中村悠一、小山力也、沢城みゆきらが”神ボイス”を連発！田中真弓は6役に挑戦も 映画『キング・オブ・エジプト』”神々”紹介映像

9月9日公開の映画『キング・オブ・エジプト』の日本語吹替え版声優陣・中村悠一、小山力也、沢城みゆきらによる特別映像が公開された。

 『キング・オブ・エジプト』は世界20カ国でオープニング興行収入1位を記録した冒険スペクタクルアクション。神と人間が共存する古代エジプトを舞台に、残虐な暴君により人々が苦しめられていた世界で勃発した王座争奪戦を描く。劇中では、世界の運命を託された盗賊の青年・ベックが、エジプトの王に君臨するための鍵を握る重要なアイテム“神の眼”を盗み出すため、壮大な冒険を繰り広げる。 日本語吹替え版では、主人公の盗賊・ベック役でKis-My-Ft2の玉森裕太が、 ベックの恋人・ザヤ役で永野芽郁が声優出演する。もう一つの注目ポイントが、劇中のエジプトの神々を担当した声優陣の豪華さだ。

ベックともに王座奪還のための旅に出る天空と太陽の神ホルスを、アニメ『おそ松さん』 カラ松役などで知られる中村悠一が、悪神・セトを、 海外ドラマ『24 TWENTY FOUR』シリーズのジャック・バウアー役の小山力也が、愛の女神ハトホルを、アニメ『攻殻機動隊ARISE』シリーズ草薙素子役の沢城みゆきが吹き替えている。また、知恵の神トトをアニメ『ワンピース』ゾロ役の中井和哉が、 太陽神ラーをアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』沖田十三役の菅生隆之が演じる。さらに、 アニメ『ワンピース』モンキー・D・ルフィ役でおなじみ田中真弓は6役の吹替えを担当するという。
 

公開された特別動画は、劇中に登場する神々とそれぞれの名ゼリフをふんだんに盛り込んだもの。セトに両目を奪われ追放された王子で、ベックとタッグを組み王座奪還のための旅をするホルス（ニコライ・コスター＝ワルドー）は、「たとえ何も見えず、動けなくても、貴様ごときには負けん」「あんまり調子に乗るな、人間」「二度とお前を失いたくない」などと、過剰なセリフを連発。中村の声が『おそ松さん』カラ松役と違い、”痛く聞こえない”のがポイントだ。

 兄王を殺しホルスの眼を奪い、エジプトを支配する・セト（ジェラルド・バトラー）は、小山の声で「善意の塊でもないだろう？」「好きなだけ黄金を取れ」「俺はな行きたいんだ、永遠に」と、暴君にふさわしい発言。時に残酷な『24 TWENTY FOUR』ジャック・バウワーを彷彿とさせる。

 かつてのホルスの恋人で、セトの恋人となる愛の女神・ハトホル（エロディ・ユン）は、沢城のセクシーな声で「私は自由が好き、動物の死骸は嫌い」「あなたは私のありがたみがわかってない」「なんてカワイイのあなた」と話す。沢城が担当するアニメ『ルパン三世』峰不二子役も顔負けのお色気キャラであることがわかる。 

非常に自己愛が強く、他人を信じないため、自分の複製を何百も作成している知恵の神・トト（チャドウィック・ボーズマン）は、「この頭脳を危険には晒せません」「教えてあげてもかまいませんが、知ればあなたの耳から脳が溶け出しますよ」と高飛車なセリフや、スケベで愛らしい一面も見せる。『ワンピース』ゾロ役中井の声がぴったりの、個性的なキャラクターだ。 

ホルスの祖父であり、エジプトの生命すべてを司る太陽神・ラー（ジェフリー・ラッシュ）は、「お主は何もわかっとらん」「ならば強くなれ、だらけた日々の中で忘れたようだが、神の一生は旅だ」「卑しいウジ虫が！」と威厳たっぷり。”重厚なオヤジ”役を得意とする菅生ならではのキャラクター造形だ。

田中が吹き替える6役のキャラクターはいまだに明かされていないので、その正体は劇場で確かめてみてはいかがだろう。同作の日本語吹替え版には、ほかにも大原さやか、山路和弘、大塚芳忠らがキャスティングされている。

映画『キング・オブ・エジプト』は9月9日TOHOシネマズ スカラ座他全国超拡大ロードショー。