HOWL BE QUIET、半年ぶりワンマンで新曲も披露「俺らの歴史の中でも大切な日」

レポート
音楽
2016.9.13
HOWL BE QUIET「Wake We Up! Special One Man Live!!」の様子。(写真提供:ポニーキャニオン)

HOWL BE QUIET「Wake We Up! Special One Man Live!!」の様子。(写真提供:ポニーキャニオン)

HOWL BE QUIETが昨日9月11日に東京・LIQUIDROOMにてワンマンライブ「Wake We Up! Special One Man Live!!」を開催した。

このライブはバンドが8月3日にリリースしたシングル「Wake We Up」を携えて行われたもの。およそ半年ぶりのワンマンライブにファンの期待が高まる中、場内が暗転するとステージ前の紗幕に「HOWL BE QUIET」の文字が映し出された。続いて公演タイトルが映し出され、「Wake We Up」の演奏とともにライブがスタートする。紗幕が振り落とされ4人がステージに現れると、フロアは早くも熱狂に包まれた。

「Daily Darling」「孤独の発明」を畳み掛けたあと、竹縄航太(Vo, G, Piano)は「ようこそお越しくださいました! 今日1日に全て置いていくつもりでステージに立ってるんで、みんなも最高に楽しんで帰ってください」と短く挨拶。「手拍子いけますか?」と観客を煽ると、メロディアスな「PERFECT LOSER」を投下する。続く「千年孤独の賜物」では鬼気迫るボーカルと演奏で、会場の空気を一気に変えてみせた。

ライブ前半を駆け抜けた竹縄は「やりたい曲が多すぎて……こっからぶっ続けでいきます!」と話し「My name is...」を歌唱。宣言通りその勢いを止めることなく、「GOOD BYE」「バトルナイフ」「救難戦争」を間髪入れずに披露した。観客を圧倒するようなパフォーマンスを終えた4人は、MCでは一転して和やかなトークを繰り広げる。岩野亨(Dr)はライブ前に「みんなのこと笑わせたいな」と話していたにも関わらず、「救難戦争」の演奏後に「ごめん、ちょっと無理かも」と竹縄にこっそり告げたことを暴露され、客席からは笑いが起こった。

「飛び跳ねる準備できてますか?」という竹縄のMC通り、ライブ後半は再びアッパーな楽曲が中心に投下される。「ライブオアライブ」「レジスタンス」ではフロアから大合唱が起こり、メンバーも軽やかにステップを踏みながら演奏を届けた。本編最後に用意されたのは「ウォーリー」。後方の観客まで一斉に手を振る光景を見ながら、竹縄は曲間に「今日は本当にありがとう! 愛してるよ!」と叫んだ。

鳴り止まないアンコールに応え一人ステージに現れた竹縄は「個人的にすごく歌いたい歌があって。新曲なんですけど」と話し、客席から歓声を浴びた。彼は「俺のこと一生忘れなくさせてやろうと思って書いた曲です」と、新曲「サネカズラ」をピアノの弾き語りで初披露する。切ない別れを描いたバラードを伸びやかに歌い上げると、「12月、今の曲で3rdシングル出します!」とシングルのリリースを発表した。客席が歓喜に沸く中、メンバーもステージに登場する。竹縄の「こんな大きな場所でライブができて、俺らの歴史の中でも大切な日になりました。生きてりゃ色々ありますけど、俺らの音楽と一緒に戦ってくれればと思います。いろんな毎日の中で戦い抜くあなたの曲です」という言葉のあと、4人は「MONSTER WORLD」をパフォーマンス。満場の拍手を受けながら「また遊ぼうね」と笑顔でライブの幕を閉じた。

HOWL BE QUIET「Wake We Up! Special One Man Live!!」
2016年9月11日 LIQUIDROOM セットリスト

01. Wake We Up
02. Daily Darling
03. 孤独の発明
04. PERFECT LOSER
05. 千年孤独の賜物
06. Merry
07. My name is...
08. GOOD BYE
09. バトルナイフ
10. 救難戦争
11. From Birdcage
12. ライブオアライブ
13. レジスタンス
14. ウォーリー
<アンコール>
15. サネカズラ
16. MONSTER WORLD

音楽ナタリー
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