桂正和氏が「感情が、とんでもない事になる! 」と絶賛 武井宏之氏、藤田玲らもコメント アニメ劇場版『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』
©2016「DIVINE FLAME」雨宮慶太/東北新社
5月21日公開のアニメーション映画『牙狼〈GARO〉‐DIVINE FLAME‐』を鑑賞した漫画家、俳優、クリエイターらのコメントが公開された。
「牙狼〈GARO〉」はクリエイター雨宮慶太が生み出したヒーロー・サーガ。2005年に特撮TVシリーズ第1期が始まり、これまでに特撮シリーズ4作、アニメシリーズ2作、劇場版・ビデオ作品も合わせると全11作が世に送り出されてきた。ホラー(人に憑依する魔物)と、それを滅ぼす魔戒騎士・魔戒法師の戦いを描き、ハードな大人向けエンタテインメントとして幅広い層から支持されている。
今回コメントを寄せたのは、アニメ、実写を問わず牙狼に関わってきたクリエイターや俳優など各界の著名人たち。漫画家の桂正和氏やアニメ『HUNTER×HUNTER』監督の神志那弘志氏、漫画『シャーマンキング』作者の武井宏之氏、などそうそうたる面々。実写「牙狼〈GARO〉」シリーズに出演した中山麻聖、藤田玲も称賛の声をあげている。
■桂正和(漫画家) 『ZETMAN』原作、『TIGER & BUNNY』キャラクター原案、『牙狼 -紅蓮ノ月-』キャラクターデザイン
感情が、とんでもない事になる! この映画 いろいろ凄すぎ!!
■神志那弘志(アニメーション監督、スタジオライブ代表取締役)
『HUNTER×HUNTER』『魔人探偵脳噛ネウロ』監督 親子愛、家族愛、恋愛、、、。たくさんの愛を、息をもつかせぬ素晴らしいアクションで包んだ【極上のエンターテインメント作品】です。 林監督の実力が、遺憾なく発揮されています! 必見!
■武井宏之(漫画家) 『シャーマンキング』原作、『牙狼〈GARO〉-炎の刻印-』キャラクター原案
劇場版を拝見し印象的だったのは、音とアクションです。 特にアクションの見せ方は圧倒的で、漫画とは違うアプローチ故、自分の踏み込まない領域まで行っている感じがして、勉強させて貰いました。特にエマのアクションシーンは圧巻で“お尻”から目が離せませんでした。 レオンもテレビシリーズに比べて、成長して本当格好良くなりましたね。また、音の演出も素晴らしく、音圧に飲み込まれてそのまま迫力で押し切られるという場面が幾つもありました。この劇場版は素晴らしい仕上がりでしたし、本当に毎回良いチャレンジをしているので、まだまだ成長していくのだろうと思います。これからも大いに期待しています。
■田畑由秋(漫画原作・脚本家) 『コミックマスターJ』『アクメツ』『ニンジャスレイヤー』『ヤングブラックジャック』等、漫画脚本
スタッフがリミッター外して楽しんでるなぁというのが『DIVINE FLAME』からはバリバリに伝わってくる!一応業界の片隅に生息させてもらっている私としては、そういった状況が生まれることが稀有な事を知っている。 なのでこういうバシッとした作品を見られる事に幸せを噛みしめるのです。
■中山麻聖(俳優) 『牙狼〈GARO〉 -魔戒ノ花-』冴島雷牙役、『牙狼 -紅蓮ノ月-』雷吼役
TVシリーズで少年のイメージだったレオンが頼れる黄金騎士になっていて、兄としてもさらに格好良さが増しています。 『牙狼〈GARO〉』ファン必見の“あのシーン”もアニメで復活しているので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。 そして、この劇場版を楽しんでいただいた後は(笑) 是非『牙狼〈GARO〉』実写シリーズも観ていただけると嬉しいです!
■早瀬マサト(漫画家) 『幻魔大戦』原作、「仮面ライダー」シリーズキャラクターデザイン
劇場版『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』観た!こんなにサービス精神旺盛な劇場作品は久しぶりだ。 とにかく息つく暇なくよく動くし、退屈な場面は皆無だった。 怒涛の展開に、ちょっと気を抜くと置いて行かれそうになるほど、とにかくめまぐるしくも鮮やかに“牙狼ワールド”が展開するのだ。 TVシリーズ『‐炎の刻印‐』を観ていなかったとしても魅了される世界観だし、ファンには「なるほど!」と思わせる内容で、期待に応えている。 ちょっとサイボーグ009に雰囲気が似ている主人公も最高だw!必見!!!
