長澤まさみが挑戦する人生最初で最後のミュージカル! 松尾スズキ演出『キャバレー』

2016.8.3
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長澤まさみ ミュージカル『キャバレー』


人生の全てがここにある。松尾スズキのキャバレー、ヴィーダー(再び)!
長澤まさみ 石丸幹二 小池徹平 小松和重 村杉蝉之介 平岩紙 / 秋山菜津子ほか出演

長澤まさみ ミュージカル『キャバレー』

長澤まさみが、2017年1月2月、ミュージカルに初挑戦することになった。作品はあの傑作ミュージカル『キャバレー』、演出は、あの松尾スズキだ。

松尾スズキの『キャバレー』は2007年、松雪泰子、阿部サダヲ、森山未來、星野源らの出演で上演。10年ぶりのリニューアル上演となる今回の公演は、歌姫サリーに長澤まさみ、キャバレー、キット・カット・クラブのMCに石丸幹二、サリーの恋のお相手クリフに小池徹平を迎え、新演出で上演となる。

長澤まさみ ミュージカル『キャバレー』

ヒトラー政権の台頭へと向かう時代を背景に、ベルリンのキャバレー「キット・カット・クラブ」のデカダンなショーと、歌姫サリーをはじめとする人々の恋物語を、絶妙な構成で描く『キャバレー』は、世界中の多くの人が愛して止まないミュージカル史上に輝く傑作だ。

その『キャバレー』の心躍る名曲の数々、「ドンド・テル・ママ♪」「メイビー・ディス・タイム♪」主題歌「キャバレー♪」などを、長澤まさみが歌い、エロティックなダンスをのびやかな肢体で披露する。

長澤まさみ ミュージカル『キャバレー』


ミュージカル『キャバレー』について
 
世界中で繰り返し上演されている傑作中の傑作ミュージカル『キャバレー』。クリストファー・シャーウッドの小説「ベルリン物語」とジョン・ヴァン・ドゥルーンの戯曲『私はカメラ』を原作に、1966年、巨匠ハロルド・プリンスがミュージカル化(1166回上演、トニー賞6部門獲得)。72年にはボブ・フォッシーがライザ・ミネリ(サリー)とジョエル・グレイ(MC)を主演に映画化しアカデミー賞を8部門で獲得し、世界的に大ヒットした。93年ロンドンで開幕し、98年からはブロードウェイ進出を果たしたサム・メンデス版ではトニー賞4部門を受賞。このサム・メンデス版は、映画『シカゴ』で一躍有名になったロブ・マーシャルが共同演出・振付で参加している。日本での初演は82年。日本でも様々な演出、様々なキャストで繰り返し上演されている。

ストーリー

1929年、ナチス台頭前夜のベルリン。キャバレー「キット・カット・クラブ」では、毎夜毎夜、退廃的なショーと、刹那的な恋の駆け引きが繰り広げられている。妖しい魅力でお客を惹きつけるMC(司会者)。そしてショーの花形、歌姫サリー・ボウルズ。ここは、日ごろの憂さを忘れられるバラ色の場所。大晦日の晩、アメリカから到着したばかりの、駆け出しの作家クリフは、たちまちサリーと恋に落ち、一緒に暮らし始める。彼らが暮らす下宿の女主人シュナイダーは、長年女一人で生きてきたが、心優しいユダヤ人の果物商シュルツと結婚することを決意。しかし迫りくるナチスの脅威に、結婚を断念せざるをえなくなる。希望に溢れていたサリーとクリフにも、ナチズムの足音は高く聞こえ始め、そしてついに、キット・カット・クラブにも……。
 


松尾スズキ コメント

長澤まさみさんは、この度のキャバレーに向けてなんでもやります! と、言い切りました。その心意気に、とことん乗っかり、「なんでも」の向こう側が、ミュージカルというエンタメの世界で、お互いにのぞけたら、それを幸せと感じたく思います。

 
長澤まさみコメント

ミュージカルの出演は今回が初めてなのですが、また1つ女優として新たな一本を踏み出してみたく、挑戦することにしました。以前から松尾さんに舞台に出るのが夢だったので、松尾さんの演出を受けられる事が今から楽しみです。経験豊かな共演者の皆さんにも助けをもらって素晴らしい公演になる事を期待して進んでいきたいです。不安やプレッシャーも有りますが、何よりも楽しんでより多くのお客様に松尾キャバレーを見て頂きたいです。

 
プロデューサー(田中希世子)コメント

2011年にパルコ劇場の本谷有希子作・演出『クレイジーハニー』で初舞台を踏んだ長澤さんは、このとき既に強烈な輝きを放っていましたが、2014年の三谷幸喜作・演出『紫式部ダイアリー』(パルコ劇場)で、さらに大きな花を咲かせました。そんなまさみさんに、ぴったりなキャラクターそして、歌という才能を発揮できる役がこの『キャバレー』の歌姫サリーです。50年前に発表されたミュージカル『キャバレー』は、まるで今日の日本を舞台にしているかのような極めて現代的な作品です。私たちの今を描いているようなこの傑作を、松尾スズキという稀代の演出家のもと、長澤まさみという繊細かつスケールの大きいヒロインを得、そして石丸幹二(MC)、小池徹平(クリフ)ら素晴らしい競演者とともに、10年ぶりにリニューアル上演できる!成功の予感しかありません。
 
