谷口典央の個展が開催 グラフィックデザイナー・大原大次郎とのトークイベントも

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2016.5.27
谷口典央展「Faded Scene」

谷口典央展「Faded Scene」

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谷口典央の個展『Faded Scene』が6月28日(火)から7月15日(金)にかけて、ガーディアン・ガーデンにて開催される。また、会期中の7月9日(土)にはグラフィックデザイナー・大原大次郎とのトークイベントも行われる。

谷口典央は1988年福岡県生まれの作家。木版画の版として使われる版木に、古代の遺跡や壁画からのインスピレーションや自身の空想をもとに彫った作品で、若い才能を発掘してきたコンペティション『1_WALL』の第13回グランプリを獲得した。受賞作品は、「テレビゲームのPRGを想起させ、一歩間違えると時代遅れになるテーマだが、これは今の時代に合う作品だ。」と高く評価された。

「自分らしい作品が出来れば、画材や支持体は関係ない。」と語る谷口は、油彩、水彩、ドローイング、版画など、その時々のイメージに合う手法をとるのが特徴だ。どの作品にも共通する、伸びやかで凛とした線の表現からは、異なる手法を楽しみながら使いこなす谷口の姿勢を見てとることができる。

本展では、新作の版木の作品に加え、油画やドローイングもあわせて展示される。開催にあわせて、谷口からのコメントも到着した。

 


谷口典央

何もない画面に1本の線を引いた瞬間から物語は始まります。
初めから明確な構図や描くモチーフの形は決めず、その引かれた線は時として人になり、豹になり、石になり、あらゆるものに生まれ変わる可能性を持って繋がっていきます。
画面を漂うような揺らいだ線は風の吹く向きであり、水の流れであり、描かれたもの、場面そのものの動きです。
物語はこれからも続いていきます。

 

イベント情報
第13回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞者個展
谷口典央展「Faded Scene」


会期:2016年6月28日(火)~7月15日(金)
午前11:00~午後7:00 日曜休館 入場無料
会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F)

詳細:http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/13gh_taniguchi/13gh_taniguchi.html

 

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