「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」受賞式で『君の名は。』スタッフ陣のチームワークとヒットの秘訣が語られる

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2016.11.17
『君の名は。』スタッフ陣のチームワークと制作裏が語られる

『君の名は。』スタッフ陣のチームワークと制作裏が語られる

 ビジネスやスポーツの分野でその年に功績を残したチームが表彰される「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」。2016年11月16日に表彰式が開催され、全世界で社会減少を起こした『ポケモンGO』のチームなどが選ばれる中、アニメ業界から映画『君の名は。』のスタッフが受賞しました。

 授賞式には新海誠監督のコメントや制作秘話なども語られ、その功績に大きな拍手が贈られていました。本稿では表彰式の模様をレポートしていきます。

「誰もズルしないこと」が作品の完成度に繋がった

 今回のノミネートには「体操男子団体チーム」「COGY開発チーム」「113番目の元素(ニホニウム)発見チーム」「Pokemon GOチーム」「君の名は。チーム」という5つのチームが選出されました。そんな中で、『君の名は。』チームは優秀賞を受賞。

 新海誠監督からのコメントも読み上げられ、「『君の名は。』は本当にチームプレイの賜物の作品です。脚本、開発、作画、音楽、声の芝居、プロモーションと、チームの中で試行錯誤を繰り返しながらずっと一緒にやってきました。この作品がここまで沢山の方々に届いたのはこのチームプレイの成果だと思います」とスタッフを労いました。

 映画を4回観たというプレゼンターのおちまさとさんは、作中のディティールの細かさを話題にあげます。作品の完成度に関わるスタッフ間の意思疎通に関して質問された、エグゼクティブプロデューサーの古澤さんは「一度完成した段階で動画で監督が声をあてて、RADWIMPSの制作途中の曲を貼り付けたりしてビデオコンテを作りました。作品のここが盛り上がる、ここが辻褄が合わないじゃないかなどを含めて繰り返しやっていった事が作品の完成度を上げていった」と、完成までに多くのディスカッションを繰り返した事を明かしました。

 続いて、本作がリピーターを生んでいることについて質問がされた古澤さん。「監督は“この作品を過剰なものにしたい”という言葉を使われていて、ターゲットである若者は何が好きかが分からない世代なので、過剰な物を詰め込んで、その中から好きなものを見つけて貰いたい」と、制作の裏話を語ります。その一度観ただけでは理解しきれないほどの情報量の多さから、リピーターを生んでいるのだそうです。

 最後に投げかけられた「皆さんにとってチームとは」という質問には、「誰もズルをしないこと」と回答。新海監督の言葉でもあるというこの言葉は「それぞれのパートで楽をしたり、誰も手を抜くことがなかった。これだけ多くの方に観て頂ける作品になったのは、こういった事のひとつひとつの積み重ねがあったからだと思います」と話し、壇上を後にしました。

 なお、他のノミネートチームの結果は以下の結果となりました。

【優秀賞】 
・体操男子団体チーム
・COGY
・113番目の元素(ニホニウム)発見チーム

【最優秀賞】
・Pokemon GOチーム

 日本だけでなく世界各国でも感動を届け続けている『君の名は。』。これからの動向も目が離せそうにありません。

アニメイトタイムズ
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