後藤ひろひとが5年ぶりの新作『だーてぃーびー』を上演!
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ABCホールプロデュース公演 『だーてぃーびー』宣伝チラシ。左:後藤ひろひと 右:黒田有(メッセンジャー)
お笑い芸人も巻き込んで、TV業界の“嘘”を笑いながら告発する。
商業演劇やTVコメンテーターなどの活動を経て、一昨年辺りから再び関西演劇界に軸足を置いた活動を始めた後藤“大王”ひろひと。そんな彼が、なんと2011年の『ニッポン無責任新世代』以来となる5年ぶりの新作公演を、大阪の劇場「ABCホール」のプロデュースで上演する。
舞台となるのは、関西ローカルの人気情報番組の収録現場。この番組、実は嘘ばかりを垂れ流しているのだが、放送中にある事件が起こったことでアクシデントが連発し、次第にその“嘘”が崩れていく…。
この公演に寄せて、大王からはこんな言葉が届いている。
「嘘を見たければテレビをつけて下さい!
真実を見たければこの舞台を見て下さい!」
演劇界からしばらく離れてみた。どれほどいい作品を書こうが人気タレントを主役にあてがわれてがっかりさせられるような世界にそれほど未練は無かった。そこでテレビ界などを少々遊ばせてもらった。もっとがっかりした。ほんの少しでも“真実”があるかと思って探したのだが、そんな事はなかった。そこは演劇界以上に“嘘”を押し付けるだけの世界だった。
退屈したので演劇に戻って来た。
私がとても面白い物をお見せしましょう。
というわけでこの5年間で、後藤がTVの現場で見聞きしてきた体験が反映されると同時に、空白期間の間に蓄積してきたコメディ作家・演出家としてのフラストレーションを一気に解消するような、相当な力作になるのは間違いない。さらに、芸人として数多くの情報番組に出演する一方、実はかなりの演劇好きという「メッセンジャー」の黒田有が主演を務めるので、笑いの熱量も物語のリアリティ感もかなり強いものになるはずだ。大王が演劇界・TV業界両方に放つ笑いの挑戦状を、ぜひその目で確認しよう。
※先行発売期間中。詳細は公式サイトでご確認を。
■場所:ABCホール
■料金:4,800円
■作・演出・出演:後藤ひろひと(Piper)
■出演:黒田有(メッセンジャー)、川下大洋(Piper)、楠見薫、久保田浩(遊気舎)、橋田雄一郎(転球劇場)、近藤貴嗣(ビーフケーキ)、竹下健人(劇団Patch)、満腹満(THE ROB CARLTON)、小塚舞子(舞夢プロ)
■公式サイト:http://www.asahi.co.jp/abchall/event/index.html#datv
※近日中に特設サイト公開予定