■藤田玲(俳優) 『絶狼-ZERO- -BLACK BLOOD-』涼邑零役
アニメ化されると聞いた時は、「ついに来たか!」と思いました。もともと『牙狼〈GARO〉』はアニメーションに向きだと思いますし、アニメだからこそのアクションや設定が可能になるので『牙狼〈GARO〉』の世界観や可能性が広がるなと楽しみにしていました。 『牙狼〈GARO〉-炎の刻印-』は、『牙狼〈GARO〉』と同じく、作品のテーマが愛だったり、世代で受け継がれる使命だったりと、重なる部分がたくさんあって楽しんでいます。また、脚本を担当しているのが、僕が出演した『絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-』と同じ小林靖子さんなので、「この展開いいな〜」、「羨ましいな~」と思っています。
■本郷みつる(アニメーション演出者) 『ワールドトリガー』『テンカイナイト』『REIDEEN』監督
私は『牙狼』は最初の実写シリーズを何本か観た位でこの作品のアニメシリーズは未見でした。試写に呼んでもらって、いちアニメ好きとして「どんなもんだろ?」と言う好奇心から参加しましたが観ている途中から、背筋を伸ばして鑑賞しました。 今作は『日本製アニメ』のガラパゴス的に特化した手描きのアクションの気持ち良さが全編に溢れていて、日本でしか作れない劇場アニメになっています。劇場での鑑賞をおススメします。
■森チャック(イラストレーター) 「グル~ミ~」
牙狼10周年おめでとうございます。劇場版アニメーションということで当然大迫力の戦闘シーンはもちろん、一途な愛から家族愛までも見事に描かれている作品、DIVINEFLAME。そこには『大切な人を守る』という絶対的なテーマが終始貫かれている。父になったこともない私がなぜかヘルマンに感情移入……髪色とヒゲのせいか?こんなステキでろくでなしで強くて頼もしい男になりたいものです。
また、同作を上映するティ・ジョイ運営劇場限定で、オリジナルドリンクの販売も決定した。購入者には先着でポストカード3種セットが特典として受け取ることができる(※なくなり次第終了)また、新宿バルト9・cafe oaseでは期間限定の“GARO cafe”もオープン。こちらでは、作品にちなんだ特別メニュー“炎の刻印サンド”を販売。購入者には抽選で2名にキャストのサイン入りポスターがプレゼントされる。詳細は公式サイトを確認しよう。
『牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-』 は5月21日(土)より、新宿バルト9他全国ロードショー
劇場版『牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-』
(2016年/日本/アニメーション/シネマスコープ/78分)
(C)2016「DIVINE FLAME」雨宮慶太/東北新社
声の出演:浪川大輔 堀内賢雄 朴璐美 野村勝人
富田美憂 小宮有紗 萩原聖人
原作:雨宮慶太 監督:林祐一郎 脚本:小林靖子
演出:林祐一郎 朴性厚 キャラクターデザイン協力:武井宏之
アニメーションキャラクターデザイン:菅野利之
美術監督:工藤ただし 色彩設計:鎌田千賀子
撮影監督:淡輪雄介 CG監督:陸川励
編集:廣瀬清志 音楽:MONACA 音響効果:倉橋裕宗 音響監督:久保宗一郎
主題歌:JAM Project「刃~The divine blade~」
制作:MAPPA/東北新社 配給・製作:東北新社
公式サイト:http://garo-divineflame.jp
【あらすじ】
魔女狩りと称した守りし者たちへの迫害。それはヴァリアンテの宰相メンドーサによる計略であった。天才魔戒法師であった彼は大量のホラーを討滅する為に「ツィルケルの環」を完成させる。だがその発動には大量の生贄が必要だった。その思想の危うさ故、元老院を破門されてしまう。それを恨み、魔戒の者を根絶やしにしようと企てたのだが、レオン達に阻止される。その後サンタ・バルド地下に眠る化石ホラー=アニマと融合し不老不死の力を得るもレオンの母アンナの力によって永遠に魔界に封じられたのだった… あれから4年――。 黄金騎士“ガロ”=レオンは、堅陣騎士“ガイア”=アルフォンソと共に、先の戦いで死んだレオンの父・絶影騎士“ゾロ”=ヘルマンがヒメナとの間に残した子ロベルトを次代の騎士として育てていた。そんなある日、彼らの元に魔戒騎士を束ねている「番犬所」から指令書が届く。 「番犬所」へと赴いた二人に、神官ガルムが新たな危機の到来を告げる。 今は無き小国バゼリアに、この世で最も美しいホラー「ニグラ・ヴェヌス」が現れ、討滅に向かった騎士たちを尽く返り討ちにしていると言う。 だが、問題はそれだけではなかった。かつてメンドーサが用いた禁断の魔導具「ツィルケルの環」が確認されたと言うのだ。発動すれば大量の魂が現世に溢れ出し、因果律は狂い、世界が崩壊してしまう。最悪なことに既に起動に十分な数の生贄が捧げられており、一刻の猶予も無い。 そんな最中、ロベルトが黒衣の男たちに誘拐される。それを追うレオンの前に黒曜騎士“ゼム”=ダリオが現れ、ロベルトはこの先の神殿に連れ込まれたと告げる。神殿へと向かうレオン。その前に姿を見せたのは、死んだはずの父ヘルマンだった。ヘルマンは息子であるロベルトを救いたい一心でガルムによって蘇ったのだ。
(C)2016「DIVINE FLAME」雨宮慶太/東北新社