[韓国MUSICAL]リュ・ジョンハン、オム・ギジュン、KAI主演『ジャック・ザ・リッパー』3年ぶりの帰還
ダニエル役のリュ・ジョンハン
『三銃士』とともに、日本で韓国ミュージカルファンを急増させた作品として知られる『ジャック・ザ・リッパー』が3年ぶりに韓国で再演となり、豪華キャストが発表された。
2009年に当初は『殺人魔ジャック(살인마 잭)』というタイトルで初演した『ジャック・ザ・リッパー』の原作は、19世紀末に英国ロンドンで発生した猟奇連続殺人事件をモチーフにチェコ共和国で創作された作品。世界的に有名な未解決事件として知られるこの事件の犯人は、正体が掴めていないことから、通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”と呼ばれてロンドン市民に恐れられていたという。
このチェコ原作ミュージカルに韓国独自の演出を加えて、初演当時は珍しかったスリラーミュージカルとして人気を博した本作は、アン・ジェウク、SUPER JUNIORのソンミン、チ・チャンウクなど多数の韓流スターが主演し、2012年からは日本公演も実施され、多数の韓流ファン、舞台ファンに知られる作品となった。
ダニエル役のオム・ギジュン(左)とKAI
本作の主人公となる、アメリカからロンドンにやってきた外科医ダニエル役には、リュ・ジョンハン、オム・ギジュン、KAIという究極のキャストが揃った。なかでもリュ・ジョンハンとKAIは今回、本作に初めて挑むことになる。愛する女性のために、悪魔と取引することになるダニエルの悲哀を存分に表現できる実力をもつ彼らだけに、大きな話題を集めるのは必至だ。
(写真左から)アンダーソン刑事役のパク・ソンファン、キム・ジュンヒョン、チョ・ソンユン
自らも苦悩を抱えつつ、連続殺人事件を追う刑事アンダーソン役には、キム・ジュンヒョン、パク・ソンファン、チョ・ソンユン(チョ・ガンヒョンから改名)が演じる。現在『マタ・ハリ』でラドゥ大佐を好演しているキム・ジュンヒョンは、日本で劇団四季を退団後、韓国の舞台に復帰して最初に演じたのがこのアンダーソンだっただけに、4回目の出演となる今回も格別の愛着を感じさせている。
連続殺人鬼ジャック役のTei(左)とイ・チャニ
ロンドンの街を恐怖に陥れる連続殺人鬼ジャック役には、『ONCE』『アリラン』などの話題作でも着実な演技を披露し、『モーツァルト!』ではシカネーダー役で出演することも決まっているイ・チャニと、昨年は『明成皇后』で大型ミュージカルにも挑んだ歌手のTeiがともに初挑戦する。
新聞記者モンロー役のチョン・ウィウク(左)とキム・デジョン
また、スクープを得るためにアンダーソンと取引をする新聞記者モンロー役には『明成皇后』『英雄』のチョン・ウィウクと、『フランケンシュタイン』初演のルンゲ役で知られるキム・デジョンを起用。ダニエルに純愛を捧げる売春婦のグロリア役には『レベッカ』『イン・ザ・ハイツ』のキム・ボギョンと、ドラマ、映画で活躍しながら『ディセンバー』『オール・シュック・アップ』などのミュージカルにも精力的に出演してきたキム・イェウォンが引き受けた。そして、アンダーソン刑事と切ない愛を展開するポーリー役は『風と共に去りぬ』『シンデレラ』などに出演したチョン・ダニョンが演じる。
グロリア役のキム・ボギョン(左)とキム・イェウォン
究極のキャストを揃え、今夏の目玉作品のひとつとなるのは間違いない『ジャック・ザ・リッパー』は、7月15日から10月9日まで、新道林(シンドリム)のD-CUBEアートセンターで上演。1次は5月19日(木)午後2時より一般発売が開始される。
【公演情報】
ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』(잭 더 리퍼)
2016年7月15日~10月9日 D-CUBEアートセンター
<出演>
●ダニエル役:リュ・ジョンハン、オム・ギジュン、KAI
●アンダーソン役:キム・ジュンヒョン、パク・ソンファン、チョ・ソンユン(旧名チョ・ガンヒョン)
●ジャック役:イ・チャニ、Tei
●モンロー役:チョン・ウィウク、キム・デジョン
●グロリア役:キム・ボギョン、キム・イェウォン
●ポーリー役:チョン・ダニョン
グロリア役のキム・ボギョン(左)とキム・イェウォン
写真提供:M MUSICAL ART ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。