合言葉は一致団結!BanG Dream! 13th☆LIVE DAY3 : RAISE A SUILEN「EXTREME EXPRESS」ライブレポート

2026.10.20
レポート
アニメ/ゲーム

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■2026.10.12 BanG Dream! 13th☆LIVE DAY3 : RAISE A SUILEN「EXTREME EXPRESS」@東京ガーデンシアター

有終の美、終わり良ければ全て良し、ハッピーエンド、大団円。締めくくりの重要性を示す言葉は多々あるが、『BanG Dream! 13th☆LIVE』3DAYSのファイナルにRAISE A SUILENが登場するのは意味がある。バンドリ! のリアルバンドの中でも屈指の演奏力とライブ経験を誇る5人に任せれば、どんな現場も全てうまくいく。私、失敗しないので。決めてくれRAS。

冒頭からヤバい音圧のBGMとカラフルなキャラクター紹介のムービーで一気に温度上昇、暗転を経て閃光がはじけ、爆音と共に「WHAT AN EXPLOSION」が始まる強烈なオープニング。これはヤバいもんだ、と思わず独り言が漏れる。マイクを握って煽りまくるDJのチュチュ(CV.紡木吏佐)、にこやかな顔でとんでもない高速ビートを叩き出すドラムのマスキング(CV.夏芽)、ショルダーキーボードを抱えたパレオ(CV.倉知玲鳳)とギターのロック(CV.小原莉子)がポジションをクロスして走り、中央ではパワフル&クリーンな歌唱で圧倒する、ベース&ボーカルのレイヤ(CV.Raychell)が仁王立ち。客席ではヘドバンの嵐とペンライトの荒波が巻き起こる。おいおい、まだ1曲目だぜ。

マスキングの高速ツーバスがリードする「Repaint」から、メタルとダンスの融合「HOWLING AMBITION」へ。メンバー全員のソロ回しがたっぷり聴けるのも、個々のプレイヤー能力に秀でたRASならではの腕の見せどころ。続く「RUNAWAY STAR」も含め、レイヤのパワフルボイスとチュチュのキュートなラップが奏でる絶妙なバランスも聴きどころ。とにかく1曲の中の情報量が多くて思考の演算が追いつかない。

ここから2曲、記念すべきライブ初披露の楽曲が続く。パレオのリリカルなプレイが光るドラマチックスローナンバー「Ray of hope」は、2年前の2nd Album『SAVAGE』に収録されながら、ライブで演奏されなかった1曲。激しさよりも切なさが先に立つ、スローからミドルへと移り変わる曲調が印象的なドラマチックナンバーだ。もう1曲は11月4日リリースの16th Single「I AM WHO I AM」で、複雑なメロディを難なく弾きこなし、ボーカルもこなすパレオをスポットライトが浮かび上がらせる。激しい曲の多いRASの中で「聴かせる曲」としての価値を高めていきそうな1曲。ここまでクールな表情を崩さなかったレイヤが、歌い終えてふっと笑顔を見せる。会心の初披露だったのだろう。

イントロでパレオとロックが背中合わせのパフォーマンスで明るく盛り上げる「BIBIBABI BRAVER」もまた、RASの中では肩の力を抜いて楽しむタイプの1曲だ。そしてここで一息、ステージが暗転してビジョンに浮かび上がる「MAKE SOME NOISE!」の文字とクラップの効果音。観客の叫ぶ「R-A-S!」の声が100%に達したら次へ、という演出だが、あっという間に100%に到達して休む間もなくネクストナンバーへ。「JUST THE WAY I AM」でスポットを浴びるのはDJのチュチュで、マイクを持ってステージ最前線に躍り出て、歌いながらメンバー全員に絡んでいくスタイルでぐいぐい盛り上げる。飛び道具としてのチュチュがRASのライブでいかに重要かがよくわかる、エネルギッシュなパフォーマンス。

