アングラ音楽劇『阿部定の犬』に関西の才能が挑む!
2015.7.26
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アングラ音楽劇の傑作を<“再”発見>するパフォーマンス。
兵庫県伊丹市の公立劇場[アイホール]が主催する演劇公演企画「現代演劇レトロスペクティヴ」。60~80年代の演劇界を彩った名作戯曲に、関西の演出家が挑むというこの催しの一環で、大阪の劇団「エイチエムピー・シアターカンパニー」が『阿部定の犬』を上演する。
本作は「黒テント」の劇作家・演出家、佐藤信の代表作の一つ。同劇団の「喜劇昭和の世界」三部作の中の一作として、1975年に初めて上演されている。1人の女性が愛する男を殺して性器を切り取った「阿部定事件」と、若い軍人たちが政府に対して起こしたクーデター「2.26事件」という、2つの事件をモチーフにした音楽劇だ。
古今東西の様々な戯曲の上演を通した<“再”発見>をテーマに掲げる「エイチエムピー・シアターカンパニー」が、70年代アングラ演劇の象徴のような本作から、何を“再”発見していくのか? 関西一円の様々なジャンルや年齢層の役者が集った、雑多具合では近年随一ともいえるユニークな座組にも注目だ。8/19・20には東京公演もあり。
イベント情報
現代演劇レトロスペクティヴ エイチエムピーシアターカンパニー エクスペリメンタル・パフォーマンス『阿部定の犬』
日時:8月6日(木)~9日(日)
会場:アイホール(伊丹市立演劇ホール)
出演者:林田あゆみ(A級MissingLink)、ごまのはえ(ニットキャップシアター)、澤田誠、高安美帆、有北雅彦(かのうとおっさん)/赤星マサノリ(sunday)※Wキャスト、他