実写版「テラフォーマーズ」に武井咲、山下智久ら出演!
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「週刊ヤングジャンプ」で連載され、アニメ化もされている人気SFアクションコミックを三池崇史監督、伊藤英明主演で実写映画化することで話題を呼んでいる映画『テラフォーマーズ』(16年GW公開)。この度、本作のメインキャスト12名が一斉に解禁された。
今回発表されたのは、ヒロイン・秋田奈々緒を演じる武井咲、伊藤演じる小町小吉と共に火星で戦う武藤仁役の山下智久、同じく乗組員の蛭間一郎役の山田孝之、そして、火星地球化(テラフォーミング)計画の発案者・本多晃役の小栗旬といった、今の日本映画を支える主演級の俳優陣だ。主演の伊藤英明について、山下は「兄貴分ですので、ついていきたい一心で、自分も悔いが残らないよう燃え尽きたいと思います!」とコメント。滝藤も伊藤に誘われたことを明かし、主演自らキャスティングにも参加している。
さらに、海外でも活躍するケイン・コスギ、菊地凛子、脇を固める加藤雅也、小池栄子、滝藤賢一ら実力派俳優に加え、国民的アイドルグループAKB48から女優に転身した篠田麻里子、そして、太田莉菜、福島リラら女優陣が豪華共演。原作コミックのバグズ2号編をベースにした実写化ということで、多国籍なキャラクターを誰がどう演じるのか?とファンの間で様々な憶測が飛び交っていたが、すべてのメインキャラクターは原作を踏襲しつつ、実写化にあわせて表現を変えている箇所もあるという。
原作は著名人にもファンの多い作品として知られており、伊藤、武井、山下、山田、小栗も既に原作を読んでいたそう。武井は「映像になると聞いて、テラフォーマーがどんな状態で出てくるのか気になりました」、小栗は地球にいる役のため「最初は火星に行く役で話がきたのかと思ったのですが、そうではなかったので、監督には続編があったら火星に行かせて下さいねと話はしました(笑)」とファンならではのコメントも。
本作では600年後の火星を描くにあたり、日本映画では初となるアイスランドロケを『インターステラー』(14)の製作スタッフと合同で行うことに。また、ヘアメイク・衣装・セットへのこだわりも並みではなく、約100パーツから構成された宇宙服の衣装合わせは10回以上繰り替えされ、世界で一つの宇宙服が完成。各人にぴったりのサイズであるため、太れない、痩せられない、徹底した自己管理が俳優陣には要求されている。さらに宇宙船のセットは製作に約1億円を投じ、3か月間をかけて原作の世界観を忠実に再現。山下智久も「日本映画史上まれに見るSF大作になると思う」と、こだわり抜いた撮影現場を見て語っている。
現在撮影中の三池崇史監督は、「受けるのに勇気のいる作品。台本を読んだだけでは画が想像できない程、非日常のエンタテイメントに挑戦している。俳優もこの映画が一体どうなるのか、自分がどういう風にこの映画に映るのか、わからなかったと思う。だからこそ挑戦したいと、“俳優の本能”でそう思って参加してくれたと思う。豪華で最強の俳優陣が揃った」と語る。また、キャスティングの理由として「伊藤英明、そして山田孝之は理不尽なものと戦うのにピッタリ。政府の思惑で何も知らずに火星に行かされ、生き残るために限界まで戦う、そういうキャラクターを演じられるのは彼らしかいない」と語っている。
ちなみに各キャストが演じるキャラクター(ベースになった原作のキャラクター)は次のとおり。
武井咲…秋田奈々緒(原作登場)、山下智久…武藤仁(based-on ティン)、山田孝之…蛭間一郎(原作登場)、小栗旬…本多晃(原作登場)、ケイン・コスギ…ゴッド・リー(原作登場)、菊地凛子…森木明日香(based-onヴィクトリア・ウッド)、加藤雅也…堂島啓介(based-on ドナテロ・K・デイヴス)、小池栄子…大張美奈(based-on 張明明)、篠田麻里子…大迫空衣(based-on ジャイナ・エイゼンシュテイン)、滝藤賢一…手塚俊治(based-on テジャス・ヴィジ)、太田莉菜…連城マリア(based-on マリア・ビレン)、福島リラ…榊原(オリジナルキャラクター)。
小岩井宏悦プロデューサーも「ただ豪華なだけでなく、個性的なキャラクターに相応しくキャストのバリエーションも大事にした」と自信をのぞかせる豪華なキャスティングと、驚きのスケールで撮影は大詰めを迎えている『テラフォーマーズ』。映画完成は来年2月を予定をしており、仕上がりが今から楽しみだ。【Movie Walker】