「さぁ後半戦、まだまだアガっていけるよね?」

レイヤのあの鋭い眼光と口調で煽られれば、「いけます!」と答えるしかない。明るく親しみやすいロックンロール「WELCOME TO PANDEMONIUM」を経て、チュチュが「そんなもんなの? 盛り上がりが足りないんじゃない?」と客席を煽る。さらにマスキングが「眼鏡かけてる人?」、ロックが「法被着てきた人?」、チュチュが「3日間で一番大きな声出せますか!」と、全観客を巻き込んだ声出しの運動を経て、レイヤの「全力で踊れ!」の叫びをきっかけに「V.I.P MONSTER」へなだれこむ。曲中でも振り付け、ジャンプ、ヘドバンと、次々と技を繰り出して飽きさせない。このあたりの盛り上げ方は百戦錬磨のライブバンドならではの落ち着きと貫禄たっぷり。安定感抜群だ。

短い暗転と休憩タイムも、爆音のDJタイムでテンションは落とさない。満を持して演奏再開、アクセル全開、「A DECLARATION OF ×××」から怒涛のラストスパートで一気に走る。「全員でアタマ回せ!」とレイヤが檄を飛ばす。ロックはギターを抱えて回転し魅せる。続く「Invincible Fighter」ではチュチュがタオルも回す。狂騒タイムを経てさらにスピードアップ、レイヤの「さぁブチ上がっていこうか。東京ガーデンシアター、騒げ!」の号令を合図にRAS王道のエレクトロでハードコアなサウンドのど真ん中「EXPOSE ‘Burn out!!!’」を投下して、怒涛のカオスへ突入。青く燃える炎のようにクールで熱いレイヤ、プレイは激しいのに飄々とキュートなロック、弾きながらずっとダンスしてるパレオ、猛烈アップテンポを叩き続けて笑顔を絶やさないマスキング、DJプレイをこなしながらスキあらば最前線に攻撃に出るチュチュ。残すは1曲。

熱狂の宴を締めくくるラストナンバーは「HELL! or HELL?」だった。チュチュのDJコントローラーを使ったスクラッチにロックがギターのピックスクラッチで応戦、そこからイントロへなだれこんで余力を残さず走り抜ける。集中している時が何よりかっこいいアスリートのように強く美しい5人。スモークを吹き上げるド派手なエンディングまで、一瞬の中だるみもない圧巻のパフォーマンス。ほぼノーMC、ほぼノンストップ、エクストリームなライブこそRASの核心だ。

「さぁ、全員で暴れていこうか」

はい、レイヤ様のお望みならば。熱烈アンコールに応える1曲目「DRIVE US CRAZY」はメロディックなハードロックにチュチュのラップを添え、ロックの華麗なタッピングも混ぜ込んだゴージャスな一品。ごちそうさま。そして5人がセンターに並び、「珍しくメンバーから一言ずつ挨拶を」とレイヤにうながされ、5人がそれぞれの胸の内をファンに伝える。

「本日は来てくださってありがとうございます。3日間来た人、いますか? すごい。これからもあなたの愛とラブで、引き続きRAISE A SUILENとバンドリ!をよろしくおねがいします」(紡木)

「2月のバンドリ!10周年記念ライブ でポピパさんたちの背中を見せてもらって、バンドリ!!に対する思いをより強く感じることができて、もっともっと頑張っていこうと思いました。だからこそ今日のライブにかける思いはすごく強くて、練習してきたものや思いを乗せて駆け抜けられたと思います」(倉知)

「楽しかったですかー! RAISE A SUILENも10周年が近づいてきました。そこへ向けて一致団結して、士気を高めていきたいと思っていますが、みんなも一致団結して盛り上げてくれますかー!」(夏芽)

「海外から来た人いますかー! 海外でもバンドリ!の輪がどんどん広がっていって、すごく嬉しいです。RASとして世界に羽ばたいていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」(小原)

