”不倫小説の金字塔”にミア・ワシコウスカが挑む 映画『ボヴァリー夫人』公開へ

2016.7.14
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ミア・ワシコウスカ主演の映画『ボヴァリー夫人』 が7月17日から公開されることが決定した。あわせて予告編も解禁されている。

『ボヴァリー夫人』は、フランスの文豪ギュスターヴ・フローベールが1857年に発表した小説。。田舎の平凡な結婚生活に嫌気がさした主人公エマ・ボヴァリーが、不倫と借金の末に追い詰められていく姿を描いた作品だ。発表当時、風紀紊乱(ふうきびんらん)の罪に問われて無罪を勝ち取ったことで知られ、“不倫小説の金字塔”とも呼ばれている。
 

ミア・ワシコウスカ ©2014 BOVARY DISTRIBUTION LTD. ALL RIGHT RESERVED.

エズラ・ミラー ©2014 BOVARY DISTRIBUTION LTD. ALL RIGHT RESERVED.

リス・エヴァンス ©2014 BOVARY DISTRIBUTION LTD. ALL RIGHT RESERVED.

ポール・ジアマッティ ©2014 BOVARY DISTRIBUTION LTD. ALL RIGHT RESERVED.


映画版『ボヴァリー夫人』の主演をつとめるのは、ギレルモ・デル・トロ監督『クリムゾン・ピーク』や『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のアリス役で知られる美貌の個性派女優ミア・ワシコウスカ。文学史上屈指のスキャンダラスなヒロインを演じ、激しい濡れ場も披露している。また、『少年は残酷な弓を射る』で一躍世界に羽ばたき『ジャスティス・リーグ』などの話題作にも出演するエズラ・ミラー、『プロメテウス』のローガン・マーシャル=グリーン、『サイドウェイ』のポール・ジアマッティやリス・エヴァンスと言った名バイプレイヤーらが競演している。

 


公開された予告では、ワシコウスカ演じる人妻エマが、ミラー演じるレオンたちと不倫に陥り、やがて破滅していく激しい展開が切り取られている。『ボヴァリー夫人』 は、これまで、ジャン・ルノワール、ヴィンセント・ミネリ、クロード・シャブロル、アレクサンドル・ソクーロフら名だたる監督たちによって幾度となく映画化されてきた。ジアマッティ主演のSF『コールド・ソウルズ』で注目された女性監督ソフィー・バルテスがどのように映像化したのかにも注目したい。

映画『ボヴァリー夫人』は 2016年7月17日(日)より新宿シネマカリテ “カリテ・ファンタスティック・シネマコレクション2016” ほか全国順次ロードショー

 

作品情報

映画『ボヴァリー夫人』
 

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(2014年/ドイツ・ベルギー・アメリカ/119分/カラー/ビスタ/ドルビーSRD)
 
【キャスト】
ミア・ワシコウスカ(『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』) 
リス・エヴァンス(『アメイジング・スパイダーマン』)
エズラ・ミラー(『少年は残酷な弓を射る』) 
ローガン・マーシャル=グリーン(『プロメテウス』) 
ポール・ジアマッティ(『ストレイト・アウタ・コンプトン』) 
 
【スタッフ】 
監督・脚本:ソフィー・バルテス 
撮影:アンドリー・パレーク(『ブルーバレンタイン』) 
衣装:クリスティアン・ガスク、ヴァレリ・ランシュ(『マリー・アントワネットに別れをつげて』) 
編集:ミッケル・E・G・ニルソン(『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』)
原作:ギュスターヴ・フローベール「ボヴァリー夫人」 
日本語字幕:町野健二 
原題:MADAME BOVARY/
配給:クロックワークス 
【STORY】修道院出の夢見がちな少女エマは、情熱的かつ華やかな結婚生活を夢見て年上 の医師チャールズ・ボヴァリーと結婚する。しかしその生活はエマが思い描いていたよう なロマンティックなものとは程遠く、静かな田舎町と退屈な夫の存在は次第に彼女の心に 暗い影を落としてゆく。やがて心の隙間を埋めるかのように、エマは知人の紹介で知り 合った美しい青年レオンに惹かれてゆく。レオンもまたエマに情熱的な思いをぶつけるが、 人妻という立場はかろうじてエマの恋心を押しとどめ、思いは実ることなく彼は仕事のた めに都会へと去っていってしまう。再び孤独になったエマは、ほどなくして雇い人を夫の もとへ診察に連れてきた資産家のマルキと出会う。ひと目会った瞬間からエマを気に入っ たマルキは、世慣れた態度と甘い言葉で彼女を口説き始める。エマは既存の道徳観を超越 するかのようなマルキの堂々たる振る舞いに戸惑いを感じつつも憧れを抱き、遂には体を 許してしまう。夫ではない男に抱かれ、かつてない幸福を感じるエマ。それがやがて訪れ る悲劇の幕開けだとも知らずに.。
 
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