生田斗真が演じるトランスジェンダーの女性・リンコの姿も 映画『彼らが本気で編むときは、』予告編が公開
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(C)2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
2017年2月25日に公開される映画『彼らが本気で編むときは、』の予告編が映画公式サイトにて公開された。
映画『彼らが本気で編むときは、』は、『バーバー吉野』、『かもめ食堂』、『めがね』などで知られる荻上直子監督の最新作。生田斗真や桐谷健太、ミムラ、小池栄子、門脇麦、田中美佐子、そして、先日11月11日に亡くなったりりィさんら実力派キャストが競演を果たしている。同作では、生田演じるトランスジェンダーの女性リンコと、桐谷演じる恋人のマキオ、柿原りんか演じる孤独な少女トモの3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの60日が描かれる。
解禁された予告編ではトランスジェンダーの女性という難役に挑戦した生田の姿や、彼女を支える桐谷演じるマキオの姿が公開されている。母親に家出されひとりきりになった少女トモが、叔父であるマキオを頼って彼の家を訪れ、同棲している恋人・リンコと出会うところからスタート。手料理やキャラ弁に家庭のぬくもりを感じ、髪を結んでくれるリンコに戸惑いながらも徐々に心を開いていくトモのようすにも注目だ。
生田演じるリンコは、世間の無理解や偏見で悔しいことや悲しいことを経験しても、編み物でネガティブな感情をチャラにする人物だという。また、「私、マキオと結婚したら、トモのママになれるのかな」と本音を漏らすリンコや、「リンコさんのような心の人に惚れちゃったらね、あとのいろいろなことはどうでもいいんだよ」と、トモに話すマキオの関係が印象的だ。また、予告編ではイメージソングとして、ゴスペラーズがカバーする「True Colors」も解禁されている。同曲は1986年にシンディ・ローパーが発表し、ビルボード・ホット100で2週間1位を記録。ありのままであることを歌うその歌詞から、LGBT(エル・ジー・ビー・ティー、性的マイノリティ)の権利を守る運動や作品に幾度となく使用されてきた、象徴的な楽曲だ。
映画『彼らが本気で編むときは、』は2017年2月25日(土)、新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。
出演:生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりィ、田中美佐子 / 桐谷健太 ほか
脚本・監督:荻上直子
配給:スールキートス
【ストーリー】
優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコと、 彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ。 そんなカップルの前に現れた、愛を知らない孤独な少女トモ。 桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。 小学5年生のトモ(柿原りんか)は、母のヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、叔父であるマキオ(桐谷健太)の家に向かう。母の家出は初めてではない。ただ以前と違うのは、マキオはリンコ(生田斗真)という美しい恋人と一緒に暮らしていた。食卓を彩るリンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いながらも信頼を寄せていくトモ。本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は、人生のかけがえのないもの、本当の幸せとは何かを教えてくれる至福の時間になっていく。それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものとは。
公式サイト http://kareamu.com
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