常盤貴子が池松壮亮に執着する主婦に、東陽一監督『だれかの木琴』

 ©2016 『だれかの木琴』製作委員会

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映画『だれかの木琴』が9月から東京・有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国で公開される。

『直木賞』受賞作家・井上荒野の同名小説をもとにした同作。東京の郊外に夫と娘と共に引っ越してきた主婦の小夜子が、初めて行った美容院で美容師の海斗と出会い、やがて海斗に対して常軌を逸したストーカー行為を行なうようになる、というあらすじだ。

海斗からの「営業メール」をきっかけに、海斗に執着し始める小夜子役を演じるのは常盤貴子。小夜子の行動に戸惑いながら対峙する海斗役を池松壮亮が演じる。また小夜子の異変に気がつく夫・光太郎役に勝村政信、海斗の恋人・唯役に佐津川愛美がキャスティングされている。メガホンを取るのは、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』『わたしのグランパ』『絵の中のぼくの村』などの東陽一。撮影は1月7日に千葉・流山でクランクインし、1月31日にクランクアップした。

常盤は同作への出演にあたり、「あの!東陽一監督の映画に参加させて頂けるなんて。『ザ・レイプ』『もう頬杖はつかない』に憧れ、興奮していた女優を始めた頃の私に教えてあげたいです!」とコメント。池松は「東監督の作品に出演できるなんて、嘘じゃないかと思いました。また1つ大きな夢が叶ってしまった気分でした。でもそうも言ってられないので、平気なふりして現場にいこうと思いました」と喜びを語っている。

東監督は常盤と池松を起用した理由について、「常盤貴子さんは、熟成した演技力の、その深い底の方に、ただ『そこに居る』だけで、女の微妙な心の動きを表現できる人、だと思っていたし、池松壮亮さんは、類型的な若者像でなく、もっと自由で繊細な青年の心情を表現できる、若手のホープであるから」と説明している。

常盤貴子のコメント

東陽一ワールドを楽しみましょう!

池松壮亮のコメント

東陽一監督と、だれかの木琴の脚本に惚れ込みました。どんな映画が出来上がるのか僕自身も楽しみです。乞うご期待ください。

東陽一監督のコメント

女と男の間に揺れ動くエロス感覚を、サスペンスフルに、また大胆に描いた映画です。 じっくりと楽しみながら観てください。

井上荒野のコメント

「だれかの木琴」はストーカーの物語です。「少しずつ」「だんだん」の物語でもあります。
ごく普通の主婦が、ほんの些細なきっかけで、少しずつ、だんだんくるっていく。どこで間違ったのか。どこまで戻ればやり直せるのか。そんなことを考えながら観てくださると嬉しいです。
一方で、原作と映画とは、べつものであるとも考えています。映画でしかできない表現というものがあります。ラストシーンで使う予定だという音楽について聞いたときゾクゾクしました。私の小説が、東陽一監督によってどんなふうに料理され、あらたな容貌を見せるのか。私自身も楽しみにしています。

作品情報

『だれかの木琴』

2016年9月から有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国で公開

監督・脚本:東陽一
原作:井上荒野『だれかの木琴』(幻冬舎文庫)
出演:
常盤貴子
池松壮亮
勝村政信
佐津川愛美
配給:キノフィルムズ

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