キスマイ藤ヶ谷太輔「『キメぜりふ』までにハートを盗める男になりたい」舞台「TAKE FIVE2」
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舞台「TAKE FIVE2」
5月4日(水・祝)から舞台「TAKE FIVE 2」の上演が赤坂ACTシアターにてスタートする。その前日となる3日(火)、マスコミ向けの舞台の一部お披露目と囲み取材、そしてゲネプロが同劇場にて催された。囲み会見には主演の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)と、新川優愛、駿河太郎、山本裕典、安蘭けいが出席した。
本作は、2013年にTBSドラマ「TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~」を発端に、2015年にはそのドラマスタッフによってドラマ版で唐沢寿明が演じた伝説の大泥棒・帆村正義の子孫を主人公に舞台化され、舞台と映像表現それぞれの強みを融合した新ジャンルのステージとして大きな話題を呼んだ。今回はその続編。2066年に生きる主人公・帆村守(藤ヶ谷)が、テロリストを追って再び2016年にタイムスリップ。現代の日本で出会う人々とともに、未来を守るために闘う姿を描く。
会見で藤ヶ谷は「昨年の上演が終わったときに『ぜひ来年も…』という言葉をいただいたが、それが形になるのは難しかったりする。こうして実現できて本当に嬉しい。やるからには前回よりレベルアップしていないと…というプレッシャーがある」と嬉しさと責任感を口にした。
山本裕典、安蘭けい、新川優愛、駿河太郎 舞台「TAKE FIVE2」
今回、帆村守と現代に生きるとある研究者の一人二役を演じることになる藤ヶ谷は、ステージ上でそれぞれの役を何度となく演じ分けていく。「ライブばりに舞台裏で着替えたりしているんでバタバタ。舞台に出るギリギリまで走って、舞台に出たら(何事もなかったかのように)歩いてます」と笑う。
ただ、未来の世界の人間としてきている衣装が首まで隠すデザインのため、帆村の秘書・岩月迅役の山本は「暑いです。昨年、衣装さんに暑い暑い、これ以上暑くしないでー!」と言っていたんですが、今年はそれ以上に暑くなってます」と苦笑い。
山本裕典、安蘭けい 舞台「TAKE FIVE2」
今回からの参加となる、ヒロイン役の新川は、「みんなが『初めまして』のところに入っていくのとは違うので、どう自分から輪に入っていこうかと…人見知りなので。でも(藤ヶ谷のことを周りに)聞いたら、彼も人見知りだそうで」と語ると、藤ヶ谷も「最初は本当にしゃべれなかったです」と恥ずかしそうに暴露。「最初は『おはようございます…』くらいしか言えなかった」と語っていると、山本が「今もたいして話してないでしょ、僕とか太郎さんとかを連れて話しているし」と藤ヶ谷にツッコミをかけていた。
舞台「TAKE FIVE2」
ドラマ「青春探偵ハルヤ~大人の悪を許さない!~」(日テレ系)で、藤ヶ谷と同じKis-My-Ft2のメンバーであり、これまた人見知りの玉森裕太とも共演している新川は、「そのときも(玉森と)最後の3週間くらいでようやく話ができるようになった」と振り返ると、「すみません、キスマイは人見知りが多くて…」とさらに苦笑する藤ヶ谷。
そんな藤ヶ谷に今回の舞台で、観客の愛、ハートを盗む自信はあるか?との質問が飛ぶと、「劇中。『きみを盗みにきたんだよ』というセリフがあるんですが、そのセリフの前までにそういうキャラになっていれたら」と謙虚に語る藤ヶ谷に、今度は駿河が「座長が出てきて舞台でダーンッ!てキメた瞬間に、『太ちゃぁぁぁぁん!』って悲鳴が飛ぶから。なんも言わんでも大丈夫です!」とフォローしていた。
新川優愛、駿河太郎 舞台「TAKE FIVE2」
ゲネプロでは、全幕通しで行われた。会見でも話が出たとおり、ステージからはみ出すように両サイドの壁までLEDの映像が映し出されるようになっており、さながら映画館の大スクリーン、もしくはアミューズメントパークの映像アトラクションのよう。圧巻のオープニング映像から始まり、帆村たちの2066年の世界から2016年のバーの店内や研究室など、本来セットとしてつくる部分をうまく映像が担っていた。また、一人二役の演じ分けや同時間軸で動いている舞台本編とその舞台裏など観客が一度に楽しめるのも見どころの一つ。舞台のナマ感と、映像が作り出すスピード感。ともに体感していただきたい。
LED映像でこんな見せ方もできるんです!舞台「TAKE FIVE2」
■日時:2016年5月4日(水・祝)~5月25日(水)
■会場:赤坂ACTシアター
■出演:藤ヶ谷太輔 新川優愛 猫背椿 朝倉あき 八十田勇一 小須田康人 駿河太郎/山本裕典/安蘭けい ほか
■公式サイト:http://www.tbs.co.jp/act/event/take-five2/