『レッドブルエアレース』開幕直前記者会見レポート 室屋義秀選手からの読者プレゼントも

2016.5.31
レポート
イベント/レジャー

左から、フランソワ・ルボット選手、ナイジェル・ラム選手、室屋義秀選手

画像を全て表示(7件)

世界最高の飛行技術を持つレースパイロットたちが、最高時速370km、最大重力加速度10Gの中、操縦技術の正確さ、知力、体力、そして精神力の限りを尽くしてタイムを競う、世界最速のモータースポーツ・シリーズ『レッドブル・エアレース』。昨年は日本初開催ということもあり2日間で約12万人を集めた。好評を受け、今年の6月にも千葉県・幕張にて開催されることが決定している。
6月4日(土)、5日(日)に、千葉市の幕張海浜公園で開催するレッドブル・エアレース千葉2016に先立ち、ブライトリング・レーシングチームのナイ ジェル・ラムとフランソワ・ルボット、そして唯一の日本人パイロット室屋義秀参加する記者会見が5月27日(金)に大阪府大阪市の「堂島リバーフォーラ ム」で行われた。今回はその記者発表のレポートをお届け。記事の最後には、日本人パイロットである室屋義秀選手からのプレゼントも用意されているので、お見逃しなく。

--Red Bull Air Race World Championship2016年シーズン第3戦となる千葉のコースの戦術は?

ナイジェル・ラム:2015年とレーストラックが異なるところが多く、チャレンジングなバーティカルターンが2回あります。そこに注力し過ぎてタイムロスしないようにしたいですね。

ナイジェル・ラム選手

フランソワ・ルボット:バーティカルターンもポイントになるが、そこだけに注力するのでなく、全体的に「クリーン」で「安全」にタイムを失わないように挑みたいです。

フランソワ・ルボット選手

室屋義秀:昨年はなかったバーティカルターンが2回あることがポイントになると思う。垂直に旋回するバーティカルターンの迫力を楽しんでいただきたいです。

室屋義秀選手

--日本戦へのいきごみ

室屋義秀:頑張ります!(笑)一年かけてチームが成熟してきたのであとはベストを尽くすのみです。去年の盛り上がりには驚きましたね。今年もお客さんにはモータースポーツとして楽しんほしいです。

室屋義秀選手

ナイジェル・ラム:このスポーツで成功するのは「good team」であるところです。勝てる「チーム」と「マシーン」があるので、あとは自分自身がベストを尽くします。

ナイジェル・ラム選手

 
 

 
プレゼント情報
室屋義秀選手の直筆サイン入り自叙伝「翼のある人生」合計2名様にプレゼント!
 

室屋義秀選手の直筆サイン入り自叙伝『翼のある人生』


【応募方法】
当インタビュー記事を、【Facebookでシェア】または【Twitterでリンクをツイート】していただき、さらに下記の「詳細・ご応募はこちらから」ページより必要事項を記入の上応募。

≫≫詳細・ご応募はこちらから≪≪

【応募締切】
6月19日(日)23:59まで
 
情報
RED BULL AIR RACE CHIBA 2016/レッドブル・エアレース千葉2016

日時:2016年6月4日(土)・5日(日)
会場:千葉県立幕張海浜公園

 
プロフィール
ナイジェル・ラム

1956年8月17日生まれ

 Nigel LambはRed Bull Air Race史上最も完成した、そして最も尊敬されているパイロットのひとりとして知られている。Lambはそのキャリアを通じて成績を伸ばし続けており、2010年には自己ベストの総合3位を記録。年齢を重ねながら成長できることを示した。その強い意志とレースに対する丁寧なアプローチで過去5年間に渡ってランキングを上げ続けているイギリス出身のベテランパイロットLambは、数多くのパイロットとファンに大きな影響を与えている。
「多くの人は鳥、そして大空に憧れていると思う。そしてRed Bull Air Raceは、飛ぶことを空想する彼らのような人たちを惹きつけられる魅力を備えている。この魅力がこのイベントをユニークな存在にしている。5歳でも80歳でもこのイベントを素晴らしいと思うはずだ。多くの人は『飛ぶとは何なのか?』と思っているはずだが、一度Red Bull Air Raceを見れば、それがいかに魅力的かを理解することになるだろう」
 フレンドリーで気さくな性格のLambは、高機能を誇るMXS-Rを操る革新的な飛行でRed Bull Air Raceの発展に貢献し続けており。その努力は2010シーズンにドバイ、リオデジャネイロ、ニューヨークの3都市で2位に入るという形で報われることになった。
 ローデシア(現ジンバブエ)生まれのLambは第二次世界大戦時に英国空軍パイロットだった父親の影響で飛行機に興味を持つと、11歳の時にローデシア空軍に志願し、18歳で入隊。1976年にジェット機とヘリコプターの操縦を行うようになった。その後1980年に除隊するとイングランドへ移住し、アエロバティックチームに参加。以降、30年以上に渡り30カ国以上で計1770回以上のパフォーマンスを披露している。またアンリミテッドクラス・アエロバティック英国選手権で8年連続優勝を達成した唯一のパイロットとしても知られているLambの高いスキルは他の業界でも評価されており、『ダークブルー』、『ジャスティス』、『フライボーイズ』などの映画やコマーシャルなどにも出演している。
 
プロフィール
フランソワ・ルボット

1970年5月2日生まれ

 航空シーンのZool(優秀な人物)として知られるFrançois Le Votは2004年以来、World Aerobatics Unlimited Championship及びEuropean Aerobatics Unlimited Championshipで経験を積み続けながら数々の成功も収めてきた、エアロバティックパイロットの完成形と言えるエースだ。また、Le Votはフランス軍の優れた戦闘機パイロットであり、トップガン育成教官としても知られている。
 Le Votのエアロバティックへの情熱は、11年間に及ぶフランス軍エアロバティックチーム時代に培われた。その長年の活動により、2004年にはフランス代表に選出されている。2008年にはFAIからRed Bull Air Raceに必要なスーパーライセンスを取得しており、Red Bull Air Raceトレーニングキャンプに参加した経験も持つ。
 2012年、European Aerobatics Unlimited Championshipで2位となり、チームでは優勝を果たした。しかし、彼のキャリアのハイライトと言えば、2013年、ダラスで開催されたWorld Aerobatic Championshipでの優勝だろう。尚、これまでの総飛行時間は4000時間以上を越えており、そのうち軍用航空機で1500時間以上、エアロバティックでも1200時間以上の飛行を経験している。
 
プロフィール
室屋義秀

1973年1月27日生まれ

2009 年、Red Bull Air Race World Championship に初のアジア人パイロットとして初参戦。国内ではエアロバティックス(曲技飛行)のエアショー・パイロットとして全国各地を飛び回る中、全日本曲技飛行競技会の開催をサポートするなど、世界中から得たノウハウを生かして安全推進活動にも精力的に取り組み、スカイスポーツ振興のために地上と大空を結ぶ架け橋となるべく活動中。また、地元福島の復興支援活動やプロジェクトにも積極的に参画している。
  • イープラス
  • 室屋義秀
  • 『レッドブルエアレース』開幕直前記者会見レポート 室屋義秀選手からの読者プレゼントも