公演情報
PARCO PRODUCE ミュージカル『キャバレー』

■日程・会場
【東京公演】
日程:2017年1月
11日(水)~1月22日(日) 
会場:EX THEATER六本木
【横浜公演】
日程:2017年1月26日(木)~1月29日(日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場ホール
【仙台公演】
日程:2017年2月10日(金)~2月12日(日)
会場:仙台サンプラザホール
【愛知公演】
日程:2017年2月18日 (土) ~2017年2月19日 (日) 
会場:刈谷市総合文化センター 大ホール
【福岡公演】
日程:2017年2月24日 (金) ~2017年2月26日 (日)
会場:福岡サンパレスホール

 
 
■キャスト
サリー・ボウルズ(キット・カット・クラブの歌姫): 長澤まさみ
MC(キット・カット・クラブの司会者):石丸幹二
クリフ(駆け出しの作家、アメリカ人):小池徹平
シュルツ(ユダヤ人果実商):小松和重
エルンスト(ナチスの政党員):村杉蝉之介
コスト(シュナイダーの下宿に住む若い娘):平岩紙
シュナイダー(クリフ達が住む下宿屋の女主人):秋山菜津子

 
片岡正二郎/花井貴佑介/羽田謙治 他
 
■スタッフ
・台本=ジョー・マステロフ
・作曲=ジョン・カンダー
・作詞=フレッド・エブ
・翻訳=目黒条
・上演台本・演出=松尾スズキ
・音楽監督=門司肇
・美術=池田ともゆき
・照明=大島祐夫
・音響=山本浩一
・振付=振付稼業:air:man
・衣裳=安野ともこ
・ヘアメイク=大和田一美
・歌唱指導=益田トッポ
・演出助手=坂本聖子
・舞台監督=二瓶剛雄
 

スタッフ・プロフィール
 
ジョー・マステロフ JOE MASTEROFF【作】
フィラデルフィア生まれ。他のミュージカル作品に「シー・ラヴズ・ミー」(オリヴィエ賞受賞)がある。

 
ジョン・カンダー JOHN KANDER & FRED EBB 【作曲】&フレッド・エブ【作詞】
作曲家ジョン・カンダーは1927年カンサス生まれ、作詞家フレッド・エブは(1932-2004)ニューヨーク生まれ。二人で共作したブロードウェイ・ミュージカルの第一作は、ライザ・ミネリのブロードウェイ・デビュー作でもある「赤の脅威フローラ」(65)。以降、このコンビで、出世作であり代表作でもある「キャバレー」(66)、「ハッピー・タイム」(68)、「その男ゾルバ」(68)、「セブンティ・ガールズ・セブンティ」(71)、「シカゴ」(75)、「ジ・アクト」(77)、「ミズ」(81)、「ザ・リンク」(84)、「蜘蛛女のキス」(90/92)、「ワールド・ゴーズ・ラウンド」(91)、「スティール・ピア」(97)などヒット・ミュージカルを連発。他にも「ニューヨーク・ニューヨーク」などのヒット曲、名曲を多数発表している。

 
松尾スズキ MATSUO SUZUKI 【日本語台本・演出】
1962年生まれ、福岡県出身。1988年「大人計画」旗揚げ、主宰として舞台の作・演出を務める他、俳優、映画監督、小説やコラムの執筆などで活躍中。1997年「ファンキー!~宇宙はみえる所までしかない~」で、第41回岸田国士戯曲賞を受賞。2001年「キレイ〜神様と待ち合わせした女」で、ゴールデンアロー賞演劇賞受賞。2004年、初の長編映画監督作「恋の門」がヴェネツィア映画祭に正式出品。2006年、小説「クワイエットルームにようこそ」が芥川賞候補となり、翌年自身の監督脚本により映画化。2010年には小説「老人賭博」で芥川賞に再びノミネート。2008年、映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。近年の作・演出作品に「母を逃がす」(99/10)、「ウェルカム・ニッポン」(12)、「ふくすけ」(98/12)、「生きちゃってどうすんだ」(12/天久聖一共同作・演出) 、「悪霊〜下女の恋〜」(13)。 「キレイ〜神様と待ち合わせした女」(00/05/14)、「不倫探偵」(15/天久聖一共同作・演出)、「ゴーゴーボーイズ、ゴーゴーヘブン」(16)など。 映画の最新監督作は「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」(15)。 また俳優としてもNHK木曜時代劇「ちかえもん」出演など活躍。
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