『FUJI ROCK FESTIVAL '16』3日目ファッションチェック

レポート
音楽
2016.7.25
ペッタンさん

ペッタンさん

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『FUJI ROCK FESTIVAL'16』3日目(7月24日)も晴天。 この三日間はできるだけ毎回違う角度でファッションレポートをしたかったので、最終日のファッションレポートは、ファッションというよりかは装備や準備に焦点を当てる。その中でも、もっと突っ込んだこと訊こうと最低10回以上は参加している来場者に的を絞ることにした。が、意外と出会えず歩き回ってやっと出会えたお二人にここぞとばかりに細かく取材協力をして頂いた。


――お二人は今回で何回目の参加ですか?

今回で10回目と16回目の参加になります。

ペッタンさん(左)&のせっぴさん

ペッタンさん(左)&のせっぴさん

――昨日から色んな方にファッションや装備に対して質問させてもらっているのですが、本日ベテランの方に出会えたので色々とお話を聞かせてもらえたらなと思います。お二人はベテランさんなのでちょっと質問変えますが、フジロックの必需品はこれだ!と言えるものはなんですか?

持ち物だと、雨具は必須ですね。どこのブランドとかはデザイン性とか価格によって変わるので、何が良いとかは一概に言えませんが……GORE-TEX(ゴアテックス)素材だったら間違いはないですね。ゴアテックスは雨はハジいて、汗は逃がすっていう素材なので蒸れないです。あと、ポンチョは可愛いし、安価なので使っている人多いですが、上下セパレートになっているの方が防寒対策にも使えるしおすすめですね。

――ポンチョはバックの上から羽織れるから良いイメージがあるんですが。

足が寒そう……。

――確かに足下は防寒対策は全然できませんね(笑)。特に夜はこんなに寒いんだとびっくりしました。

今年のフジロックは例年に比べて特に寒いですね。あと持ち物で必須といえばイスです。

――イスは本当に今回重宝しました。

そこらへんにベンチがあるわけでもないので、長距離を歩くフジロックでは休憩することを考えると必携だと思います。

――大きいリュックにHelinox(ヘリノックス)タイプのイスを入れている人と、小さいリュックにして荷物を軽くしておいて、キャンプで使うような大きいイスを持ち歩く人と大体2パターンに分かれてますね。

そうですね。ヘリノックス系のイスは毎回リュックから出して組み立てないといけないけど、メリットとしてはコンパクトだし圧倒的に軽い。キャンプで使うようなタイプのイスは大きいし重いけど、いつでもパッと出して組み立ても数秒っていうメリットもあるので、そこはもう個人の好みというよりは性格ですね(笑)。

――なるほど。確かにもうそこは性格の問題ですね(笑)。

あと、目印になります。大体みんなどこかに基地的な居場所を作るんですが、イスとか特にみんな似たような物になってくるので、見つけやすいようにイスに旗を着けたりしてます。

――確かにフジロックは会場の敷地がかなり広いし、ここっていう目印も特にないので現地集合で待ち合わせたりする時は便利そうですね。

あと会場にもTシャツとか着替えは持っていった方がいいと思います。日中はかなり暑くて汗をかくのと、雨が降って濡れた時の着替えにもなるので。

――なるほど。ほかには何かありますか?

シューズも絶対に考えた方がいいと思います。最初は楽だからという理由でクロックスとかサンダル的なものを履いてたんですが、石が入るので結構それはストレスになります。なので、雨の状況も考えるとゴアテックス素材の登山靴や長靴がおすすめです。登山靴もそんな本気の靴じゃなくて、トレッキングくらいのもので値段もゴアテックス素材の靴も、今は一万円くらいで買えますし、長靴は長時間歩くことを考えると少ししんどいですが、雨が降った時に水が全く入ってこないし安く買えるので。

――この三日間で思ったんですが、フジロックってかなり歩きますよね。

欲張って色々と観る人だと一日で3万歩とか余裕で超えたりするので、靴は天候や体力にもよりますがかなり重要だと思います。あと、天候が良いと日差しがかなり強いので帽子も必須ですね。これは今回思ったんですけど、マスク的なものがあってもいいかと思いました。この三日間雨がほとんど降らなかったせいで、砂埃が結構すごくて。手ぬぐいとかでもいいかとは思いますが、あった方が良いなぁと。

――皆さん帽子は結構な確率で被ってますね。マスクの代わりに手ぬぐいやタオルを使用しても良さそうですね。

あとジップロック。携帯やタバコが濡れないです。

――今年は雨がほとんど降らなかったんですけど、ここ10年の比率だとどれくらいの確率で雨が降るんですか?

80%くらいですね。

――そんなにですか!?

そうなんです(笑)。これだけ晴れが続くなんて今年は本当にレアですよ。なので要は雨対策ですね。あと防寒対策。

――やっぱり結局そこになってくるんですね。

色々と言いましたけど、そこまで持っていくものって実際には無いんですよ。カッパと着替えとタオルくらい。大きいリュックになるとライブで前の方にいった時に邪魔だし周りにも迷惑かけるし。そういうとき用に小さいサブバックとかはアリですね。

――さっきから見ていて便利そうだな~と思ってました。物の出し入れが楽そうですね。

まとめると、僕たちはまず居場所を作って、そこにさっきいったキャンプ等に使うイスを置いて、ライブを観に行く時はサブバックに荷物をいれて、移動先用に小さいイスを持っていきます。

――確かに荷物を全部持って移動することを考えると一番理にかなっている気がしますね。

10回を超えてくると色んな人を参考に自分にあったスタイルは確立すると思いますよ。あとはもう人それぞれだと思います。濡れてもいい人なら雨対策もいらないですしね(笑)。

ぺったんさん

ぺったんさん

――確かにその通りですね(笑)。長くなりましたが色々と細かくありがとうございました! 来年のフジロックの参考にさせて頂きます!


初のフジロックということで、初日や二日目に取材させて頂いた人たちの様に、ネットで色々と調べて自分なりの完璧装備で挑めたと思っていたが、色々とリサーチしているとやっぱりなかなかハードルの高さを実感。この三日間のフジロックを経て学んだものを要約すると、

・雨はほぼ降るので、雨対策は服はカッパかポンチョ。足下はトレッキングシューズか長靴。

・防寒対策はどれだけ日中暑くても夕方には必ず寒くなるので万全に。(秋〜冬くらいの厚着で)

・最低ラインの持ち物はイス。

といったところだろうか。あとは、休憩や待ち時間で携帯を多用する方は多いと思うのでモバイルバッテリーもおすすめする。今回の取材のおかげで来年はより快適に過ごせることを願いつつも、今回、雨対策用に事前に買ったポンチョと長靴の出番が無かったのがちょっと心残りだ……。

イベント情報
FUJI ROCK FESTIVAL'16
日時:2016年7月22日(金)・23日(土)・24日(日)
会場:新潟県湯沢町苗場スキー場
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