「日本におけるキュビスム」を探る展覧会に東郷青児、岡本太郎ら約90作家

2016.11.7
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アート

東郷青児『帽子をかむった男(歩く女)』1922年 名古屋市美術館

展覧会『日本におけるキュビスム―ピカソ・インパクト』が、11月23日から埼玉・埼玉県立近代美術館で開催される。

パブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックを先導者として20世紀初頭にヨーロッパで展開されたキュビスム。同展は日本におけるキュビスムの受容と展開を紹介する試みとなる。

展示は1910年代から1944年までの動向を紹介する第1部「日本におけるキュビスム」と、1945年から1960年代までに焦点を当てた第2部「ピカソ・インパクト」の2部構成。会場ではピカソ、ブラックに加え、日本で先駆けてキュビスム的な様式を取り入れた東郷青児、萬鉄五郎や、ピカソ『ゲルニカ』の発表以降に日本で活動した岡本太郎、山田正亮、池田龍雄をはじめとする約90人の作家による作品約160点を展示する。

なお会期中にはギャラリートークに加え、出品作家が登壇するディスカッションとレクチャーのイベントや、フリッツ・ラング監督によるサイレント映画『メトロポリス』の上映会も予定。詳細は埼玉県立近代美術館のウェブサイトをチェックしよう。