吟醸 山田錦39%」をセレクト。兵庫産の山田錦を39%まで磨きに磨いた、超贅沢な酒である。

「限定醸造 大吟醸 山田錦39%」、いただきます。

大吟醸の華やかさもさることながら、注ぎ手さんが「またお待ちしてます(意訳:何度でも来て、じゃんじゃん飲んでね)」と微笑んでくれて、なんだかものすごく嬉しかった。

〜③「本金」〜

早速いい気分になってきた取材班は、続いて「本金」へ。ここでも、隣で並んでいたおじさんが「すっぴん太一はヤバいよ〜」と教えてくれたので、迷わず「すっぴん太一 KEG 本醸造無濾過生原酒」をセレクト。なんせ飲み放題なので、おすすめされた銘柄は片っ端から飲んでいくことにした。

「すっぴん太一 KEG 本醸造無濾過生原酒」、いただきます。※ちなみに筆者は17時までの間にあと2杯、ここへおかわりしに来ることになる。

おお……ひと口飲んで、ジューシーさにびっくり! こちらの酒は空気に触れないようケグサーバーに詰めて、フレッシュなまま提供しているのだそう。注ぎ手さんがケグの説明をするときに「お醤油のボトルでも、こういうのありますよね」と例えてくれて、ああアレか! とすごく分かりやすかった。

「お写真? どーぞどーぞ!」のポーズが可愛い店員さん

せっかくなのでサイフを出して、「本金」店内での有料試飲も試してみた。「純米大吟醸 野良」は2024年に数量限定で生産された、“諏訪産” にこだわり抜いたという銘柄だ。こちらは販売価格11,000円という高級酒なので、こうして一杯で試飲させてもらえるのは非常にありがたい。もちろん高いから良い酒というわけではないけれど……「野良」は口に含めばやっぱり確かな違いを感じさせてくれる一杯で、呑みあるきの良いアクセントとなる体験だった。

〜④「横笛」〜

「横笛」

続いてやって来たのは「横笛」。後になって冷静に振り返ってみたら、今回は「横笛」での試飲量が他の酒蔵より若干少なくなってしまっていて、後悔が止まらない……会場中央付近という「いつでもそこにある」安心感と、ここらでお腹が空いてきてフード屋台に気を取られてしまったのがいけなかった。「横笛」さんごめんなさい。次回参戦時には必ずや「横笛」から呑み始めます!

「純米吟醸 横笛 美山錦」、いただきます。

「横笛」では、酒蔵の名前を冠した「純米吟醸 横笛 美山錦」を指名。バランスのよさの中に、どっしりした“酒感”が潜む一杯だ。ああ、もっと呑みたいけれどもうだめだ、口がおつまみを求めている……

【飯テロ注意】おつまみも食べたい!

説明不要、問答無用のうなぎの蒲焼。うなぎは正義です。

さあここで、気になるおつまみ事情について。歩行者天国になった甲州街道の左右に、おつまみ屋台の大きなエリアがふたつ、さらに地元民による屋台がちらほらと設営されている。出店者一覧などはないため、どんなメニューが出てくるのかは完全に歩いてみてのお楽しみだ。お品書きは焼き鳥、おにぎり、もつ煮、焼きそばといった王道の和風メニューから、タコス、ピザなどの洋風メニューも結構あった(ちなみに後ほど道ゆく人から聞いた情報によると、タコスって意外と日本酒と合うらしい)。

ハフッと頬張れば幸せいっぱい、鮎の塩焼き。塩気とほのかな苦味が日本酒とベストマッチ!

東京から遠征している取材班としては、ぜひ長野・諏訪っぽいものが食べたい! というわけで地元の「小林川魚店」の行列に並んでみた。回転の速い日本酒の行列と比べて、フードの列はちょっと重ため(明確に測ったわけではないけれど、おそらく30分近く並んだと思う)。お腹ぺこぺこになってからではなく、早いうちから並び始めるのがおすすめである。ひとしきり場が落ち着いた16時あたりを狙う手もありそうだが、人気メニューはすぐ売り切れてしまうのでそれも悩ましい。

「酒どろぼう」の異名を持つ馬モツ煮。弾力のあるモツに味噌の風味が染み込んでいて美味しい〜。

そもそもこのイベントに臨むうえでは、事前情報を集めて・効率よく・最短距離で……なんて発想にとらわれ過ぎるのもナンセンスな気がする。酒の神様と土地の恵みに感謝して、ほろ酔いながら並べば良いのだ。暇になったら同じ列に並んでいる同志と「何呑みました?」とコミュニケーションをとるのも楽しいし、それにも飽きたら周囲の美しい山々とかトンビとかを眺めていれば良いのだ。

