歌川国芳が描く『水滸伝』の豪傑が勢揃いする『国芳ヒーローズ』展
歌川国芳「通俗水滸伝豪傑百八人之壱人 浪裡白跳張順」(個人蔵)後期展示
展覧会『国芳ヒーローズ~水滸伝豪傑勢揃』が、9月3日から東京・原宿の太田記念美術館で開催される。
浮世絵画家・歌川国芳の出世作となった『通俗水滸伝豪傑百八人之一個(一人)』シリーズ。約190年前から発表された同シリーズは、中国の小説『水滸伝』に登場する豪傑たちを描いた作品群だ。発表当時には国芳の図版をもとにした刺青が流行するほどの人気があったという。
「武者絵の国芳」としての一面を紹介する『国芳ヒーローズ~水滸伝豪傑勢揃』では、現存する『通俗水滸伝』シリーズのほぼ全作品にあたる73点を一挙に公開。また、子ども向けのすごろくや豪傑をパロディー化した作品、女性を豪傑になぞらえた美人画、登場人物を日本の英雄とした武者絵などの作品を通して当時の『水滸伝』人気もあわせて紹介する。
イベント情報
『国芳ヒーローズ~水滸伝豪傑勢揃』
2016年9月3日(土)~10月30日(日)
前期:2016年9月3日(土)~9月27日(火)
後期:2016年10月1日(土)~10月30日(日)
会場:東京都 原宿 太田記念美術館
時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日:月曜(9月19日、10月10日は開館)、9月20日、9月28日~9月30日、10月11日
料金:一般1,000円 大・高校生700円
※中学生以下は無料
※2回目以降鑑賞は半券提示で200円割引
※会期中展示替えあり