岡崎藝術座、「人々の移動と他者の集まる社会」描く2作を同時上演
2016.6.26
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岡崎藝術座の舞台『+51 アビアシオン, サンボルハ』『イスラ! イスラ! イスラ!』が、7月9日と10日に三重・三重県文化会館小ホールで上演される。
2003年に結成された岡崎藝術座は、ペルー生まれで神奈川・川崎育ちの神里雄大が主宰を務める演劇カンパニー。現在は神里自身のアイデンティティーに対する関心の延長線上で、移民や労働者が抱える問題、個人と国民性の関係、他者との共生をテーマにした作品を発表している。
今回上演される2作は昨年から国内外で上演されており、「人々の移動と他者の集まる社会」が共通テーマ。『第60回岸田國士戯曲賞』の最終候補作品にノミネートされた『+51 アビアシオン, サンボルハ』は、戦前に東京で活動した後にメキシコに亡命し、「メキシコ演劇の父」と呼ばれた演出家・佐野碩の人生を参照しながら、沖縄からペルーに移民した神里の祖父母の足跡を追う作品だ。
『イスラ! イスラ! イスラ!』では、架空の島に多様な文化、言語、政治などが持ち込まれ、変貌してく様が描かれる。なお、各公演の終演後にはアフタートークの開催が予定されている。
イベント情報
岡崎藝術座
『+51 アビアシオン,サンボルハ』『イスラ! イスラ! イスラ!』三重公演
2016年7月9日(土)、7月10日(日)
会場:三重県 三重県文化会館 小ホール
『+51 アビアシオン,サンボルハ』
作・演出:神里雄大
出演:
小野正彦(岡崎藝術座)
大村わたる(柿喰う客)
児玉磨利
『イスラ! イスラ! イスラ!』
作・演出:神里雄大
出演:
稲継美保
遠藤麻衣(二十二会)
小野正彦(岡崎藝術座)
武谷公雄
和田華子
料金:前売2,500円 当日2,800円 25歳以下1,000円、2演目1日セット券3,500円
※中学生以下無料