2016年秋オープン! 「名古屋四季劇場」続報
記者会見1
2016年秋オープン! 「名古屋四季劇場」続報
劇団四季が名古屋の新たな専用劇場として建設、来秋のオープンを明らかにした「名古屋四季劇場」。19日、名古屋マリオットアソシアホテルにて行われた会見で、吉田智誉樹代表取締役社長よりその詳細が発表された。
新劇場の立地は、名古屋駅から徒歩10分と程近い「名駅南エリア」。2027年のリニア中央新幹線開通に向けて大規模な再開発が進む名古屋駅中心部に隣接し、さらに利便性の高い劇場となる。
今や年間30万人を動員する現在の「新名古屋ミュージカル劇場」(中区・栄)は、1999年に開場。来月開幕の『オペラ座の怪人』まで計42作品、4900回を超える公演が行われてきたが、16年が経ち改修が必要な上、現状では『アラジン』など大掛かりな作品を上演するのは難しいため新劇場設立に至ったという。
「名古屋四季劇場」(名古屋市中村区名駅2-1103)の完成予想図
「名古屋四季劇場」は、地上3階、地下1階の鉄骨造で、2階層の客席は現在より200席多い1200席に。既存の専用劇場と同じく“舞台と客席に一体感がある、濃密な空間”をコンセプトに、2階席は1階席の中央近くまでせり出し、傾斜をつけることで観やすさを重視している。また、舞台設備は極めてシンプルで自由度が高く、制作規模が大型化している海外の新作ミュージカルにも柔軟に対応できる構造になるという。
名古屋四季劇場客席 客席正面パース
期待のこけら落とし公演については未定だが、「新しい劇場にふさわしい華やかな作品にしたい。開場まで時間があるのでじっくり吟味し、名古屋の熱いお客様のご支援にお応えできるよう、できるだけ新しい旬な作品を持ってきたい」と語った。
記者会見2 吉田智誉樹代表取締役社長
尚、「新名古屋ミュージカル劇場」での継続的な上演は、9月20日開幕の『オペラ座の怪人』ロングラン公演の千秋楽(時期未定)をもって一旦終了。長きに渡り多くの作品を届けてくれた劇場は、名古屋で最も愛された作品と共に有終の美を飾ることとなる。