まさに今、ロックンロールの真最中 THE BAWDIESがみせつけた真骨頂
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THE BAWDIES
八王子天狗祭 【天狗ステージ】 THE BAWDIES
おなじみのSE「ダンス天国」のウィルソン・ピケットの声に合わせてROY(Vo,B)が「ワーッ!!」とシャウトを一発キメ、「IT'S TOO LATE」でライブがスタート。サビでオーディエンスの腕が波のように左右に振られ、続く「NO WAY」ではイントロが始まるやジャンプの嵐になり、「俺の合図で飛んでいただけますか? 俺の合図で心を裸にしてロックンロールという海へ飛び込んでいただけますか?」というROYの言葉で始まったメドレーでは、さらに大きなジャンプがフロアを埋める。
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2週間前にたなしんから「交流を深めよう」と電話があり、「家に遊びに行くね」と言われて「詰めてくるなあ」と思いつつ「予定を連絡するね」と電話を切り、たなしんのことをもっと知ろうとネットで調べたところ、出て来る写真がほとんど裸で、「裸で来るのかな」「家の前で『ファイヤー!』やられたらイヤだな」などと考えた末、今日まで連絡を断った──というROYのMCでみんな大笑い。そして、昨日MVが公開になったばかりの11/30リリースのニューシングル「THE EDGE」を披露。
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このシャープなロックンロール・チューン、そして同系統の鉄板ライブ・アンセム「ROCK ME BABY」でフロアの温度さらにアップ、と思ったら、「パパ? あの鼻が長い生き物はなんですか?」と小芝居を始めるROY。「天狗っていうんだよ、話しかけてごらん」などとメンバーとやり取りした末に、天狗が鼻を外して渡してきて、「何これ、ソーセージなの?」というフリからキラー・チューン「HOT DOG」へ突入する。「ありがとうございました。ラスト、一緒に歌いましょう」という言葉で始まった「SING YOUR SONG」では、後半、コール&レスポンスではなく「一回コール&何度もレスポンス」状態になり、フロアが歓喜で包まれた。
THE BAWDIES
ステージを去る前に、恒例、TAXMAN(G,Vo)による「ワッショイ!」コールでシメ……と思ったら、ROYが「天狗祭ときいておりますけど、ただのワッショイでよろしいんですか?」。というわけで、全員で「天狗ワッショイ!」(仁王立ちになってから鼻からワッショイするポーズ)をキメてにぎやかに終了。極限レベルにシンプル&ストレートなロックンロールで、ジャンルも世代もすべて超えていくTHE BAWDIESの真骨頂みたいなステージだった。
取材・文=兵庫慎司 撮影=白石達也
THE BAWDIES
1. IT’S TOO LATE
2. NO WAY
3. "Medley YOU GOTTA DANCE ~ YEAH ~ LEAVE YOUR TROUBLES ~ YOU GOTTA DANCE"
4. THE EDGE
5. ROCK ME BABY
6. HOT DOG
7. SING YOUR SONG