星野源が「CDショップ大賞」受賞、準大賞は水カン&WANIMA
「第8回CDショップ大賞」で大賞を受賞した星野源。
全日本CDショップ店員組合が選出する「第8回CDショップ大賞2016」の授賞式が本日3月9日に東京・Future SEVENにて行われ、星野源のアルバム「YELLOW DANCER」が大賞を、水曜日のカンパネラ「ジパング」とWANIMA「Are You Coming?」が準大賞を受賞した。
「行かなきゃ 会えない 音がある。」をスローガンに掲げて2009年より開催されている「CDショップ大賞」。大賞は過去1年間に日本国内でリリースされたオリジナルアルバムの中からCDショップ店員の投票によって決まるもので、昨年はBABYMETALの「BABYMETAL」が選ばれている。
星野はこれまでの全アルバムが同賞にノミネートされるも、大賞受賞は今回が初めて。彼は「このまま大賞をいただけないんじゃないかと思っていたんですけど、いただけて本当にうれしいです。戦略とか計算とかじゃなくて自分の好きな音楽を堂々とやっていい時代がきたんだなと思うことができました」と受賞の喜びを口にする。続けて受賞した「YELLOW DANCER」について「大好きなブラックミュージックとJ-POPを融合させたいと思って作ったアルバム。そういう作品が大賞に選ばれてうれしい」と説明し、作品の聴きどころとして「特にバスドラとスネアにこだわったので大きなスピーカーで聴いてもらいたい」と話した。
また会場には準大賞を受賞した水曜日のカンパネラのコムアイ、WANIMAのメンバーも登場。コムアイは「こういうの初めてなんです」と戸惑いながらも「(ジパング)は『こんなものがJ-POPに出てもいいのか』と思いながらも好き勝手やらせてもらいました。この作品が準大賞をいただけたということで、これからも好き勝手やってくれということなんだと思う」と笑顔で語る。しかし大賞を獲得できなかったことについて「本当に悔しい思いでいっぱいです。今度の作品は大賞を獲りたい。今後の励みにしていきたい」と悔しさをにじませた。WANIMAは登場するなりKENTA(Vo, B)が「水曜日のWANIMAです!」と挨拶し、会場を和ませる。続けて「現場の人に選んでいただいたということがうれしいです。ツアーで各地を回って全国のCDショップで展開されているのを見るのがうれしかった」と話した。さらに受賞は自分たちだけの力ではないと強調し、マイクをFUJI(Dr, Cho)に渡すとFUJIが「あんたが大賞!」とリズミカルに言ってみせ、彼ららしい言葉でファンやCDショップ店員に感謝を述べた。
なお本日の授賞式では大賞および準大賞以外にも部門賞や地方賞も発表され、「ライブ作品賞」を受賞したマキシマム ザ ホルモンのマキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)からのコメントも読み上げられた。
第8回CDショップ大賞 選考結果
大賞
・星野源「YELLOW DANCER」
準大賞
・水曜日のカンパネラ「ジパング」
・WANIMA「Are You Coming?」
部門賞・洋楽賞
・アデル「25」
部門賞・マエストロ賞
・サザンオールスターズ「葡萄」
部門賞・ライブ作品賞
・マキシマム ザ ホルモン「Deka Vs Deka~デカ対デカ~」
部門賞・クラシック賞
・清水真弓「ファンタジー」
部門賞・ジャズ賞
・fox capture plan「BUTTERFLY」
部門賞・演歌賞
・三山ひろし「お岩木山」
部門賞・リビジテッド賞
・The Beatles「THE BEATLES 1」
・SUGAR BABE「SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-」
入賞
・Acid Black Cherry「L-エル-」
・大原櫻子「HAPPY」
・cero「Obscure Ride」
・back number「シャンデリア」
・米津玄師「Bremen」
地方賞
<北海道ブロック賞>
THE BOYS & GIRLS「バックグラウンドミュージック」
<東北ブロック賞>
朝倉さや「River Boat Song -Future Trax-」
<関東ブロック賞>
Suchmos「THE BAY」
<甲信越ブロック賞>
北園みなみ「Never Let Me Go」
<北陸ブロック賞>
POLTA「SAD COMMUNICATION」
<東海ブロック賞>
Qaijff「organism」
<関西ブロック賞>
夜の本気ダンス「By My Side」
<中国ブロック賞>
カナタ「藍のうた」
<四国ブロック賞>
LONGMAN「tick」
<九州ブロック賞>
BLUE ENCOUNT「≒」
<沖縄ブロック賞>
MONGOL800「People People」