“ヴィジュアル系の原点回帰”を掲げるMIZTAVLA、1stミニアルバムで描く未来

“ヴィジュアル系の原点回帰”をコンセプトに掲げ、6月6日PM6:66より始動したMIZTAVLAが1stミニアルバム『アドラメレク』を8月31日にリリースする。

0th Singleとして無料配布とダウンロードを実施した前作「Dear:From...」では、王道とも言えるサウンドを披露したMIZTAVLA。本作にはカラーの異なる作品が連なっているが、そこにはしっかりと貫かれた彼らのブレることのない芯を感じることができる楽曲が並ぶ。激しく荒々しいバンドサウンドの「絶望宣言」では心の内を吐露し自暴自棄に叫び散らし、「Psycho Creature」では超攻撃的かつダンサブルなサウンドの上で狂気が踊り狂う。そして空気は一変し、夜蝶舞うラウンジを想起させるJAZZYなサウンドの「黒と赤」が愛憎劇を描き、更に本作を締めくくるように「喪失の雨」にて悲哀と愁傷のバラードを奏でる。

狂気や悲哀を描き出すことが多い“ヴィジュアル系”というシーンで、決して懐古主義的にではなく、温故知新とも言える現代のサウンドで表現し、あらゆる音楽性を飲み込んだ本作。まさに“ヴィジュアル系の原点回帰”を掲げる彼らが示す未来が描かれているようだ。

物語を包むように紙ジャケットで仕上げられた装丁からも、一つの作品として仕上げたいという彼らの想いが伺える。試聴動画では全ての曲を聴くことができる。