中川翔子も推薦、空前の猫ブームに一石を投じる柳美里の新刊『ねこのおうち』

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『ねこのおうち』柳美里

『ねこのおうち』柳美里

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芥川賞作家・柳美里の2年ぶりの最新小説『ねこのおうち』が6月17日に発売される。

猫との生活を通じて、生きることの哀しみ、そしてきらめきを描きながらも、昨今の猫ブームに加熱する社会に一石を投じる本作。大の猫好きとして知られ愛護活動も行なっている中川翔子は、「愛を与えるのも、命を奪うのも同じ人間。 何度も読み返したい、 大切な本に出会えたことに感謝して、これからも不幸なねこたちの「おうち」を見つけるお手伝いをしていきたいと思います」とコメントを寄せている。

なお、7月8日(金)には、柳美里の執筆業30周年を記念したトークライヴがロフト9にて開催される。

◆中川翔子 コメント 
私は、 物心つく頃から今も、 沢山の猫に囲まれ共に生きています。 『ねこのおうち』の中でおばあさんが病気になるまで愛され飼われていたニーコは、 雑種だという理由で公園に捨てられたキジ虎です。 ある理由でおばあさんとも別れることになったニーコは、 子猫たちを産んだあと、 公園に撒かれた毒団子を食べて苦しみながら息絶えます。 残され、 ノラとなった6匹の子猫たちと、 彼らと出会った人々との心の触れ合いと再生……。 
哀しみの中に救いと愛を、 柳美里さんは描かれました。 
愛を与えるのも、 命を奪うのも同じ人間。 
何度も読み返したい、 大切な本に出会えたことに感謝して、 
これからも不幸なねこたちの「おうち」を見つけるお手伝いを
していきたいと思います。

イベント情報
執筆開始30周年&芥川賞受賞20周年記念&新刊刊行記念トークライブ
作家・柳美里の執筆業30周年を記念して、 オープンしたてのロフト9でトークライブを開催! ゲストには、 新潮社出版部長の中瀬ゆかり、 柳の友人でもある劇作家の前田司郎が登場。 デビューから現在まで、 そして南相馬市に移住してからのこれからを語りつくす。 終演後には、 柳氏、 前田氏の新刊サイン会も開催。 

7月8日(金) OPEN 18:30 / START 19:30 
ロフト9渋谷
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS(キノハウス) 1F
前売¥2,500 / 当日¥2,800(税込・要1オーダー500円以上)
前売券は6/11(土)正午12時よりe+にて発売
 
 
 

 

書籍情報
『ねこのおうち』
著者:柳美里
2016年6月17日発売
ISBN: 978-4-309-02472-1
本体価格:1500円(税別)
46判/256頁
ブックデザイン:鈴木成一デザイン室
イラストレーション:千海博美

【著者プロフィール】
柳美里(ゆう・みり)
1968年生まれ。 高校中退後、 東由多加率いる「東京キッドブラザース」に入団。 役者、 演出助手を経て、 86年、 演劇ユニット「青春五月党」を結成。 93年『魚の祭』で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。 97年『家族シネマ』で芥川賞を受賞。 著書に『フルハウス』(泉鏡花文学賞、 野間文芸新人賞)、 『ゴールドラッシュ』(木山捷平文学賞)、 『命』、 『8月の果て』、 『雨と夢のあとに』、 『グッドバイ・ママ』、 『自殺の国』、 『JR上野駅公園口』他多数。 

【『ねこのおうち』あらすじ】
生まれてすぐに、 臍の尾がついたまま「ひかり公園」に捨てられたキジ虎猫のニーコ。 幸運にもおばあさんに助けられ一緒に暮らすことになったニーコは、 幸せな日々を送っていました。 
しかし、 ニーコが生まれて三度目の春のこと。 おばあさんが体調を崩し、 突然の別れがやってきます。 はじめてひとりで過ごすこととなった外の世界。 そして、 6 匹の子供の誕生。 
子育てに奔走するニーコでしたがしかし……ある日、 草むらに落ちていた肉団子を口にした後、 突然の激しい痛みが襲ったかと思うと、 二度と子供たちのもとへ戻ることはできなかったのです。 
果たして、 残された子猫たちの運命は……。 
おばあさん、 小学生の留香と姉のかすみ、 フリーライターのひかる、 留香の同級生の正樹、 今井さんと奥さん、 カモメ動物病院の港先生、 捨て猫の世話をする田中さん――残された6 匹(ぼんぼり尾の茶虎、 キジ猫、 カギ尻尾の茶白、 真っ白な長毛、 真っ黒な長毛、 サビの長毛)が、 拾われ、 触れ合う人々と奏でる命の物語が、 今、 幕を開けます!
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