木村了、上原多香子がおとぎ話の謎を解き明かす!?ミュージカル『TARO URASHIMA』製作発表

2016.7.9
レポート
舞台

大人数! ミュージカル「TARO URASHIMA」


明治座で8月11日(木)から上演される異色のミュージカル『TARO URASHIMA』の製作発表が、8日(金)都内で催され、主演の木村了、上原多香子、とよた真帆、和泉元彌、斉藤暁、崎本大海、坂元健児、館形比呂一、滝口幸広、辻本祐樹、森田涼花(挨拶順)と、マモリ鯛(竹内寿、中村太郎、月岡弘一、枡井賢斗、香山佳祐、塩川渉)、そして脚本を手がけた池田鉄洋が登壇した。

本作はその名のとおり、昔から語り継がれるおとぎ話「浦島太郎」をベースにしたもの。“イケテツ”の愛称で役者としても活躍する池田は「明治座でミュージカルをやりたい、脚本を担当してほしい、という話を聞いたときは、軽くドッキリなんじゃないかと思った」と語りだす。「(浦島太郎が)なぜ猟師なのに亀を助けたのか?食べればいいじゃない。売ればいいじゃない。…とそこから始まり、なぜ仲間の恩人だった浦島太郎を老人にしてしまうような“武器”を渡したのか? なぜ浦島太郎は開けるなと言われてるのに玉手箱を開けてしまったのか? その謎が何千年と残って受け継がれてきた話。その謎がすべて解き明かされます」と魅力を語る。

池田鉄洋

すべてにおいてツイてない主人公の浦島太郎を演じる木村は「演出の板垣(恭一)さんとイケテツさんが勝手にハードルを上げている。お仕事をいただいたからには、みなさんが知っている浦島太郎という人間を僕なりに解釈してお届けしたい」と気合十分。

木村了

そして、引きこもりで超ネガティブな乙姫を演じる上原は「乙姫のイメージがいい意味で崩れました。今まで思い描いていたイメージと真逆の乙姫に会いに来てほしい。この作品は4歳から鑑賞できるということなので、姉の娘に観にきてもらいたい」と本番を楽しみにしていた。

上原多香子

地上の国の帝役を務める和泉は「浦島太郎に帝って出てきてたっけ?そして“やんごとない”、“スーパースター”という枕詞がついているので、これはどうしたものかと思った。スタッフの皆さんの力を借りてメイクで3割増しに、存在感は衣装さんと照明さんにお力を借りたい」とコメント。

和泉元彌&マモリ鯛

意地悪な乙姫の継母を演じるとよたは、ミュージカルで歌うのは初とのこと。「実は5年くらい前から歌うことにハマっていて、一人カラオケは週三回、そしてボイストレーニングも受けてました」と語ると共演者がざわつく一幕も。「以前タモリさんが出演していた歌の番組を見ながら本気で歌ったら、横で聴いていた夫が『真帆、歌えるの!?』と。結婚10年目にして私が歌うことを初めて知ったようです」と笑う。先日、岡田浩暉の25周年記念コンサートに司会と歌で出演した経緯もあり、今回満を持してミュージカルに出演できることを喜んでいた。

斉藤暁、とよた真帆、木村了 

会見では劇中曲の一部を出演者が生歌で熱唱。漁に出れば嵐にあって魚が釣れないなど、浦島太郎の不運を語る歌や、「生まれてサーセン」と乙姫がネガティブに歌う曲などが披露された。また会見の最後には詰めかけたファンによる撮影大会も行われ、にぎやかな製作発表となった。

木村了

上原多香子

滝口幸広、崎本大海

辻本祐樹、舘形比呂一

「ライオンの王が竜の王になりました」と語る坂元健児、森田涼花

マモリ鯛にもご注目ください! 左から塩川渉、月岡弘一、枡井賢斗

マモリ鯛も頑張ります! 左から竹内寿、香山佳祐、中村太郎

公演情報
『TARO URASHIMA』​

■日時:2016年8月11日(木・祝)~15日(月)
■会場:明治座

■脚本:池田鉄洋
■演出:板垣恭一
■音楽:伊藤靖浩

■出演:
浦島太郎=木村了
乙姫上原多香子
カメ斉藤暁
ムサシ崎本大海
甲太子滝口幸広
ダイオウグソクムシ参謀 辻本祐樹
深海王子原田優一
アンコー土屋シオン
ヒラメン碕理人
丙姫森田涼花
クロダ氏/アイ鯛竹内寿
ダテ氏/キスシ鯛中村太郎
ウエスギ氏/ツメタクシ鯛月岡弘一
カワイ氏/チョーネク鯛桝井賢斗
タケダ氏/ウバイ鯛香山佳祐
シタスギ氏/ヘン鯛塩川渉
海豚妃/ムサシの彼女角島美緒
貴族ヒダリ麻呂二瓶拓也
コバンザ高木稟
貴族ミギ麻呂大堀こういち
タカアシガ二将軍舘形比呂一
竜王坂元健児
和泉元彌(特別出演)
鯱妃とよた真帆

【第二部】
鯛や平目の舞踊りショー
司会:三上真史

■公式サイト:http://www.meijiza.co.jp/info/2016_08_urashima/special-special/​

 

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