sympathy「緊張」と「感無量」のメジャーデビュー後初ライブ
sympathy「トランス状態 ON THE STAGE ~フライデーナイトはどうなっちゃうのー?!~」の様子。
昨日8月21日にsympathyが大阪・BIGCATにてフリーライブ「トランス状態 ON THE STAGE ~フライデーナイトはどうなっちゃうのー?!~」を開催した。
7月にミニアルバム「トランス状態」をリリースしたsympathyにとって、この日はメジャーデビュー後初のライブ。さらに地元高知、東京、滋賀とそれぞれ離れて暮らしている彼女たちはライブする機会が少ないため2014年12月以来のライブでもあり、多くの観客にとって“生のsympathy”に初めて触れる場となった。
sympathyの柴田ゆう(Vo, G)、田口かやな(G)、今井なつき(B)、門舛ともか(Dr)は、「女子高生やめたい」からパフォーマンスを開始。いきなり出だしで演奏を失敗してしまう初々しい姿や、柴田の「今日はフライデーナイトということで私たちと最後まで楽しんで帰ってください。……よろしくお願いします」という控えめな挨拶から、メンバーたちの緊張がうかがえる。しかし「有楽町線」「ナイン・トゥ・ファイバー」「紅茶」と曲を重ねていくうちに堂々としたパフォーマンスに磨きがかかり、ステージ上は徐々に熱を帯びていった。
後半に差しかかると「なんと今日はスーパースペシャルウルトラストロングゲストが来ています」という柴田の紹介に導かれて、「あの娘のプラネタリウム」のアレンジとプロデュースを手がけた出羽良彰が登場。出羽はキーボードで同曲をサポートし、続く「少女とショットガン」にもギターで参加した。その後「トランス状態」のリード曲「さよなら王子様」でライブは終了。柴田のエモーショナルかつ巧みなボーカル、10代ならではのヒリヒリとした感情を体現したサウンドで集まった観客を魅了した。
次に、音楽ライター三宅正一氏とメンバー4人によるトークコーナーへ。先ほどのライブについて柴田は「めっちゃ緊張しました」、田口は「出羽さんが入ってくれたのが心強くて楽しかったですね」と感想を語り、4人は高校の軽音部でバンドを結成した経緯、「トランス状態」のレコーディングのエピソードなどを吐露。また、高校卒業時にライブハウスで披露したライブの映像が上映され、制服姿の自分たちを観ながら頬を赤らめていた。
最後にファンへの挨拶を求められ、門舛は「大阪以外の方もたくさん来ていただいたみたいで、本当にありがとうございました」、今井は「また会えるのを楽しみにしています」、田口は「またこういう機会があったらぜひ遊びに来てください」とコメント。フロントマンの柴田は「こんなにいろんな人が来てくださるとは思わず、感無量です。次にこういう場でやるときはもうちょっとマシになってると思うので、ぜひまた来て成長を目に焼き付けてください」と話して記念のライブを締めくくった。
sympathy「トランス状態 ON THE STAGE ~フライデーナイトはどうなっちゃうのー?!~」
2015年8月21日 BIGCAT セットリスト
01. 女子高生やめたい
02. 有楽町線
03. ナイン・トゥ・ファイバー
04. 紅茶
05. あの娘のプラネタリウム
06. 少女とショットガン
07. さよなら王子様