狩野英孝・夢眠ねむも興奮!30年の歴史を体感できる『ドラゴンクエストミュージアム』開幕

2016.7.26
レポート
アニメ/ゲーム
イベント/レジャー

左から狩野英孝、宮沢エマ、夢眠ねむ、堀井雄二氏、TKO木本武宏、TKO木下隆行

画像を全て表示(21件)

2016年7月21日、『ドラゴンクエスト』30周年特別企画『ドラゴンクエストミュージアム』のマスコミ向け内覧会と、開演を記念したセレモニーが東京・渋谷ヒカリエにて行われた。

国民的RPG『ドラゴンクエスト』の30周年を記念して2016年7月24日から開催されている本企画展は、「新たなドラゴンクエストの世界」をテーマに、歴代シリーズ作品を様々なコンセプトで再現した展覧会となっている。この日はドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二氏、特別番組の収録で内覧より先にミュージアムを見学したお笑いコンビTKO・木下隆行と木本武宏、夢眠ねむ(でんぱ組.inc)や宮崎エマ、狩野英孝が出席しテープカットが行われた。

堀井氏は「30年の色々な出来事を思い出して感無量です、是非皆さんには自分が勇者だということを思い出してもらいたい」とコメント。シリーズ30周年を記念した「ファンアートコンテスト」「モンバーバラの踊り子」の2つのコンテスト受賞者に対する表彰も行われた。

ファンアートコンテストグランプリを受賞したジジさん(男女二人のユニット)

モンバーバラの踊り子グランプリを受賞したまっしろさんによるダンスパフォーマンス

狩野英孝はコメントを求められ「ロトの鎧が凄い出来ですよ!」と熱く語り、TKO木下に「こんなに噛まずに話す狩野君はじめてみたよ」と言われて苦笑する一面も。

ゲーム好きで知られる夢眠ねむは「ドラクエは人生の師匠だと思ってます、体を動かして楽しめるアトラクションもあるのでそこも楽しんで貰えたら」と嬉しそうに話し、唯一ドラゴンクエストに触れる機会のなかった宮沢エマは「これまでやったことはなかったんですけど、ミュージアムから出てきたら凄くドラゴンクエストをやりたくなってます。一緒に回った皆さんの思い入れと熱量が凄くて、やっぱり国民的作品なんだなと実感しました」と歴史あるタイトルの重みを感じていた。

セレモニー終了後、会場内で各アトラクションの内覧が行われた。会場入り口には歴代のシリーズの主人公キャラクターパネルがお出迎え。歴代のナンバリング作品のパッケージも展示されており、歴史を感じながら場内へ。

入り口にあるのが今回の目玉の一つ、実物大のロトの鎧や剣といったロトの装備一式。本物の刀鍛冶が制作した装備一式はゲームと同じデザインながら重厚で、まさに戦う装備という拵えとなっている。その後にはⅠ~Ⅲのロト伝説シリーズを絵画で振り替えれるコーナーも。

IV~VIのコーナーでは作中の名シーンを再現したジオラマが展示されており、SPICE編集部的にはここが一番の見所。ゲーム画面で見ていた色々な場面が立体と鳴って蘇る感覚は懐かしくも新鮮だ。堀井氏も「見どころはジオラマ」と言っていた意味が頷けるコーナーとなっている。

VII~Xのコーナーは、様々な参加型アトラクションを体験できる。Ⅶのキーアイテムである石版をモチーフにした石版パズルや、Ⅷではスクワットの速さを競うスーパーハイテンション体験、IXからは世界樹に祈りをささげるお祈り世界樹のコーナーなど実際に楽しめるものが多数。オンラインゲームであるXからは、ゲーム世界の様々なスポットが生中継されているという、オンラインゲームならではの展示も行われている。

また、今回写真撮影は禁止だったのだが、一番の目玉となりそうなのがオールスター集結 バトルシアターのコーナー。歴代シリーズの主人公たちとプレイヤーたちを悩ませた歴代ラスボスの激しい戦いが巨大スクリーンで圧倒的な迫力で展開されており、ドリームバトルの連続を見ていると最後に大きなサプライズが……その内容は是非会場で確かめて欲しい。

フードメニューや、会場限定のグッズ類も充実している。方眼紙に書かれた町やダンジョンの制作資料や、キャラクターデザイン鳥山明氏のモンスターラフ画、パッケージの原画、そして、音楽担当のすぎやまこういち氏によるスコアの譜面など貴重な資料なども展示。日本のゲームの歴史を買えた『ドラゴンクエスト』、その歴史を体験出来る『ドラゴンクエストミュージアム』は、夏のマストスポットになりそうだ。

 

撮影=原地達浩 レポート・文=加東岳史

 
イベント情報
ドラゴンクエストミュージアム

日 程 :2016 年7月24日(日)~9 月11 日(日)
※2016年7月22日(金)23日(土)は先行体験DAY として開催
会 場 :渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール(東京都渋谷区渋谷2-21-1 9F)
主 催 :ドラゴンクエストミュージアム製作委員会

公式ウェブサイト http://dqmuseum.jp