市村正親らが本番さながらに熱唱、『ミス・サイゴン』製作発表

レポート
2016.6.21
「ミス・サイゴン」

「ミス・サイゴン」


1992年の初演から25年間、戦争が引き起こす悲劇と究極の愛を描き続けるミュージカル『ミス・サイゴン』。本作が2016年10月15日(土)のプレビュー公演を皮切りに東京、岩手、鹿児島、福岡、大阪、名古屋にて上演される。

6月20日(月)、都内にて本作の製作発表が行われ、この舞台で初演から25年間エンジニア役で出演し続けた市村正親をはじめ、同役を務める駒田一、ダイヤモンド☆ユカイ、キム役を務める笹本玲奈、昆夏美、キム・スハ、クリス役の上野哲也、小野田龍之介、ジョン役の上原理生、パク・ソンファン、エレン役の知念里奈、三森千愛、トゥイ役の藤岡正明、神田恭兵、ジジ役の池谷祐子、中野加奈子というプリンシパルキャストとアンサンブルキャストが勢ぞろいした。

圧巻のキャスト大集合!「ミス・サイゴン」

圧巻のキャスト大集合!「ミス・サイゴン」

今回の公演を持って『ミス・サイゴン』を卒業することになった“ミスター・サイゴン”市村は、自身の卒業についてまだ未練あり、といったところ。卒業後も隙あらば出たいという姿勢を見せ、さらには「今度『ミス・サイゴン』がブロードウェイで上演されるという話を聴いたので、次はブロードウェイを目指そうかと」と笑わせていた。

市村正親

市村正親

とはいえ、2014年の公演では、胃がんが見つかり、途中降板を余儀なくされた市村。笹本が自分の挨拶で当時の事を思い出し思わず涙をこらえる一幕も。

笹本玲奈

笹本玲奈

以下、写真と共に、各キャストのコメントを抜粋で紹介する。(挨拶順)

池谷祐子(ジジ): 生きるために身を売るジジの思いをお客様にまっすぐ届けたい。
中野加奈子(ジジ): (ロンドン版『ミス・サイゴン』に出演したことを受け)今回、母国で、母国の言葉で演じられることが嬉しいです。

池谷祐子、中野加奈子

池谷祐子、中野加奈子

藤岡正明(トゥイ): 2008、2009年ではクリスをやりました。当時はキムからもエレンからも愛され楽しい日々でした(笑)。今度は愛されない役ですが…クリスとバチバチやります!
神田恭兵(トゥイ): オーディションの2006年からもう10年。この役に生かされてここまでこれた。この恩を返すためにこの役をやりたい。

藤岡正明、神田恭兵

藤岡正明、神田恭兵

知念里奈(エレン): ずっと自分はキムだと思ってやってきたが、すっかりエレンができる年齢になったなという心持ちでいます。エレンを通して観るこの世界がどのようなものなのかを想いながら演じたい。
三森千愛(エレン): 前回演じた際に、人を愛する事や強さ、女性として、人間として必要なことを教えられた。

知念里奈、三森千愛

知念里奈、三森千愛

上原理生(ジョン): (2幕で歌う)「ブイ・ドイ」は贖罪の歌。アメリカ人にも大きな傷跡を残した歌なのでその想いを伝えたい。
パク・ソンファン(ジョン): 日本の最高のミュージカル俳優と最高の舞台に立てることを嬉しく思います。

上原理生、パク・ソンファン

上原理生、パク・ソンファン

上野哲也(クリス): 前回の製作発表では口がカラッカラになった。で、今回はというと、やっぱりカラッカラです。
小野田龍之介(クリス): とにかく大切に務めさせていただきたい。皆さんよろしくお願いいたします。

上野哲也、小野田龍之介

上野哲也、小野田龍之介

笹本玲奈(キム): キムを演じ続けて気が付けば干支が一周してしまいました。今年は集大成になるように心を込めて演じたい。
昆夏美(キム): キム役は私に少しの自信と自分の未熟さを教えてくれた大切な役です。
キム・スハ(キム): 長い歴史のある日本の『ミス・サイゴン』に出演できてうれしいです。

笹本玲奈、昆夏美、キム・スハ

笹本玲奈、昆夏美、キム・スハ

ダイヤモンド☆ユカイ(エンジニア): ど素人で、50歳を過ぎているので、もう取り返しがつかない。しぶとく皆さんについていきたい。市村さんは「演劇の巨人」市村さんに猿のようにしがみついていきたい。

駒田一(エンジニア): 前回出たときはほとんど記憶がなくて。エンジニアというより、役者・駒田一としてがむしゃらにひたすら頑張っていた。今回はもうちょっと地に足をつけて楽しめればと思っている。

市村正親(エンジニア): 今回は、今まで届かなかったくらいのエンジニアを、ベトナム戦争を切り抜けて、なんとしてもアメリカに渡るんだ、という必死な想いを強く考えてやっていこうと思う。そうすればどんなエンジニアが来ても僕のエンジニアを超すことはできないと思う(笑)

ダイヤモンド☆ユカイ、市村正親、駒田一

ダイヤモンド☆ユカイ、市村正親、駒田一

会見では、『ミス・サイゴン』から「火がついたサイゴン」「世界が終わる夜のように」「時が来た」「今も信じてるわ」「生き延びたけりゃ」「命をあげよう」「ブイ・ドイ」「アメリカン・ドリーム」をキャストたちが次々に歌い上げ、さながら本番のような迫力。歌のエネルギーが会見場の隅々まで、満ちあふれているようだった。

公演情報
ミュージカル『ミス・サイゴン』

■オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
■作:アラン・ブーブリル/クロード=ミッシェル・シェーンベルク
■音楽:クロード=ミッシェル・シェーンベルク
■演出:ローレンス・コナー
■歌詞:リチャード・モルトビー・ジュニア/アラン・ブーブリル

■日時・会場:
2016年10月19日(水)~11月23日(水・祝) 帝国劇場 ※10月15日(土)~18日(火)プレビュー公演
2016年12月10日(土)~12月11日(日) 岩手県民会館 大ホール
2016年12月17日(土)~12月18日(日) 鹿児島市民文化ホール(第1)
2016年12月23日(金・祝)~12月25日(日)久留米シティプラザ ザ・グランドホール
2016年12月30日(金)~2017年1月15日(水・祝) 梅田芸術劇場メインホール
2017年1月19日(木)~1月22日(日)愛知県芸術劇場 大ホール

■公式サイト:
http://www.tohostage.com/miss_saigon/



帝劇公演e+座席選択プラス先着先行受付=6/24(金)12:00~7/10(日)18:00

 

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