UK伝説バンド・ブラー、アルバムは日本のおかげで完成した？！オリジナルメンバーによる新作のドキュメント映画が公開決定！

2015年2月、全UKロックファンは期待に胸を踊らせた。

あの伝説のバンド・ブラーが会見を開き、なんと12年ぶりの新作をリリースすることを発表した。しかも、会見には脱退していたギターのグレアム・コクソンの姿も！オリジナルメンバーとしては実に16年ぶりの新作、往年のブラーファンが待ち望んだ瞬間であった。

そしてリリースされたのがアルバム「ザ・マジック・ウィップ」である。当然全英初登場１位を獲得し、リリース後の2015年7月にはロンドン・ハイドパークで野外コンサートを行い、8万人ものファンを動員。いまだ不動の人気を証明するには充分すぎるくらいだ。

ところで、このアルバムが香港でレコーディングされたことは前述の会見で本人たちからもアナウンスがあった通りだが、実は日本に深ーく関係がある。

2013年5月に行われるはずだった幻のロックフェス・TOKYO ROCKS。ヘッドライナーにブラーの名前をラインナップした音楽フェスだが、諸事情により直前にイベント自体がキャンセルに。急遽5日間のオフを手にすると、デーモンはその期間、香港のスタジオに入ることをメンバーに提案したのだ。デーモンはオフィシャルインタビューで以下のように語っている。「５日間休みがもらえたってことは、５日分の時間が急にできたってことで、そこでスタジオ入りするって最高だと思ったんだよね。今回のアルバムはそうやって生まれたんだ。つまり、言ってみれば偶然こうなっただけだっていう。」日本のファンにとってはアンラッキーな出来事だったわけだが、結果的にオリジナルメンバーによる新作という予想以上に嬉しいギフトが生まれることとなった。

さて、そのアルバムの制作過程からハイドパークまでを迫ったドキュメンタリー映画『ブラー：ニュー・ワールド・タワーズ』が、日本でも6月に公開されることが決定した。
「ザ・マジック・ウィップ」を携えての来日公演がまだ行われていないため、この映画にふんだんに盛り込まれた最新ライヴ・シーンはファンにとってはたまらないものになるはず。

日本公開は6月4日（土）より、[東京]新宿ピカデリー、[大阪]なんばパークスシネマ、[名古屋]
ミッドランドスクエアシネマ、[広島]広島バルト11にて決定。（以降全国順次上映）
ファンならずとも劇場に足を運びたい。

6月4日（土）より、[東京]新宿ピカデリー [大阪]なんばパークスシネマ
 [愛知]ミッドランドスクエアシネマ [広島]広島バルト11
6月11日（土）より、［北海道］札幌ｼﾈﾏﾌﾛﾝﾃｨｱ ［福岡］T･ｼﾞｮｲ博多
6月18日（土）より、［神奈川] 横浜ﾌﾞﾙｸ13 ［埼玉］MOVIXさいたま ［兵庫］神戸国際松竹［岡山］MOVIX倉敷
6月25日（土）より、［宮城］MOVIX仙台 ［静岡］MOVIX清水 ［新潟］T・ｼﾞｮｲ新潟万代
7月2日（土）より、［福岡］T･ｼﾞｮｲﾘﾊﾞｰｳｫｰｸ北九州 7月9日（土）より、［鹿児島］鹿児島ﾐｯﾃ10
以降全国順次上映
※新宿ピカデリー、なんばパークスシネマは2週間限定上映、その他の上映劇場は1週間限定上映を予定 

Blur / ブラー
The Magic Whip / ザ・マジック・ウィップ

発売日：2015年04月29日
価格：￥2,457（本体）＋税 / 規格番号：WPCR-16444
収録曲：
1. Lonesome Street / ロンサム・ストリート
2. New World Towers / ニュー・ワールド・タワーズ
3. Go Out / ゴー・アウト
4. Ice Cream Man / アイスクリーム・マン
5. Thought I Was A Spaceman / ソート・アイ・ワズ・ア・スペースマン
6. I Broadcast / アイ・ブロードキャスト
7. My Terracotta Heart / マイ・テラコッタ・ハート
8. There are Too Many of Us / ゼア・アー・トゥー・メニー・オブ・アス
9. Ghost Ship / ゴースト・シップ
10. Phyongyang / ピョンヤン
11. Ong Ong / オン・オン
12. Mirror Ball / ミラー・ボール
13. Y'All Doomed / ヤオール・ドゥームド （＊日本盤ボーナス・トラック）