必ず行きたくなる!?『せか猫』に見る国内外の絶景スポット
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『電車男』(05)や『モテキ』(11)のプロデューサーとして知られる川村元気のベストセラー小説を映画化した『世界から猫が消えたなら』(5月14日公開)。モニター試写会では号泣する人が続出するなど、秀逸な人間ドラマが話題となっているが、本作に登場する美しいロケーションも魅力のひとつだ。
主人公の“僕”(佐藤健)が暮らす町並みは、20日間の函館ロケで撮影された。レトロな洋館と日本家屋が入り混じった景観はかなりノスタルジック!劇中に登場する“僕”の実家・カモメ時計店は、年季の入った看板やショーケース、色褪せた屋根が、何とも言えない味わいを醸し出している。
また、函館で忘れてはならないのが路面電車。風情たっぷりの路面電車が、レトロな街の雰囲気をよりかき立てる。“僕”が過去に付き合っていた“彼女”(宮崎あおい)とのデートシーンでは、車内での撮影も行われているのでぜひチェックしてほしい。
そんな函館の風景とのコントラストが印象的なのが、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスだ。“僕”と“彼女”が交際していた頃に旅行に行ったブエノスアイレスの町並みは、カラフルで建物が所狭しと並ぶ大都会。人があふれ、活気に満ちているが、日本の都市とは一風変わった開放感がある。
さらに本作の映像美を体感させられるのが、ブエノスアイレスの観光を楽しんだふたりが向かうイグアスの滝。アルゼンチンとブラジルとの国境に位置するこの滝は、世界三大瀑布のひとつとされている世界遺産で、高さ82メートル、長さ700メートルにもわたる瀑布は、のみ込まれてしまいそうなほどの大迫力!
このイグアスの滝が登場するのは、“僕”と“彼女”の関係に転機が訪れる重要なシーン。映画『ブエノスアイレス』(97)でトニー・レオンがびしょ濡れになる場面と同じ場所で、“僕”と“彼女”がこの壮大な世界遺産と対峙している。
そのほかにも、北海道の小樽や栃木の温泉街で撮影されたシーンも登場する本作。絶景のロケーションの数々に目を奪われること間違いなし!【トライワークス】