Joy Opposites『SUMMER SONIC 2016』でデビューライブ! 元FACTの盟友・SHADOWSへのエールも
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
元FACTのメンバーが中心となり結成した新バンドJoy Oppositesが8月20日、『SUMMER SONIC2016』東京会場にてデビューライブを行った。
外では雨の降る幕張メッセ。開場してまだ間もないMOUNTAIN STAGEにはオープニングアクトを務めるJoy Opposites のデビューライブを一目見ようと2000人を越える観客が集まっていた。客席の照明が暗転し、ステージ横のモニターに Joy Opposites のバンドロゴが表示されると会場からは大きな歓声と拍手が鳴り響きわたり、バンドへの注目度と期待度がうかがえる。
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
バウンス感の効いたヒップホップのSE が会場に流れるとEiji(Dr.)が登場。客席には大きな歓声が響く。続いてImmy(Gt.&Vo.)、Adam(Vo. & Gt.)、Tomohiro(Ba.)の順にフロントの3人が登場。楽器を持ったメンバーは自分達のデビューライブを楽しむように大きく手を振り上げ観客を煽る。客席ではこれから始まるライブを待ちきれない様子でビートに合わせて身体を揺らす観客が多数見られた。
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
SEから打って変わって、Adamのへヴィなギターリフが鳴り響く。記念すべきデビューライブの1 曲目は「Candyass」。Eijiのドラムアタックでバンド演奏がスタート。Tomohiroは激しく頭を振り、Immyは大きな動きでギターを掻き鳴らす。Adamの透き通るヴォーカルはライブでも健在だ。Adam が以前、発言していたようにJoy Opposites は暴れる音楽ではない。客席でも小さな動きで聴き入る様子が見える。
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
バンドの存在感を示した1曲目が終了するとAdamは「We are Joy Opposites!!!!」と叫び自己紹介を始める。「新人だから時間は短いけど、俺達のファーストライブ楽しんでって」と謙虚ながら楽しげに話す。続いての曲は、「Now & Then」。Adamの優しい歌声とギターアルペジオから始まった曲はサビで ヘヴィサウンドへと変化する。Eiji のドラムロールが随所に散りばめられ、FACT 時代とは違うテイストのテクニカルなドラムを披露する。緩急の激しい楽曲は“聴く”ロックとして会場に集まった 観客を楽しませながら一瞬たりとも見逃したくないと思わせるようにステージに注目を集めた。
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
3曲目には「Somewhere Down The Line」を披露したが、イントロでトラブルが発生。Immyのギタ ーとEijiの刻むリズムが大きくズレ始める。不安な顔でImmyを見るEiji。ついに耐え切れなくなり「ストーップ!」と声を張上げ演奏をとめた。Eijiの「ゴメンネ!ライブ初めてだから」という発言に、会場からは笑いが。Tomohiroの「イムちゃん、ちゃんとやって(笑)」とImmyに声を掛けると、それまで緊張感に包まれていた会場は和やかな雰囲気に一変する。仕切りなおして再度演奏をスタート。今度は大丈夫そうだ。Eijiの極限まで空間を意識したリズムに、Tomohiroのグルーヴ感たっぷりのベースラインが会場を酔わせる。さらにAdamとImmyの息ぴったりのヴォーカルをのせ、思わず聞き惚れてしまう色気満載の楽曲を披露した。
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
続く4 曲目には、「Blossom Forecast」を披露。疾走感たっぷりの演奏でエモさを感じるこの曲では、客席も身体を動かさずにはいられない様子。先ほどまで演奏に聴き入っていた観客は身体を揺らしノリを楽しむ。ここまでJoy Oppositesのライブのノリを探っていた観客も、身体を動かしそれぞれが楽しんでいた。
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
5曲目に披露したのは、シングルにもなった「In My Bones」。演奏が始まると待ってましたと言わんばかりに会場のテンションは一気に最高潮に。早くもバンドの代表曲となった曲にメンバーもテンションの高い様子で演奏する。Eijiのドラムはより激しくなり、Immyもギターを振り回し、Tomohiroはテクニカルな演奏をしながら頭を振り、Adamも突き抜けるようなヴォーカルで歌い上げる。
最高潮のテンションのままライブは終盤へ。「次の曲で最後になります」と発したAdamが続けて話す。「明日、このステージで同じ時間に大切な友達がライブをします。明日も来る人は是非、見てください」。元FACTの盟友Hiro、Kazuki、Takahiroの新バンドSHADOWSへのエールに客席からは拍手が。FACT時代からのファンには堪らないAdamの計らいは、会場を感動的な空気がに変えた。
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
最後に披露したのは「Slip」。Immy が一番のお気に入りと話すこの曲はダークさとエモさが混在する。先ほどの「In My Bones」でのテンションを保ったまま、リズムの変化の激しい曲にメンバーは大きく身体を動かす。観客も負けじと身体を動かし最後の楽曲を楽しむ。まだこの空間を楽しみた いというバンドと観客の気持ちがシンクロするよう熱気を保ったまま演奏を終えた。こうして30分にわたるJoy Oppositesのデビューライブは幕を下ろした。バンドは大阪へ移動し、本日の『SUMMER SONIC 2016』の大阪会場FOREST STAGEでもライブを行った。
Joy Opposites courtesy of SUMMER SONIC
1stアルバム『Swim』
2016年8月10日発売
QAIR-10040/2,800 円(本体価格)+税/発売元:(株)アイビーレコード
01. Candyass
02. In My Bones (Album Version)
03. Swirl
04. Somewhere Down The Line
05. Now & Then
06. King Of Nothing
07. Skim The Sun
08. Blossom Forecast
09. Newport Rules
10. For The Crows
11. Slip
12. Cabeza (※日本盤ボーナストラック)
RISE RECORDS TOUR JAPAN 2016
9月9日(金) 渋谷 THE GAME
9月10日(土) 名古屋 RAD HALL
9月11日(日) 大阪 DROP
9月13日(火) 渋谷 duo MUSIC exchange
coldrain 原点回帰全国ツアー
9月15日(木) 長崎 STUDIO DO!
9月17日(土) 小倉 WOW!
9月19日(月) 宮崎 SR-BOX
9月21日(水) 高知 X-pt
10月5日(水) 旭川 CASINO DRIVE
10月6日(木) 札幌 PENNY LANE
10月8日(土) 函館 club COCOA
Crossfaith New Age Warriors Tour 2016
10月13日(木) 岡山 YEBISU YA PRO
10月15日(土) 神戸太陽と虎
HER NAME IN BLOOD BAKEMONO TOUR 2016
12月12日(月) 広島 CAVE-BE
12月13日(火) 岡山 CRAZYMAMA2
12月14日(水) 高松 DIME