石黒猛、AR三兄弟、Rhizomatiks Researchらが参加　あたらしい動きの感覚をもたらす作品を展示『SENSE OF MOTION』

日本精工株式会社（NSK）による創立100周年記念イベント『SENSE OF MOTION』が、青山・スパイラルガーデンにて開催される。

本イベントは、NSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。（SETTING THE FUTURE IN MOTION）」を見据えて、多彩なクリエーターやイノベーターをゲストに迎えて、NSKが今後10年間に描く未来を多くの方と共有していくことを目的としている。また、国内のNSK各拠点に、クリエーターを派遣し、社員と協働してつくりあげるサテライトプログラムも展開される。

■NSK100周年記念展覧会 「SENSE OF MOTION」出展作品

石黒 猛
《Soft Metal Structure Ball》
数千個のベアリングとアルミ素材、スプリングの構造体からなる直径1.5メートルもの大きなボール。大きさや見た目の重量感とは裏腹にベアリングとスプリングのしなやかさによって金属製品の概念に無い未知なる感触が得られる。
《Spinning Chair》
昔、誰かの家のピアノの前に置いてあったような丸型の椅子。ボールねじを内蔵したこのピアノ椅子に座るとクルクルと緩やかに回転しながら下に降りていく。座ると自動的に回り始め、立ち上がると自動的に開始位置に戻る。

AR三兄弟 
《箱男 -AR BOX MAN-》
かつて安部公房という小説家が書いた、VR を予見する小説『箱男』を AR で"実装"。

エマニュエル・ムホー
《混色》色が回る。色が混ざる。心が動く。
100色で彩られた6 メートルもの高さに及ぶ25270個の花モチーフがスパイラルガーデンのアトリウムを埋め尽くし、ベアリングによって規律正しい動きを織り成す壮大な作品。

スズキユウリ + SLOW LABEL
《Tutti in C》
ピンボールマシンのようにも見える本作品は、多様な人々が協働しながら演奏することができる楽器だ。球とフリッパー部品にNSK 製品が使用され、球が跳ね返るごとに音を奏でる。11月19 日には、スズキユウリとSLOW LABELと共にフリッパーを組み立て、音楽を作るワークショップを行う。

Nadegata Instant Party（中崎透＋山城大督＋野田智子）
《ルーフトップ・メリーゴーランド NSK ver.》
人力で回る模型サイズのメリーゴーランド。回転軸にはベアリングが使用され、メリーゴーランド中心内部には、NSK製品で作られた架空の街が広がる。内部にはカメラが設置され、その街の様子がライブモニターによって外部に映し出される。 制作：ミラクルファクトリー

Rhizomatiks Research
《Slide》
人間の動きを捉えて、ボールねじの滑らかな動きで表現。テクノロジーと身体の新しい関係を追求した動的な彫刻だ。