生ハムと焼うどん、3000人規模ワンマンは「食いしん坊のおかげ」で大成功

レポート
音楽
2016.10.22
生ハムと焼うどん3rdワンマンライブ「破天荒な摩天楼」の様子。

生ハムと焼うどん3rdワンマンライブ「破天荒な摩天楼」の様子。

生ハムと焼うどんが昨日10月21日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて、キャリア3度目となるワンマンライブ「破天荒な摩天楼」を開催した。

ちょうど1年前に東京・新宿MARZにて初ワンマンライブを行った生うどん。彼女たちは新宿MARZの10倍のキャパシティの会場TOKYO DOME CITY HALLのチケット3000枚を売り切るべく、食いしん坊(生うどんファンの総称)たちの協力を得ながら、路上ライブや、彼氏との写真を間違えて投稿したかのように装う“ニセ誤爆ツイート”など、さまざまな方法でプロモーション活動を行ってきた。当日会場には噂を聞きつけてやってきた大勢の食いしん坊が集結。指定席はソールドアウト、スタンディングフロアも満員という状態で開演時刻を迎えた。

開演時間を少し過ぎ場内が暗転すると、「生うどんが3000本の髪の毛を集め、その髪の毛で作った筆でライブタイトル『破天荒な摩天楼』を“破天荒な紙”に書く」という内容のオープニング映像が上映される。食いしん坊の期待が高まる中、生うどんは映像の中で3000本の髪の毛で作った筆で書いた「破天荒な摩天楼」の文字が書かれた紙を破ってステージへ登場。「にゅんにゅん」で勢いよくライブを開始した。

その後2人はいつものように寸劇を交えながらライブを展開していく。この日の寸劇のストーリーは東理紗と西井万理那の友情を描いたもの。ホスト通いを続ける西井がアイドルよりも効率よく稼ぐためにANRIという芸名でAVデビューすることに決めたと東に明かすと、東はバイきんぐ・小峠英二ばりに「なんて日だ!」とシャウトし、ショックのあまり大量のおしっこを漏らしてしまう。そしてそのおしっこの中から、食べて消化したはずの元カレとのツーショット写真が出てきてしまい、それを見た西井はすかさず「あんた彼氏いたの!?」と東を問い詰める。すると東は「あんた、週5でホストに通ってるでしょ!?」と西井を責め立て、2人は大げんか。東と西井が口げんかを繰り広げていると、神様の声が2人のもとへと届く。神様は2人がウソをつくことでゲージが貯まる「摩天楼メーター」なるものが起動したことと、「摩天楼メーター」のゲージが貯まると死に至ることを告げた。偽りではない姿を見せ続ければ生きることができると気付いた2人はアイドルらしからぬ「うんちの歌」を熱唱。「摩天楼メーター」のゲージを無事下げることに成功した。

その後、寸劇の舞台は“らぶりぃ~ず”との対バンライブの会場に移る。5つのブラジャーと6人のダンサーからなる“三代目 J Soul ブラジャーズ”のパフォーマンスが終わり、ステージに登場したのは生うどん扮する“らぶりぃ~ず”。つよぽん(西井)、りりぽむ(東)からなるらぶりぃ~ずは「永遠に愛してる▽~君と私のフォールイン裸豚~」を披露した。らぶりぃ~ずの握手会を描いた寸劇では、2人が本音じゃないことを言うたびに「摩天楼メーター」のゲージがグングン上がっていく。死にたくない2人は本音をぶちまけながら握手会を進行していくも、自分たちだけが本心を語っていることに不満を感じ、客席の食いしん坊にも同じ気持ちを味わってもらうために「本音暴露大会」を開くことに。ステージに上げられた3人の食いしん坊は“真実の便座”に座り「タイで性転換手術をした」「チン毛が濃い」「ケツ毛が濃い」とそれぞれ衝撃の事実を語った。

「ひゃくぱーせんと」を歌い終えた2人はお互いのつらい過去を明かし、“大人なんて信じられない”という気持ちを込めて「OTONA」を歌唱。徐々にシリアスなムードになり、そのまま彼女たちは「脱法ドラッグはやっていません」に突入していく。本音を言い過ぎてファンがいなくなってしまったらぶりぃ~ずは生ハムと焼うどんに改名することを決意した。生うどんが「キラキラ星座物語」を哀愁たっぷりに歌い上げると、2人のもとへ再び神様からの言葉が届く。もともとは本音でしゃべることがよしとされる“本音星の生き物”だった2人だったが、最初のお告げから5年という月日が経ち“本音星の生き物”ではなくなったため「摩天楼メーター」から開放されたことが神様から告げられると、生うどんは大喜び。ふと我に返った西井は「なんか寂しいね。うちらこうやって淡々と大人になっていっちゃうのかな。やだな……」「でも、私たちがこうやってやることによってここにいるみんながちょっとでも素直になれたらいいね」と語る。東は「当たり前じゃん! それじゃあさ、破天荒なままの私たちでさ、いつかでっかいステージに立とうよ!」と西井と約束。そして2人は「夢は絶対に破天荒な摩天楼!」と声をそろえ、ラストナンバー「新宿は信用できない!」を披露してステージを下りた。

“おかわり”コールを受けて行われたアンコールでは大森靖子とのコラボ曲「YABATAN伝説」が初披露された。アンコールが終わり、ライブ終了のアナウンスが流れるも客席は暗いまま。これを受けて食いしん坊たちはこの日2度目の“おかわり”コールでダブルアンコールを求める。スクリーンにて2017年4月に「内容未定」「会場未定」「スペシャルゲスト(予定)」のライブが行われることが発表されたあと、Tシャツに着替えた生うどんがステージへ。この日最後のナンバー「たまごかけごはん」を熱唱した。鳴り止まない拍手を受けた2人は感慨深げな表情で「すごーい」「いつになったら静かになるの?」と口にし、ステージの階段に座る。雑談を繰り広げたあと、東は「私たちは絶対に20歳のうちに武道館に立つから大丈夫!」と宣言し、「こんなにたくさんの人をセルフプロデュースで集められたのは食いしん坊のおかげ。本当にありがとう。楽しかった」と食いしん坊たちに感謝した。最後はお決まりの「アディオス!」の挨拶で締めくくられ、生うどん史上最大規模のワンマンライブ「破天荒な摩天楼」の幕が降ろされた。なおこの日の動員人数は後日発表される。

生ハムと焼うどん3rdワンマンライブ「破天荒な摩天楼」
2016年10月21日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト

01. にゅんにゅん
02. ナルシスト症候群
03. ツイテール
04. Cucumber
05. JK~ジェームズってかっこいい~
06. うんちの歌
07. 永遠に愛してる▽~君と私のフォールイン裸豚~
08. ひゃくぱーせんと
09. OTONA
10. 脱法ドラッグはやっていません
11. キラキラ星座物語
12. 新宿は信用できない!
<アンコール>
13. YABATAN伝説
<ダブルアンコール>
14. たまごかけごはん

※▽はハートマーク

音楽ナタリー
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