猪・熊が入った漁師のジビエシチュー(味噌汁?)は、肉が無くなってしまった後とのことだったので、格安料金で購入できた。スープに溶け出した、ジビエの旨味に震える。

「お休み処」を求めて

参戦前は、「呑みあるき」という名称からして、なんとなく日本酒を片手におつまみの屋台をまわる姿をイメージしていた。けれど実際の楽しみ方は完全に逆だった。おつまみを手元に確保した上で、五蔵を巡る。それこそが正しいスタイルである。参加者に配られる呑みあるき専用枡は小さめサイズなので、注いでもらったらその場でグイッと飲みきれてしまう。仮にとっておいたとしても、おつまみ屋台に並んでいる間に絶対に飲んでしまう(我慢できる酒呑みなんて絶対にいない)! だから、酒と肴を一緒に口に入れたければ、おつまみの方を持ち歩く。もしくは仲間と手分けして並んでおいて、「お休み処」で落ち合う必要があるのだ。

「お休み処」風景

なお、マップに記載されている「お休み処」は6箇所。これはどんなイベントでも同じだが、休憩スペースに座って飲食ができるかは運である。この呑みあるきの場合は会場が路上ということもあって、椅子に座れなかった人がそこらじゅうの道端に座り込んでいることも多く、甲州街道が文字通りの「歩行者天国(極楽?)」になっていた。

「お休み処」風景

そしてお休み処をウロウロする中、運命的に出会ってしまったのが「うなぎのヒレ揚げ」(300円)である。すれ違った人が持っていてあまりに美味しそうだったため、「すいません、それって何ですか?」とつい声をかけてしまった一品だ(しかもその人が親切にも一本分けてくれた。ありがとうございます)。
筆者は自宅で毎日晩酌するのが趣味なのだが、この一品は人生ベストおつまみと言ってもいいくらい美味しかった。直前に他のメニューも食べているので、空腹補正は入っていないはず。今も書きながら恋しくなるほどの、絶品メニューであった。しかも量が多い!

うなぎのヒレ揚。もう、これを8時間くらい食べ続けていたい。 (小杉撮影)

自分史上最高のおつまみを手に入れ、気分はもう聖剣を手にした勇者である。よしコレをつまみながら、いざ、五蔵最後のひとつ「真澄」へ! と、テンションが最高潮になったところで問題に気づく。
両手が……塞がっているのである。

酒呑みの皆さんの工作大会

気になってはいた。すれ違う参加者たちの中に、明らかに手作りの「呑みあるきグッズ」を持参している人が、結構いたのだ。『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』は他のお酒イベントと比べてオリジナルグッズの持参率がかなり高く、それだけ必要性を感じている人が多いことが伺える。

「その箱見せていただけませんか」と声をかけたら、輝く笑顔でカメラに応えてくれたおじさま。

悔しい……筆者はこれまで取材してきたイベントの経験から、お猪口ホルダー的なモノが必要になるだろうと考えて、呑みあるき専用枡が入りそうなカラビナポーチを持参していたのである。でも違った! 本当に必要だったのは、枡ではなくフードを持ち運べるボックスだったなんて! くそう!

ダンボール箱を活用した賢いDIY例。枡が緩衝材にキレイにハマっているのが素敵。

お洒落なボックスは奥様のお手製とのこと。ノリノリのおふた方には、おすすめの銘柄もたくさん教えていただきました。ありがとうございます!

見たところ人気は、百円ショップなどで売っているプラスチックバスケットや整理ボックスにストラップを通したスタイルだった。なるほど、それならすぐに真似できそうである。さらに、ボックス内部に滑り止めを設置したり、仕切り板を設置したりと、酒飲みたちの試行錯誤は止まることを知らない。少しでも快適に呑みあるこうという、執念に近い愛情がそこにはこもっているのだ。
これから呑みあるきに参加するという方は、これも楽しみの一環と捉えて、ぜひおつまみ用ボックスのDIYを検討してみてほしい。

〜⑤「真澄」〜

「真澄」

さて。軽く腹ごしらえを済ませた取材班は、会場の最奥に位置する五蔵最後のひとつ「真澄」に到着。さすが、七号酵母の発祥蔵……諏訪の日本酒の中でもとりわけメジャーな蔵だけあって、試飲を楽しむ人の姿も特に多いように感じた。

