鈴木亮平、吉田鋼太郎からアドバイス受けるも宮本亜門が即却下!「ライ王のテラス」製作発表
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宮本亜門、鈴木亮平 舞台「ライ王のテラス」
三島由紀夫の最後の戯曲であり、カンボジア最強の王ジャヤ・ヴァルマン七世王が病と闘いながらバイヨン寺院を建立していく様を描いた「ライ王のテラス」が、3月4日から赤坂ACTシアターにて上演される。本作に主演する鈴木亮平、そして演出の宮本亜門らが都内にて製作発表会見を行った。
鈴木は開口一番「今回は本気です」の発言からスタート。この後も「本気」を何度となく口にしながら挨拶をつづけた。「若くて完璧な肉体を持った王で、三島さんがいろいろな表現でほめちぎっている肉体に見合うだけの体を作らなければいけない。また肉体に見合った精神も高めなければならない」と自身に課せられている目標をあげ、身体と心の両面を「最強の王」になるべく「本気で」鍛えていきたいと意気込んだ。
鈴木亮平 舞台「ライ王のテラス」
とはいえ、「日本の王の役もやったことがないのに、カンボジアの王になる」点に不安を感じたのか、王や支配者といった役を過去何度も演じてきた先輩俳優の吉田鋼太郎に「王になるためにはどうしたらいいか」と相談した鈴木。すると吉田が「まず大きい声!そして誰にでも『おまえ、死刑!』と言い渡すこと!」とアドバイスされたそうで、「忘れないようにしたい」と語った。ところが、話を聞いていた宮本が「吉田鋼太郎のアドバイスは一切忘れてください!お願いします!繊細な王様なんだから!」とたまらず声を上げると会場中から笑い声がわきおこった。
鈴木と共演する倉科カナと中村中は、倉科が第二王妃、中村が第一王妃ということで物語の中では王を巡り難しい関係となる。これをうけてか、倉科が挨拶をしたあと、中村の番になったときにわざとマイクを渡さないふりをすると「仲良くしてくださいね!」と王・鈴木から妃たちにお達しが。また、宰相を演じる神保悟志は、自身の妻が宝塚歌劇出身ということで、王太后役の“宝塚のレジェンド”鳳蘭に「くれぐれも粗相のないように」と言い含められたと明かしていた。
倉科カナ、中村中、吉沢亮 舞台「ライ王のテラス」
倉科カナ、中村中 舞台「ライ王のテラス」
宮本亜門、神保悟志、鳳蘭 舞台「ライ王のテラス」
吉沢亮、大野いと 舞台「ライ王のテラス」
かねてから本作の上演・演出を熱望していた宮本は、上演の見どころとして「王と蛇神の娘(ナーガ)が交わる場面」をあげた。それをどのように表現しようかと考える宮本は、この作品を演出する喜びに満ち溢れ嬉しくてたまらない、といった表情だった。
舞台「ライ王のテラス」
■日時:2016年3月4日(金)~17日(木)
■会場:赤坂ACTシアター
■作:三島由紀夫
■演出:宮本亜門
■出演:鈴木亮平、倉科カナ、中村中、吉沢亮、大野いと、神保悟志、鳳蘭 ほか
■公式サイト:http://hpot.jp/stage/raiou
※「座席選択」は16/1/30 10:00からご利用になれます。
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◎3月5日(土)17:30公演終演後:鈴木亮平、中村 中、吉沢 亮
◎3月8日(火)13:30公演終演後:宮本亜門、鈴木亮平
◎3月12日(土)17:30公演終演後:鈴木亮平、吉沢 亮、神保悟志
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※いずれも終演後の開催。
※該当公演