桐谷健太「魅力的なカンパニーで作り上げた作品」と自信を語る PARCO PRODUCE 2026『聖地X』プレスコール&会見レポート

レポート
舞台
18:17
PARCO PRODUCE 2026『聖地X』開幕前会見より(左から)前川知大、こがけん、和希そら、桐谷健太、浜田信也、馬渕英里何

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』開幕前会見より(左から)前川知大、こがけん、和希そら、桐谷健太、浜田信也、馬渕英里何

画像を全て表示(13件)


SFやホラー、怪談など“目に見えないもの”との関わりから人間の本質を描いてきた劇作家・演出家であり、劇団イキウメ主宰の前川知大の代表作の一つ『聖地X』が、2026年11月5日(木)よりPARCO劇場で上演される。

本作は、ドッペルゲンガーの出現をきっかけに、思い込みや信じることの力を描くSFコメディ。2015年にシアタートラムで初演後、2021年には映画化され大きな話題を呼んだ。今回は時代の変化を反映させた台本へと改訂している。

ドッペルゲンガーの謎を追う山田輝夫を、舞台への出演は5年ぶりとなる桐谷健太、輝夫の妹・要を、2024年の宝塚歌劇団退団後、初のストレートプレイに挑む和希そら、要の夫・滋を初演に引き続き浜田信也が務める。さらに、こがけん、池田良、土本燈子、渡辺光、村岡希美、馬渕英里何と実力派が集結。初日を前に、プレスコールと開幕前会見が行われた。

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』開幕前会見より(左から)前川知大、こがけん、和希そら、桐谷健太、浜田信也、馬渕英里何

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』開幕前会見より(左から)前川知大、こがけん、和希そら、桐谷健太、浜田信也、馬渕英里何

プレスコールで披露されたのは、ドッペルゲンガーの存在が明らかになり、とあるレストランで過去に起きた不思議な出来事が語られるワンシーン。兄妹をはじめとするキャラクターたちの日常にホラー要素が入ってくる緊張感のある場面だ。

桐谷は、好奇心と行動力に溢れた輝夫をイキイキと好演。和希演じる妹・要との掛け合いも楽しく、物語の中心として存在感を放っている。和希は夫・滋や現状への怒りをリアルかつチャーミングに演じ、浜田は滋とドッペルゲンガーの滋というキャラクターの違いを丁寧に見せていた。

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

さらに、滋の上司・星野(馬渕英里何)や輝夫の同級生・江口(こがけん)など、個性的なキャラクターたちが登場し、不思議な出来事に巻き込まれていく。身近に感じられる人々の日常、会話の面白さを楽しんでいるうちに、どこか違和感のある世界に迷い込んでしまうような感覚が面白い。

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

一人ひとりのキャラが立っており、短い時間でも物語に引き込まれた。初めて見る方はもちろん、初演や映画で本作を知っている方も、新たなカンパニーが生み出した『聖地X』を楽しめるのではないだろうか。

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』舞台写真

開幕前会見には、作・演出の前川知大と、桐谷健太、和希そら、浜田信也、こがけん、馬渕英里何が登壇した。

ーー開幕を控えた今の心境、意気込みをお聞かせください。

前川:個性的なキャストが集まり、順調に稽古して、いい感じに仕上がっています。楽しみにしていただけたらと思います。

桐谷:いよいよ開幕ということで、ワクワクドキドキ、ウキウキしています。稽古を重ね、この作品の面白さや魅力を日々感じていますし、魅力的な共演者の皆さん、前川さん、頼もしいスタッフの方々と一緒に作り上げた作品をみなさんにお届けできることを嬉しく思っています。

和希:この作品は、お客様も登場人物たちと一緒に「どういうことだろう?」と考えながら見られると思います。お客様が入ったらどんな空気になるか楽しみです。個人的には、ずっとプンスカしている役なので、顔のシワを増やしながら頑張りたいと思います。

浜田:笑いの絶えない、すごく楽しい稽古で。キャストもスタッフも皆さん穏やかで、自分の意見を自由に言えるし互いに尊重し合える、風通しと居心地のいい稽古場でした。この楽しさがお客様にもそのまま伝わると思います。

こがけん:脚本が本当に面白くて。ホラーかと思ったらコメディの要素もあり、ジャンルがわからない作品です。「こういうものだ」と決め付けず、ぜひ見にきていただきたいです。

馬渕:稽古場が本当に楽しくて、稽古を見ながらガハガハ笑っていた1ヶ月でした。稽古場を離れるのがすごく寂しいですが、この目線をお客様に渡して、今度はお客様に育てていただけるのが楽しみです。

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』開幕前会見より(左から)前川知大、こがけん、和希そら、桐谷健太、浜田信也、馬渕英里何

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』開幕前会見より(左から)前川知大、こがけん、和希そら、桐谷健太、浜田信也、馬渕英里何

ーー10年ぶりの上演にあたって大切にされたこと、お稽古を通して感じたことを教えてください。

前川:やっぱり俳優が変わると作品が大きく変わると感じました。それぞれが登場人物として生きられるといいなと考えながら稽古をしていましたが、やってみると俳優のセリフや演技で気付くこと、教えられることもありました。自分の中で作品が新しくなるような経験でした。

ーー前川ワールドに入ってみていかがでしたか?