「真澄 純米 樽酒」、いただきます。手が塞がっておりまして、片手ですみません……

おつまみを手にしているせいか、自分でも笑ってしまうほどグイグイ酒が進む。「真澄」では何種類も飲み比べをさせてもらったが、個人的な大ヒットは「真澄 純米 樽酒」だった。清涼な杉樽の香りがほんのり口に残って、それがうなぎのヒレ揚げと相性最高なのである(この組み合わせ、本当に全世界におすすめしたい)。
ほか、「真澄」ではノンアルコールの甘酒を振る舞うコーナーが併設されており、下戸の人やキッズも一緒に楽しめるよう工夫されていたのが印象的だった。

和らぎ水、お手洗い事情

飲み比べを楽しむうえで、合間に水を飲むのはマスト。本イベントの場合は、各蔵で美味しい仕込水が無料で提供されているのが嬉しいところだ。酒、水、酒、水……と飲んでいけば、酔いを和らげつつ、枡をすすぐこともできて一石二鳥である。

「真澄」の和らぎ水

余談だが、「上諏訪」駅前にあるスーパーではイベント参加者のためにペットボトル水が大特価で販売されていて優しさを感じた。ウコンの力も大量入荷していた模様だ。

駅前のスーパー「ツルヤ」にて (小杉撮影)

一方、ちょっと気になるのがお手洗い事情である。会場は5箇所に仮設トイレが用意された手厚い体制ではあったけれど、それでもそこそこの順番待ちは発生していた。こちらもフード屋台と同じで、早め早めの並び始めが重要と言えそうだ。

カオス化していく後半戦

今回、取材班は13時に呑みあるきを開始。五蔵のうちの駅側にある4つ(舞姫、麗人、本金、横笛)をめぐった時点で時刻は13:45。そこからフードでお腹を満たして、残るひとつ(真澄)まで呑みあるきを完了したところで、ちょうど15時だった。フードの列を複数人で手分けすれば、もっと短縮できそうではあるものの、ざっと、ひと巡りするのに2時間といったところである。
個人的な体感なのだが、13時〜17時というイベント開催時間の中で、真ん中の15時というのがちょっとしたターニングポイントなのではないかと思う。ひと巡りした15時の時点で満足度はすでにかなり高く、ここらで「美味しかったね!」と撤収していく人も結構いる。が、「さ〜て、どれをおかわりしようかな」と後半戦に旅立っていく酒呑みもまた、多い。

16時ごろの会場風景

15時の段階では、思ったよりみんなシャンとしているな……といった印象だったのが、もう1段階ギアが入ったのちの17時にもなると、酔っ払った様子の人がかなり多くなり、会場内はなかなかの死屍累々ぶりだった。自分の肝臓と相談しつつ早めに切り上げるというのも、もしかしたらスマートな選択なのかもしれない。

お楽しみは日本酒の枠を超えて

しかしながら取材班とてこの日のためにヘパリーゼ飲んで参戦しているのだ、決して退くわけにはいかない。 後半戦ではピンときた銘柄をおかわりしつつ、さらにちょっとした味変を求めて、日本酒以外にも手を出してみた。

麗人の「七味唐辛子BEER」

例えばこちらは「麗人」で出店していたクラフトビールのブース。「麗人」は夏の非繁忙期を使って、ビール醸造も手がけているのである。信州名物の唐辛子を使った「七味唐辛子BEER」は “おもしろ枠” なのかと思いきや、実際に飲んでみたら、ビールの「キリッ」と唐辛子の「ピリッ」が後味で溶け合う、暑い日にぴったりのキレッキレな一杯だった。

ちょっとねっとりした食感がたまらない、日本酒ジェラート

さらに「本金」で、日本酒ジェラートにも手が伸びる。前回の取材時に知ったのだが、実は「本金」のおかみさんは元パティシエ。地元パティスリーと共同開発したお菓子は、ジェラートも酒粕クッキーも本当に美味しいのだ。会場限定という日本酒フレーバーのジェラートは、アルコール分のせいでなかなか凍ってくれず、試行錯誤を重ねて完成した苦労の逸品なのだとか……まるでそのまま日本酒を凍らせたような濃厚な味わいに、酒好きならうっとりすること間違いなし。本当に、これを近所で買えないのが悲しい。

帰り道に御用心

気づけばすっかり日も傾いて、17時に無事イベントは終了。ちなみに、帰りの東京方面行き特急あずさは当然のように全て満席だった(座らなければ乗車自体は可能)。
事前に「上諏訪」でホテルが取れなかった筆者は、ギリギリ近隣と言えなくもないエリアで宿を押さえておいたのだが、移動手段にと考えていたバスの運行が無いことが発覚し、混乱の果てにタクシー乗り場で1時間以上並ぶことになってしまった。とほほである。『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』の後にバスやタクシーの利用を考えているイベント初参戦のあなたは、どうかご注意を。甲州街道は18時までは歩行者天国ですよ!

