「感謝しても尽くせない」涙と笑顔で送ったBOOM BOOM SATELLITES・川島道行のお別れ会

レポート
音楽
2016.11.16

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2016年11月15日(火)、ロックバンド・BOOM BOOM SATELLITESの川島道行(Vo,G)のお別れ会が新木場Studio Coastにて行なわれた。

BOOM BOOM SATELLITESは1990年にボーカル・ギターの川島道行と、ベース・プログラミングの中野雅之が結成。1997年にベルギーのレーベルからデビューした。エレクトロとロックの要素を織り交ぜた音楽性は国内外で高い評価を受け、アンダーワールドやモービーと欧米ツアーを周ったり、国内ロックフェスではヘッドライナーの常連となるなど活躍を続け、その間、川島は複数回にわたって脳腫瘍を発症しながらも音楽活動を継続。しかし、2016年6月にリリースしたBOOM BOOM SATELLITESにとって最後の作品となる作品『LAY YOUR HANDS ON ME』を作り上げ、音楽活動に終止符を打ち、家族と共に穏やかな日々を過ごしていた。そして、2016年10月9日AM5:12に脳腫瘍のため亡くなったことが発表されていた。

ファンへ向けたお別れ会の会場となった新木場Studio Coastにはの沢山のファンが参列。会場には献花台の他、巨大スクリーンへのMVやライブ映像の投影、デビュー当時からの巨大な写真パネルの数々、また、これまでの楽曲制作で残された川島直筆のメモやノートなど、貴重な資料などが展示された。メインステージには、川島が使用していた制作/ライブ用の機材などがセットされており、涙を浮かべながら別れを悼むファンが多数見受けられた。

出口ではパートナーである中野が参列者一人一人を見送りながらポストカードを手渡し、まっすぐな眼差しで感謝の気持ちを伝えながら姿があり、先程まで涙していたファンから最後にこぼれるあたたかい笑顔に、BOOM BOOM SATELLITSが築き上げた強い絆と、彼らの音楽がこの先の未来にも鳴り続けるであろうことを印象付けるお別れ会となった。

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