桐谷:本当に独創的です。日常の中にふっと不思議が入り込んできて、ちょっぴりゾクっとする世界観。でも会話はすごくリアルで、面白おかしかったりする。バランスが絶妙ですし、日々の稽古の中で発見がたくさんありました。この不思議な世界を皆さんに体験してほしいです。

前川:皆さんがこの作品を面白がってくれていることが、僕にもすごく伝わってきます。それぞれがどうやったら面白くなるかを考えているのがありがたかったし、すごくいい稽古場でした。

ーー和希さん、こがけんさんは今回初めてのストレートプレイです。

和希:お稽古前に、自分の中で「ミュージカルはこうで、ストレートは多分こう」と考えすぎてしまって。スケール感や声の大きさなど、どこにチャンネルを合わせたらいいか迷いました。でも、前川さんが気付いて声をかけてくださって。皆さんに助けていただきながら自分の中で消化し、今に繋げられたかなと思います。

こがけん:自分史上一番本当にセリフが多くて。謎を考察していくというスタンスのキャラクターなので、とにかくセリフが多い。あと、和希さんと一緒で、どのくらいの声量でやったらいいかわからなくて。でも、浜田さんや桐谷さん、英里何さんが同世代なんです。だから変に気を遣わず、ストレスなく稽古できました。

ーー浜田さんは初演から同じ役での出演です。新たな発見などがあればお聞かせください。

浜田:すごく大きな発見があったんですが、話すとネタバレになってしまうので(笑)。あまり変わらないかもしれませんが、自分の中での発見を活かしてお客様にも楽しんでいただけたらと思っています。

ーー馬渕さんは情報解禁の際、初めてのPARCO劇場、初めての前川さん、初共演の方が多い環境に緊張しているとコメントされていました。お稽古を通して印象や気持ちに変化はありましたか?

馬渕:浜ちゃん以外とはあまり絡んでいないので、まだちょっと緊張しています(笑)。PARCO劇場はすごく見やすいですし、舞台が意外と低いんですよね。一列目のお客様と目が合うシーンもあるだろうなと思います。

ーー桐谷さんは5年ぶりの舞台作品です。

桐谷:皆さん本当に現場をあったかくしてくれる方々です。僕は今回が3回目の舞台なので、百戦錬磨の皆さんにご指導ご鞭撻いただきながら作ってきました。稽古ではみんながアイデアを出し合い、前川さんが肉付けしてくれて、いろんな角度からのアイデアが盛り込まれた作品になりました。皆さんと一緒に作り上げている感覚があって、すごくいい稽古になりました。

ーー最後に、桐谷さんから皆さんへのメッセージをお願いします。

桐谷:本当に魅力的で素晴らしい共演者の皆さん、演出、プロフェッショナルなスタッフさんのパワーで、本当に面白い作品になっています。この不思議で面白い世界に、皆さんもどっぷり浸かっていただけたら嬉しいです。皆さんも僕たちと一緒に、この不思議な世界を体験してみませんか? 劇場でお待ちしております。

本作は2026年11月5日(木)〜11月29日(日)まで東京・PARCO劇場、12月5日(土)〜12月7日(月)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、12月19(土)〜12月20日(日)まで香川・シアターマド(丸亀市民会館)大ホールにて公演が行われる。


取材・文・撮影=吉田沙奈

公演情報

PARCO PRODUCE 2026『聖地X』
 
作・演出 前川知大
 
出演
桐谷健太 和希そら 浜田信也
こがけん 池田良 土本燈子 渡辺光
村岡希美 馬渕英里何
 
ハッシュタグ #聖地X
 
特別協賛 株式会社イープラス
企画・製作 株式会社パルコ
 
【東京公演】
日程 2026年11月5日(木)~11月29日(日)
会場 PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)
料金 11,000円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
に関するお問合せ  サンライズプロモーション0570-00-3337(平日12:00~15:00)
公演に関するお問合せ パルコステージ 03-3477-5858 https://stage.parco.jp/ 
 
【大阪公演】
日程 2026年12月5日(土)~12月7日(月)
会場 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
料金 11,500円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
お問合せ キョードーインフォメーション 0570-200-888(12:00-17:00/土日祝休業)
 
【香川公演】
日程 2026年12月19日(土)~12月20日(日)
会場 シアターマド(丸亀市民会館) 大ホール
料金 S席:8,500円(全席指定・税込) ※未就学児入場不可
A席:7,000円 B席:5,500円 U-25:4,500円
お問合せ シアターマド(丸亀市民会館) 0877-89-5877(平日9:00-17:00) 
(※火曜休館、祝日の場合は翌平日休館) 
シェア / 保存先を選択