石丸幹二、安蘭けい、石井一孝ら出演『スカーレット・ピンパーネル』いよいよ開幕!仏の恐怖政治に英貴族たちが立ち上がる!
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佐藤隆紀、石井一孝、石丸幹二、安蘭けい、平方元基
10月19日(水)から赤坂ACTシアターにてミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が上演される。
本作は宝塚歌劇団にて2008年に初演、人気を博し、その後も何度となく上演が続いているが、今回上演されるのはガブリエル・バリーによる演出、そしてフランク・ワイルドホーンの新曲も加えたブロードウェイ版をベースにした新バージョンだ。
フランス革命勃発後、フランスではロべスピエール率いるジャコバン党が権力を振りかざし、逆らうものを次々と断頭台に送り込んでいた……そんな時代に無実の人々を断頭台から救い出そうとしたイギリス貴族パーシー・ブレイクニー(石丸幹二)。彼は仲間と共に「スカーレット・ピンパーネル」を結成。力ではなく、知恵を絞った救出計画を秘密裏に敢行。
その噂は瞬く間に広がったが、女優を引退し、パーシーの妻となったマルグリット(安蘭けい)でさえもその正体を知らず、いつしか夫婦の間に大きな溝が生じていた。
一方、「スカーレット・ピンパーネル」を快く思わないのはフランス政府特命全権大使のショーヴラン(石井一孝)。ロベスピエールの指示もあり、元恋人のマルグリットに接近し、ある取引をちらつかせながら揺さぶり、「スカーレット・ピンパーネル」の素性を暴こうとするのだが…
ゲネプロの前に行われた囲み取材には石丸、安蘭、石井、そしてロベスピエールとプリンス・オブ・ウェールズの二役をWキャストで務める平方元基と佐藤隆紀が登場した。
石丸は「すばらしい世界を皆さんにおみせできると思っています」と挨拶。石丸は自身が演じるパーシー役を宝塚版で演じていた安蘭からたくさんのアドバイスをいただいたと語る。「彼女の舞台も観ていますので、ここでこういう風に演じてたなあ、という私の記憶と、彼女のアドバイスを今回の役作りに活かしました。一緒に作り上げた感じです」と語る。これに対して安蘭が「いやいや……すみません、うるさく言っちゃって」と恐縮していた。意外なことに石丸と安蘭はこれが初共演。詰めかけたマスコミから“四季と宝塚の融合!?”と声が上がると、考えたことがなかった、と笑顔。「信じられないぐらい、息がぴったり合った二人です」と、安蘭が仲の良さをアピールすると、石丸もクシャっと笑顔でその言葉を受けていた。
フランスを代表してパーシーとぶつかり、またパーシーの妻マルグリットに接近するショーヴラン役の石井は、「安蘭けいを石丸さんと取り合って勝負する、勝負(しょうぶ)らん」と、自分の役名をもじったダジャレでマスコミを笑わせる。「今、劇中に登場するフェンシングのシーンで、息もつかせぬ決闘をしてました。お客さんにも息もつかせぬような面白さで、この作品をお届けできたらと思います」とコメント。過去『三銃士』『ゾロ ザ・ミュージカル』とフェンシングに縁が深い石井はゲネプロで今回も華麗なる剣さばきを見せていた。
【東京公演】2016年10月19日(水)~26日(水)赤坂ACTシアター
【大阪公演】2016年10月30日(日)~11月7日(月)梅田芸術劇場メインホール
【東京凱旋公演】2016年11月24日(木)~29日(火)東京国際フォーラムホールC
■原作:バロネス・オルツイ 「The Scarlet Pimpernel(紅はこべ)」
■脚本・作詞:ナン・ナイトン
■作曲:フランク・ワイルドホーン
■訳詞・翻訳・潤色:木内宏昌
■潤色・演出:ガブリエル・バリー
■出演:石丸幹二、安蘭けい、石井一孝、平方元基/佐藤隆紀(LE VELVETS)Wキャスト
矢崎広、上口耕平、相葉裕樹、植原卓也、太田基裕、駒木根隆介、廣瀬智紀、則松亜海
川口竜也/青山航士/新井俊一/石井雅登/木暮真一郎/田村雄一/長尾哲平/藤井凜太郎/天野朋子/彩橋みゆ/熊澤沙穂/神在ひろみ/中村香織/森実友紀
■公式サイト:http://www.umegei.com/the-scarlet-pimpernel/