堀内賢雄が浪川大輔のプライベートにも鋭く突っ込む アニメ映画『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』初日舞台あいさつ

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2016.5.22
左から、堀内賢雄、富田美憂、浪川大輔

左から、堀内賢雄、富田美憂、浪川大輔

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5月21日、アニメーション映画『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』の公開初日舞台あいさつが行われ、声優の浪川大輔、堀内賢雄、富田美憂、そして林祐一郎監督が登壇した。
 

左から、堀内賢雄、富田美憂、浪川大輔、林祐一郎監督

左から、堀内賢雄、富田美憂、浪川大輔、林祐一郎監督

 

「牙狼〈GARO〉」はクリエイター雨宮慶太が生み出したヒーロー・サーガ。2005年に特撮TVシリーズ第1期が始まり、これまでに特撮シリーズ4作、アニメシリーズ2作、劇場版・ビデオ作品も合わせ全11作が世に送り出されてきた。ホラー(人に憑依する魔物)と、それを滅ぼす魔戒騎士・魔戒法師の戦いを描き、ハードな大人向けエンタテインメントとして幅広い層から支持されている。『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』では、テレビシリーズに引き続き、主人公レオン・ルイスを浪川が、レオンの父ヘルマンを堀内が、新キャラクターでレオンの弟ロベルトを富田が演じている。

浪川、堀内、富田はイベントに、同作でそれぞれが演じたキャラクターのバッジを着けて登場。浪川は「映画の話を聞いたのが去年で、1月に収録があり、やっとここまで来ました」と万感の思いを口にした。林監督も「完成披露のときにお客さんとお話をして、手応えを感じていましたが、ようやくここまで来たと感無量です!」と感慨深げなようす。

同作では、テレビシリーズで死んだヘルマンが、ルイス、そしてロベルトの窮地を救うべく復活を果たした。演じた堀内は「ヘルマンが登場したのも喜びですが、映画になったということが嬉しい」と満面の笑み。また、ヘルマンとロベルトが劇場版で親子の対面を果たすことについて、「『まだ見ぬ我が子に会いたい!』という思いで、自分の子だという気持ちで話していました。“守りしもの”というのはこの作品のテーマであり、深い! 僕にとっても代表作になりました」と特別な想いを語った。

一方の富田は「『牙狼<GARO>』初参戦で、不安がありましたが、現場でみなさんが温かく迎えてくださりました。(堀内と浪川は)お父さんとお兄ちゃんという感じで優しかったです!」とニッコリ。

また、林監督はキャスト陣の結束の強さと役柄との結びつきを強調。「(テレビシリーズの)『炎の刻印』の時から感じてましたが、キャラクターとキャストがリンクしていて、雰囲気がぶれない。リアルで見ているような気分になる」と語った。

浪川はテレビシリーズから4年の月日を経た自信の役柄ついて、「だいぶ成長してます。最後のバトルで片手を失ってもなりふり構わず弟たちを守るのは、今までにない姿。ロベルトがいたからレオンも成長できたと思う」とコメント。すると堀内は「レオンと共に浪川くんも成長してる」とほほ笑む。さらに「シリーズを通して、人間的にも成長してます。独立も果たしたし、“まもりしもの”が増えた」と浪川のプライベートにも鋭く切り込みつつ「2人で飲んで、珍しく演技の話をしたりしました。(役と)シンクロする部分が多かったし、僕も成長させてもらいました」と嬉しそうに語った。


『牙狼<GARO> -DIVINE FLAME-』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。
 

作品情報

劇場版『牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-』​

(2016年/日本/アニメーション/シネマスコープ/78分)

 
(C)2016「DIVINE FLAME」雨宮慶太/東北新社

(C)2016「DIVINE FLAME」雨宮慶太/東北新社



声の出演:浪川大輔 堀内賢雄 朴璐美 野村勝人 
富田美憂 小宮有紗 萩原聖人 

原作:雨宮慶太 監督:林祐一郎 脚本:小林靖子
演出:林祐一郎 朴性厚 キャラクターデザイン協力:武井宏之
アニメーションキャラクターデザイン:菅野利之
美術監督:工藤ただし 色彩設計:鎌田千賀子
撮影監督:淡輪雄介 CG監督:陸川励
編集:廣瀬清志 音楽:MONACA 音響効果:倉橋裕宗 音響監督:久保宗一郎
主題歌:JAM Project「刃~The divine blade~」

制作:MAPPA/東北新社 配給・製作:東北新社
 

公式サイト:http://garo-divineflame.jp


【あらすじ】
魔女狩りと称した守りし者たちへの迫害。それはヴァリアンテの宰相メンドーサによる計略であった。天才魔戒法師であった彼は大量のホラーを討滅する為に「ツィルケルの環」を完成させる。だがその発動には大量の生贄が必要だった。その思想の危うさ故、元老院を破門されてしまう。それを恨み、魔戒の者を根絶やしにしようと企てたのだが、レオン達に阻止される。その後サンタ・バルド地下に眠る化石ホラー=アニマと融合し不老不死の力を得るもレオンの母アンナの力によって永遠に魔界に封じられたのだった… あれから4年――。 黄金騎士“ガロ”=レオンは、堅陣騎士“ガイア”=アルフォンソと共に、先の戦いで死んだレオンの父・絶影騎士“ゾロ”=ヘルマンがヒメナとの間に残した子ロベルトを次代の騎士として育てていた。そんなある日、彼らの元に魔戒騎士を束ねている「番犬所」から指令書が届く。 「番犬所」へと赴いた二人に、神官ガルムが新たな危機の到来を告げる。 今は無き小国バゼリアに、この世で最も美しいホラー「ニグラ・ヴェヌス」が現れ、討滅に向かった騎士たちを尽く返り討ちにしていると言う。 だが、問題はそれだけではなかった。かつてメンドーサが用いた禁断の魔導具「ツィルケルの環」が確認されたと言うのだ。発動すれば大量の魂が現世に溢れ出し、因果律は狂い、世界が崩壊してしまう。最悪なことに既に起動に十分な数の生贄が捧げられており、一刻の猶予も無い。 そんな最中、ロベルトが黒衣の男たちに誘拐される。それを追うレオンの前に黒曜騎士“ゼム”=ダリオが現れ、ロベルトはこの先の神殿に連れ込まれたと告げる。神殿へと向かうレオン。その前に姿を見せたのは、死んだはずの父ヘルマンだった。ヘルマンは息子であるロベルトを救いたい一心でガルムによって蘇ったのだ。

(C)2016「DIVINE FLAME」雨宮慶太/東北新社
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