古川雄輝、自身の役について「嫌悪していただけたら、役者としては嬉しい」『ライチ☆光クラブ』舞台あいさつ

2016.2.28
レポート
アニメ/ゲーム

左から 中条あやみ、古川雄輝

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映画『ライチ☆光クラブ』が2月27日に全国拡大公開初日を迎え、大阪・梅田ブルク7とティ・ジョイ京都での舞台あいさつにキャストの古川雄輝と中条あやみが登壇した。

梅田ブルク7での舞台挨拶は、最大キャパのスクリーンが完売。古川と大阪出身の中条が登場すると、客席からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。古川はこれまでのイベントで、自身が演じたゼラのセリフで「おはよう、廃墟の恋人たち」とあいさつするのが定例だった。しかし、この日の第一声は「おはよう……、ございます」というもの。ファンからのリクエストも笑顔でスルーし、キメ台詞を封印していた。中条には、故郷での凱旋舞台挨拶ということもあって客席から「おかえり!」との声が。たくさんの声援をうけた中条は、古川に代わって「おはよう、廃墟の恋人たち」とあいさつ。それぞれが〝ツン"と〝デレ″を受け持ち、和やかなムードで初日舞台挨拶がはじまった。

劇中での中条あやみと古川雄輝 (C)2015『ライチ☆光クラブ』製作委員会


古川は「先に木村了くんの舞台を観ていて、その後で原作を読みました。オーディションから1年後に出演が決まって、もう落ちたと思っていた頃だったので、ゼラ役にきまった時は驚きました」と逸話を披露。さらに「でも、いままでの自分のイメージを壊すような、狂気的な役を一度演じてみたいと思っていたので、思う存分やらせていただきました。脚本にはないことも監督に提案してやらせていただいてます。この映画を観た後に、僕の演じたゼラというキャラクターに嫌悪していただけたら、役者としては嬉しいですね」と役作りについての秘話も明かしている。

一方、中条は、極寒の中で水槽に落とされる過酷なシーンに言及。「スタントの方がいるものだと思っていたら、『よろしく』といわれました(笑)あのシーンの撮影は、NGがでると服など乾かしたりして大変なので、1発OKをもらいました」とコメント。さらに「撮影現場はとても寒くて、男の子たちとストーブの前で温まっていたら、ライチ(※編注:劇中に登場する巨大ロボ)もストーブの前にやってきて一緒にあたたまっていて。かわいいなと思いました。ご覧になった方には、『めっちゃよかったで』と宣伝してほしいです」と撮影中の微笑ましいエピソードを交え、作品の魅力をアピールしていた。

『ライチ☆光クラブ』は漫画家・古屋兎丸氏のロングセラーコミックを、『先生を流産させる会』などの新鋭・内藤瑛亮監督が映画化した作品。2月13日に関東から先行公開をスタートし、ミニシアターランキングで初週1位を獲得(興行通信社調べ)するなど、早くも好評を得ている。

 『ライチ☆光クラブ』は全国公開中

作品情報

ライチ☆光クラブ​

『ライチ☆光クラブ』 (C)2015『ライチ☆光クラブ』製作委員会



新宿バルト9ほか全国公開中

監督:内藤瑛亮
脚本:冨永圭祐、内藤瑛亮
原作:古屋兎丸「ライチ☆光クラブ」(太田出版)

出演:野村周平、古川雄輝、中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音

配給・宣伝:日活
制作:マーブルフィルム 


(C)2015『ライチ☆光クラブ』製作委員会
 

 

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