10年以上通い続ける常連さんも、関東最古の猫カフェ『ねこのみせ』(町田)
これまで動物園や水族館をレポートしてきた筆者が、猫カフェを体験するシリーズの第3段です。
今回訪問したのは、2005年にオープンした関東最古の猫カフェ『ねこのみせ』。オープン当初から10年以上も通い続ける常連さんもいるという、老舗の猫カフェです。前例がない中で猫カフェをオープンすることになったきっかけなど、オーナーさんにお聞きしました!
毎日12半頃に「ごはんタイム」
猫のいるお店をオープンしようと思ったきっかけは、2004年に旅行で訪れた台湾で、知人に紹介された『猫花園』というカフェでの体験から。現在主流となっている日本の猫カフェとは少し違いますが、店内を猫が歩きまわり、人間を警戒することもなく、横に座ったりして、猫との距離が近く感じられる雰囲気だったそうです。
当時日本にも、“看板猫”のいるお店はありましたが、猫とは距離があり、気軽に触れるような環境ではありませんでした。猫を飼いたいけれど飼えない人が、猫を身近に感じられるようなお店が日本にもあればいいのに・・・と考え、2005年に『ねこのみせ』をオープンしたそうです。一足先に大阪で猫カフェがオープンしていたことが後でわかったので、関東初の猫カフェとなりました。
ドリンクサーバーの飲み放題メニュー
前例がない中で“お客さんに喜んでもらうには”と試行錯誤しながら、ネットカフェや居酒屋などを参考にして、靴を脱いで過ごすスタイルなども取り入れました。男性が利用しやすい雰囲気作りはオーナーさんが、女性が利用しやすい雰囲気作りはオーナーの奥様が、と分担して2008年に現在のスタイルが定着しました。
ビギナーにも見分けやすい「フランソワーズ=ちみこ」さん
店内には、オーナー夫妻がセレクトした数百冊の漫画があり、猫カフェの利用客(時間料金制)は自由に読むことができます。取材に訪れた日も、来店早々に漫画に没頭しているお客様もいました。漫画メインで時々猫と遊ぶという利用の仕方はもちろん、Wi-Fi環境が整っているのでノートパソコンを持ち込んでの作業も可能です。
スタッフさんと会話ができる「にしん」君
お店に入ると、体格の大きな猫が多いことに驚きます。特に男の子たちはみんなもっちりしていました! その中でも目を引いたのが、↑こちらの「にしん」君。
にしん君は、なんとスタッフさんと会話ができるんです! ちょうど「キャッ、キャッ」とお返事している場面を見ることができました。
マッサージ中の「にしん」君
さらに、にしん君はマッサージされるのが大好きとのこと。猫ちゃんによって、気持ちよいと感じる場所が違うそうなので、スタッフさんに聞いてみましょう。
猫ちゃんを撫でるときの参考に!
「マッサージが好き」「おもちゃが好き」など、猫ちゃんによって好みが違うので、そんな情報もスタッフさんに聞いてみると、猫ちゃんと楽しく過ごせます。・・・しかし、今回筆者は、おもちゃ好きの猫ちゃん数匹におもちゃをチラつかせてみましたが、誰とも遊ぶことができませんでした(涙)。猫カフェビギナーは、まだまだ修行が足りないようです。お店の公式サイトには、猫ちゃんたちとの遊び方のレクチャーなどもあるので、お出かけ前にぜひチェックしてみてくださいね!