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榎本了壱の多面的な活動を辿る展覧会、『ビックリハウス』など回顧

2016.10.10
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アート

榎本了壱『澁澤龍彦「高丘親王航海記」図絵 儒艮』(2016)

展覧会『榎本了壱コーカイ記』が、11月11日から東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催される。

1947年に東京で生まれたクリエイティブディレクター、プロデューサー、グラフィックデザイナーの榎本了壱。アートやデザイン、演劇、雑誌編集、公募展企画など幅広いジャンルで活動している。

榎本の多面的な活動を紹介する同展。澁澤龍彦の遺作『高丘親王航海記』から着想を得たカリグラフィーと大規模な絵画作品をはじめ、萩原朔美と共に1974年に創刊させたサブカルチャー誌『ビックリハウス』や、クリエイターの発掘を試みた『日本グラフィック展』といった1970年代、1980年代の仕事を辿る。また寺山修司と天井桟敷の活動との関わり、勅使河原三郎のダンスポスター、膨大な量のアイデアノートなども紹介される。

会期中には萩原朔美を招いたトークイベント『ビックリハウスの時代』や、浅葉克己と日比野克彦を迎えたトークイベント『日本グラフィック展の時代』を行なうほか、毎週土曜に榎本によるギャラリーツアーの開催を予定している。参加方法の詳細は続報を待とう。