写真を見返したら、思いっきり書いてあった。

でもまあ、タクシー待ちの別の参加者さんたちと「アレが美味しかった」「コレが最高だった」とたっぷり歓談が出来たので、これはこれで良い思い出かもしれない。自分を含めて出会う人全員が酔っ払っていたため、「何杯くらい飲みましたか?」と誰に聞いても「覚えてない!」と一様に同じ答えが返ってきたのが可笑しかった。
なお……日没後は急に冷え込むので、参加時は上着をお忘れなく!

ごちそうさまでした

【飲んだお酒】
15杯(多分)+ビール+甘酒

【食べたおつまみ】
馬モツ煮込み
あゆ塩焼き・うなぎ蒲焼・うなぎヒレ揚げ
ジビエシチュー
日本酒ジェラート
(合計2,700円程度)

【おみやげ購入】
舞姫「純米吟醸 KINU」
本金「からくち太一 本醸造」
(合計4,000円弱。酒瓶が重くて2本しか買えなかった、無念……)

上諏訪を100%味わう奇跡の1日を、ぜひ。

翌日、ホテルからの帰路で『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』の会場だった甲州街道を通りがかった。あれほどの大盛り上がりから一転、誰もいない。なんだか嘘みたいである……

呑みあるき翌日の、甲州街道「舞姫」付近 (小杉撮影)

でも遠目に見るだけでなく、実際に歩行者天国になっていたエリアに足を踏み入れたら、その瞬間にむわ〜んと……いや、ふわりと日本酒の香りがした。まるで道路全体が二日酔いをしているようで、思わず笑ってしまった。

木遣保存会の皆さんはイベントの開幕セレモニーだけでなく、その後も会場を回遊してあちこちで木遣りを披露してくれていた。

日本酒をたくさん試飲できるイベントは数あれど、この『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』には独特の雰囲気がある。はっきり言葉にするならば、それはおそらく「旅情」なのではないだろうか。グッと一杯をあおれば、その向こうに、酒を育んだ “原材料” である蔵や山や清流が見える。目には見えないが、きっと蔵の酵母たちも大気中をふわふわと漂っているに違いない。土地の生み出した美味しいものを、その場所で風景ごと、空気ごといただく……だからこそ「わざわざ足を運んで本当によかった」と、心が満ち足りるのだ。そして近隣の人はきっと遠方参加者の狂喜っぷりを見て、このエリアの素晴らしさをしみじみ再確認するのだと思う。

会場風景

日本酒もおつまみも超一級品のこのイベント、ここまで読んでくださった「美味いもん好き」のあなたなら、ぜひ一度参加してみることをオススメする。イベント以外のタイミングでも諏訪五蔵の飲み比べは恒常的に楽しめるため、人混みが苦手という方にはそちらもオススメではあるが……それでもやっぱりイベント時の諏訪おつまみとのペアリングが強烈なので、できればこの『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』に参加してみてほしい。筆者は今もレポートを書きながら、あの最高に楽しかった午後を思い返してニッコニコが止まらないくらいである。

乾杯!

どうか来年も再来年もその先も、未来永劫、『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』の日がよく晴れますように!

文・写真(一部)=小杉美香、写真=大橋祐希
 

イベント情報

『上諏訪街道 まちあるき呑みあるき』(終了)

■日時:2026年10月3日(土)13時~17時
■場所:長野県諏訪市諏訪1丁目6−1アーク諏訪2F
メイン会場 長野県諏訪市元町諏訪五蔵街
JR上諏訪駅より東京方面に約600m付近。
■受付時間:11時~16時 参加用オリジナル「桧枡」への交換受付

参加価格 4,500円(税込)
参加販売枚数 3,000枚
参加購入方法 イープラス
発売期間:7月1日(水)10時~10月3日(土)16時

問い合わせ先 (一社)諏訪観光協会
e-mail:suwanomi.go@gmail.com
電話:0266-52-2111(受付時間 平日9時~17時)