「私たちがステージに立てるのはスタッフのみなさん、そしてここに駆けつけてくれたバンドリーマーのみなさんのおかげです。いつも応援ありがとうございます。みなさん自身に大きな拍手!」(Raychell)

「これからもみなさんの愛、バンドリ!への熱をもっと高めてもらえるように頑張っていきます。」と丁寧な口調で話した直後、「おまえら暴れていけんのか!」と言い放つ、レイヤことRaychellの二面性は、そのままRAISE A SUILENの持つ激しさと優しさ、攻撃性と包容力の二面性に重なり合う。そしてこの日最後の、そして『BanG Dream! 13th☆LIVE』3DAYSの最後を飾る1曲、メロディックスピードメタルど真ん中の剛速球「OUTSIDER RODEO」を投げ込むとオーディエンスは狂喜乱舞、欣喜雀躍、喜色満面。盛大なキャノン砲の祝砲を浴びて、銀テープを高々と掲げて大騒ぎ。出自も性格も何も関係ない、誰も置いて行かないピースなハッピーエンド。

全ての音が消えても、名残惜し気にステージの端から端まで、一番近い席から最上階の後ろまで、全ての観客に手を振って感謝を告げる5人。最後に生声で届けた「We are RAISE A SUILEN!」は、会場の隅々まで聴こえたはずだ。そして5人がステージを去ったあと、ビジョンでサプライズ発表された「2027年春、3rd Albumリリース」「2027年4月から新ツアー開始」の吉報に沸き立つオーディエンス。バンドリ!屈指の実力派バンドとして、まだ見ぬ人へ、世界へ、そして、およそ2年後のデビュー10周年を目指して5人は進む。合言葉は一致団結だ。

取材・文:宮本英夫 撮影:福岡諒祠(GEKKO)
 

セットリスト

2026.10.12 BanG Dream! 13th☆LIVE DAY3 : RAISE A SUILEN「EXTREME EXPRESS」@東京ガーデンシアター

01.WHAT AN EXPLOSION
02.Repaint
03.HOWLING AMBITION
04.RUNAWAY STAR
05.Ray of hope
06.I AM WHO I AM
07.BIBIBABI BRAVER
08.JUST THE WAY I AM
09.WELCOME TO PANDEMONIUM
10.V.I.P MONSTER
11.A DECLARATION OF ×××
12.Invincible Fighter
13.EXPOSE ‘Burn out!!!’
14.HELL! or HELL?
15.DRIVE US CRAZY
16.OUTSIDER RODEO

 
■セトリプレイリスト公開中
https://bmu.lnk.to/bd13th_day3_raspr

ツアー情報

『RAISE A SUILEN LIVE TOUR 2027』

2027年
04/04(日)宮城・仙台PIT
04/10(土)北海道・Zepp Sapporo
04/16(金)東京・Zepp Haneda (TOKYO)
04/18(日)大阪・Zepp Osaka Bayside
05/23(日)愛知・名古屋 COMTEC PORTBASE

 

リリース情報

RAISE A SUILEN 16th Single「I AM WHO I AM」

11月4日(水)発売
・Blu-ray付生産限定盤:9,900円(税込)
・通常盤:1,650円(税込)

商品詳細:https://bang-dream.com/discographies/4215/

イベント情報

ブシロード20周年記念ライブ

2027年
06/12(土)神奈川・横浜アリーナ
06/13(日)神奈川・横浜アリーナ
公演詳細:https://live.bushiroad-music.com/bushiroad_20thlive/

 
BanG Dream!公式サイト:https://bang-dream.com
BanG Dream!公式X:https://x.com/bang_dream_info
BanG Dream!公式Instagram:https://www.instagram.com/bang_dream_official_/?hl=ja
BanG Dream!公式TikTok:https://www.tiktok.com/@bangdream_music
YouTube「バンドリちゃんねる☆」:https://www.youtube.com/@bang_dream_official

(C)BanG Dream! Project
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